ブラック・サバス初の全米1位に王手！　TOP10予想は？

　ビッグ・タイム・ラッシュと映画『マン・オブ・スティール』サウンドトラックが、次回の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”にトップ10入りすることが濃厚になった。また、先日伝えたブラック・サバスも初の1位獲得に向け王手をかけている。次回最新チャートは米時間6月19日の朝に明らかになる。

　ビッグ・タイム・ラッシュにとって予想値4万5000枚は、これまでに最も少ない初週セールスとなるだろう。前作2011年の『エレベイト』は、初週7万枚（ニールセン・サウンドスキャン調べ）に達し12位にチャートイン。その前の作品である2010年の『BTR』は、6万7000枚で初登場3位だった。ビッグ・タイム・ラッシュの『24/Seven』は初登場3位の予測だ。

　一方、ブラック・サバスの『13』は12万枚前後の売り上げが予想され、ニールセン・サウンドスキャンの調査が始まって以来（1991年～）、バンド初の全米No.1および週間ベストセールスとなるのが確実視されている。

　また、ハンス・ジマーの『マン・オブ・スティール』サウンドトラックは、トップ5圏内で登場する可能性も皆無ではなく、もし実現すればインストとしてはダフト・パンクの『トロン：レガシー』が2011年1月に4位をマークして以来の上位チャートインとなる。前回、インスト作品がトップ10入りを果たしたのはちょうど1年前で、同じくジマーの『ダークナイト ライジング』のサウンドトラックだった。2012年の8月4日付チャートで最高位8位に初登場している。

　なお、主要6社のiTunes、Trans World Entertainment、Best Buy、Starbucks、Target、Anderson Merchandisersからの報告によるサウンドスキャンの週間調査のうち、最初の4日間（月曜から木曜）の結果を反映したビルディング・チャートは下記のとおりだ。（米ビルボードではこの数字が全米アルバム・セールスの85％を構成するものと見積もっている）

◎ニールセン・サウンドスキャン・ビルディング・チャート
※順位（前回順位）アーティスト名/作品名
01（-）ブラック・サバス/『13』
02（-）ビッグ・タイム・ラッシュ/『24/Seven』
03（2）ダフト・パンク/『ランダム・アクセス・メモリーズ』
04（-）ザ・ロンリー・アイランド/『ザ・ワック・アルバム』
05（-）グー・グー・ドールズ/『マグネティック』
06（-）クリセット・ミッシェル/『ベター』
07（5）ダリアス・ラッカー/『トゥルー・ビリーヴァーズ』
08（8）フロリダ・ジョージア・ライン/『ヒアズ・トゥ・ザ・グッド・タイムス』
09（-）サウンドトラック/『マン・オブ・スティール』
10（7）イマジン・ドラゴンズ/『ナイト・ヴィジョンズ』