映画「種まく旅人~みのりの茶~」の完成披露試写会が29日、東京都内で行われ、出演者の陣内孝則、田中麗奈らが登場した。本作は大分県臼杵市を舞台に、お茶の有機栽培を営む人々の姿を爽やかに描いた作品。
陣内は「僕はトレンディー俳優。こんな泥くさい映画どうかなって感じだったけど、脱皮しようと思った」と笑わせた。田中は「農家の方々がどれだけ愛情を注いで試行錯誤しているかを知って、やっていくうちに自分も元気になった。ゆっくりじんわりと幸せを感じることができる映画」と作品を紹介した。
一方、本作が陣内にとって16年ぶりの主演映画となるが「この16年、本当につらかった。何度、芸能界を辞めようと思ったか。いつか“長かった栄光への道”というタイトルの本を出したい」と熱い胸の内を明かした。
映画は3月3日の大分・福岡先行上映に引き続き、3月17日から有楽町スバル座ほか全国ロードショー。