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NHK大河ドラマ・バトンタッチセレモニーが25日、都内の同局で行われ、来月に最終回を迎える第54作「花燃ゆ」で主演した井上真央、来年1月放送開始の第55作「真田丸」で主演する堺雅人が出席した。
10月に約1年2カ月におよぶ撮影を終えた井上は「これだけの歳月を掛けるドラマは大河以外にないと思う。その作品に主演させてもらったのは本当に光栄だったし、最後ゴールにたどり着いた時は、人生で一番でないかというぐらいの達成感を味わいました」としみじみとコメント。来年主演の堺が既に大河の経験があることに触れ、「きっとスタッフの皆さんも頼りになる座長がいて頼もしいと思う。私の周りの歴史好きの人をはじめ、私もいち視聴者としてとても楽しみにしているので、どうか体に気を付けて頑張ってください」とエールを送った。
これを受け堺は「大河の主役というのはまだどういうものか分かっていないのですが…」と前置きしたうえで「男が主演だったら“俺に付いて来い”といったストーリーもあるのでしょうが、女性が主演の『花燃ゆ』では遠くで見守ったり、全て受け止めたりと受けのお芝居も多く、リーダーシップを発揮するだけでない、また井上さんらしい素晴らしい座長ぶりだったと思う。本当にお疲れさまでした」とねぎらった。
恒例となったプレゼント交換では、井上が明治編の舞台となった群馬県にちなみ「シルクのストール」を、一方の堺はドラマの舞台となる信州特産のりんごを手渡した。堺は「これは随分と暖かそう。年末もロケがあるので、みんなで首に巻いて結束を高めたいと思います」と感謝。井上も「本当に光り輝いてますね。撮影が終わってから気も体も緩んでいるかもしれないので、これで“りんごダイエット”でもして、おいしくいただきます」とちゃめっ気たっぷりに語った。
また、長丁場の体調管理法を問われた井上は「NHKの食堂は栄養バランスが考えられているので助けられた。また、本当においしい消え物(劇中で登場する食事)を作ってくださる、みんなのお母さんのような方がいるので、その方に任せていれば大丈夫です」と笑顔で回答。堺は、井上が現場に差し入れていた“お菓子ボックス”の話題が出ると「僕もやっているのですが、僕の場合は安いものをチマチマと差し入れている。井上さんが、どういう銘柄の物を差し入れていたのか、後で個人的に教えて下さい」と語り、笑いを誘った。
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