Ne-Yo、新作から“娘に捧げた曲”のエピソードを明かす

　シンガーであり今やモータウンA＆R部の副社長であるNe-Yoが、ニューアルバム『R.E.D』で11月24日付の米ビルボード・チャートに戻ってきた。彼の4枚目のスタジオアルバムとなる同作は、初週6万6000枚を売上げ（ニールセン・サウンドスキャン調べ）、R＆B／ヒップホップ・アルバム・チャートで初登場1位を獲得した。

　「このアルバムは、俺には2つのタイプのファンがいるという事を踏まえて作った最初のアルバムなんだ」とビルボードに話したNe-Yo。「俺のファンにはR＆Bを死ぬほど好むファンと、ダンスやもっとポップなものを好むファンが居るんだ。それに、その2つの間に位置するファンも居る。このアルバムで俺は、Ne-Yoファンを自称する全ての人を満足させたかったんだ」としている。

　また、『R.E.D』から“お気に入りの1曲”を選ぶのはNe-Yoにとって簡単なことではないようだが、あえて選ぶならば彼の愛娘マディに捧げたボーナストラック「アローン・ウィズ・ユー」だという。
　「その曲は俺が娘に捧げた曲なんだ。なぜかというと、俺たちが彼女を家に連れ帰った最初の夜、この曲だけが彼女を静かにさせる唯一の手段だったからだ」とNe-Yo。「彼女はものすごく泣き叫んでいて、ミルクをやっても、おむつを替えても、オモチャでも泣きやまなかったんだけど、この曲をかけたらどういうワケか水を打ったように静かになったんだ」と、ビートルズの影響を受けているという同曲のエピソードを話してくれた。