グレイシー・エイブラムス、オリヴィア・ロドリゴとの対談で過去の楽曲について“不注意”だったと語る「できることなら戻って直したい」

2026年7月8日 / 16:00

 共にポップ・ミュージック界のスターとなったグレイシー・エイブラムスとオリヴィア・ロドリゴが、現地時間2026年7月7日に公開されたSpotifyの対談で友情・日常・キャリアなどについて語り合った。

 かつてツアーを共にし、5年以上前にインスタグラムで初めて繋がったこの友人同士には話題が尽きなかったが、やはり多くの時間を費やしたのは二人が最も愛するテーマ、ソングライティングだった。特定の題材の扱い方に“不注意”だったと感じた経験や、過去に愛を歌詞で表現することに苦労した話で盛り上がった。グレイシーのニュー・アルバム『ドーター・フロム・ヘル』のリリースが数日後に迫る中、オリヴィアは称賛を惜しまず、収録曲の中で特に気に入っているのは「Afflictions」だと明かした。

 「純粋さと成熟さが共存している感じ」と【グラミー賞】二冠受賞者のオリヴィアは評した。グレイシーはこの楽曲が『ドーター・フロム・ヘル』唯一の純粋なラブソングだと補足した。オリヴィアが、「愛がとても深くて、表面的じゃないと感じる」と分析すると、グレイシーは、「そう」と同意し、愛について書くことが難しいと感じていることを明かした。「あまり書けなくて。以前に書こうとしたとき、実際の感覚を損なわせてしまう気がしてさ。でもあの曲は、自分にとってすごくリアルなんだ」と彼女は述べた。

 「Afflictions」は、グレイシーが約2年間交際しているポール・メスカルについて書いた楽曲である可能性が高い。最近のヴォーグの表紙特集では、過去の交際では感じたことのない”安心感と安定感”を彼との関係で得ていると明かしていた。

 一方、<ハル・デイヴィッド・スターライト賞>受賞者でもあるグレイシーは、『ドーター・フロム・ヘル』で取り上げたネガティブな関係性について、過去とは異なるアプローチで向き合ったとオリヴィアに語った。「葛藤や痛みを書くとき、誰かを責める立場からではなく、自分が各曲の主人公にも敵役にもなってきたという両面を意識した」と彼女は説明した。

 「つらい友情や別れのような曲もある。[中略] 過去には、歌の対象となる人への影響を考えずに不注意に書いていたことがあって、それが嫌なのね。できることなら戻って直したい。このアルバムでは、人について書きながらも、書きたいこと・書かなければならないことに誠実でいながら、残酷さを排して届ける方法があると思っているんだ」と彼女は述べた。

 オリヴィアは、「すごく抑制が効いていて、それがとても美しいと思う」と同意し、「あれを成立させるのは本当に難しい。私も曲を書くとき、本能的に“全部ぶちまけてしまえ”ってなるから。あなたの表現はとても美しくて、思慮深い」と称賛した。

 この動画が公開されたのは、『ドーター・フロム・ヘル』リリースのわずか9日前のことだ。同作はグレイシーにとって、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で2位を記録しブレイク作となった2ndアルバム『ザ・シークレット・オブ・アス』以来の新作となる。先行公開済みのトラックは2曲で、リード・シングル「Hit the Wall」が同ソング・チャート“Hot 100”で最高34位を記録し、6月25日に「Look at My Life」がリリースされている。

 対談の冒頭、二人は出会いを振り返った。最新アルバム『恋に落ちた女の子にしては、なんだかずいぶん悲しそうだね』がBillboard 200で初登場から2週連続1位を獲得したオリヴィアとグレイシーの付き合いは長い。元ディズニー・チャンネル・スターのオリヴィアは、グレイシーに触発され自身も曲を書き始めてインスタに投稿し、後にHot 100ヒットを生むことになったと公言してきた。そして「That’s So True」のシンガーであるグレイシーは、2022年の【サワー・ツアー】でオリヴィアの前座を務めた。

 「彼女は私にすごいチャンスを与えてくれました。永遠に、心の底から大好きです」と、グレイシーは2025年の米ビルボード表紙特集でオリヴィアについて語っている。

 オリヴィアも当時、「グレイシーのソングライティングには唯一無二の個性があります。あれほど若くして、すでに自分だけの道を確立しているのは稀なことだと思います。彼女が歌っていなくても、聴いた瞬間にグレイシー・エイブラムスの曲だとわかります」と話した。


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