【米ビルボード・アルバム・チャート】ハリー・スタイルズ首位キープ、スタージル・シンプソン新バンド/P1HarmonyがTOP10デビュー

2026年3月23日 / 11:00

 今週(2026年3月28日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Billboard 200”は、ハリー・スタイルズの『キス・オール・ザ・タイム. ディスコ、オケージョナリー.』が初登場から2週連続で首位を獲得。TOP10には、3位にジョニー・ブルー・スカイズ&ザ・ダーク・クラウズの『ミューティニー・アフター・ミッドナイト』、4位にはP1Harmonyの『UNIQUE』がそれぞれ初登場した。

 先週のチャート(3月21日付)で、今年最大の週間ユニット430,000を記録してNo.1デビューを飾ったハリー・スタイルズの最新作『キス・オール・ザ・タイム. ディスコ、オケージョナリー.』は、前週から77%減少の99,000にユニット数を落としたが、初登場から2週連続で首位を獲得した。デビュー週から2週連続で首位を獲得するのは、テイラー・スウィフトの『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』(2025年10月18~25日付)以来で、2026年のチャートでは本作が初のタイトルとなる。

・1月3日付:テイラー・スウィフト『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』
・1月10日付:テイラー・スウィフト『ザ・ライフ・オブ・ア・ショーガール』
・1月17日付:モーガン・ウォーレン『アイム・ザ・プロブレム』
・1月24日付:ザック・ブライアン『ウィズ・ヘヴン・オン・トップ』
・1月31日付:エイサップ・ロッキー『ドント・ビー・ダム』
・2月7日付:メガデス『メガデス』
・2月14日付:ドン・トリヴァー『オクタン』
・2月21日付:J.コール『ザ・フォール・オフ』
・2月28日付:バッド・バニー『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』
・3月7日付:ミーガン・モロニー『クラウド9』
・3月14日付:ブルーノ・マーズ『ザ・ロマンティック』
・3月21日付:ハリー・スタイルズ『キス・オール・ザ・タイム.ディスコ、オケージョナリー.』
・3月28日付:ハリー・スタイルズ『キス・オール・ザ・タイム.ディスコ、オケージョナリー.』

 それ以降、1位の座は1週間ごとに目まぐるしく入れ替わっていて、本作を含めた上記8作が初登場のほか、2025年に首位を獲得したアルバムが1週間ずつトップに返り咲いたケースが2度(1月17日付のモーガン・ウォーレン『アイム・ザ・プロブレム』と、2月28日付のバッド・バニー『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』)続いた。

 2週目の首位を獲得した『キス・オール・ザ・タイム. ディスコ、オケージョナリー.』は、今週の集計期間(2026年3月13日~19日)にストリーミングによるアルバム換算ユニット(SEA)が74,000(前週比47%減少)、アルバム・セールスが24,500(前週比92%減少)、トラックによる換算ユニット(TEA)は500(前週比33%減少)を記録。オンデマンド公式ストリーミング再生数は7,510万回を記録して、ストリーミング・ソング・チャートでも2週目の首位を獲得し、アルバム・セールス・チャートでは1位から3位にランクダウンした。

 先週3位にランクインしていたモーガン・ウォーレンの『アイム・ザ・プロブレム』(74,000ユニット/前週比3%減少)は今週2位に再浮上して、3位にはスタージル・シンプソン改め、ジョニー・ブルー・スカイズが自らのバンド、ザ・ダーク・クラウズと発表した『ミューティニー・アフター・ミッドナイト』がデビューした。TOP10入りは、スタージル・シンプソン名義のアルバム『セイラーズ・ガイド・トゥ・アース』(2016年/最高3位)以来約10年ぶり、2作目のタイトルとなる。

 『ミューティニー・アフター・ミッドナイト』が初週で記録したアルバム・ユニット59,000の内訳は、全てフィジカル・アルバムの売上によるもので、週間ユニット数、週間アルバム・セールスともに自身過去最高値を更新した。本作は、CD、アナログ盤、カセットテープのみでリリースされていて、ストリーミング配信やデジタル・ダウンロード・アルバムのリリース日は発表されていない。

 フィジカル・フォーマットのみで販売されているアルバムとしてTOP10入りしたのは、2023年5月6日付のチャートでテイラー・スウィフトの【レコード・ストア・デイ】限定でリリースされたアナログ盤『folklore:ロングポンド・スタジオ・セッション』以来で、本作は初週に生産枚数の全てにあたる75,000枚を売り上げて3位にデビューした。

 『ミューティニー・アフター・ミッドナイト』の初週の売上は、6種類のアナログ盤(通常版のブラック、インディー・ストア限定のレッド、公式ウェブサイト限定の4形態)によって後押しされた。カセットテープも公式サイト限定で販売されたが、CDは一般流通している。

 アルバム・チャート“Billboard 200”でTOP10入りした「一般流通しているフィジカルのみのアルバム」としては、ガース・ブルックスの5枚組CDボックス・セット『The Anthology: Part I, The First Five Years』が2017年12月9日付のチャート(通算3週TOP10入り)で4位に初登場して以来となる。

 続いて今週4位には、韓国のボーイズ・グループ=P1Harmonyの『UNIQUE』がデビューして、前作『EX』(2025年/最高9位)に続く2作目のTOP10入りと、自己最高位を更新した。また、初週で記録したアルバム・ユニット数も、グループとしての週間最高記録となる58,000を獲得。その内訳は、アルバム・セールスが56,000(過去最高の週間セールス、アルバム・セールス・チャートでは2位に初登場)、ストリーミングによるアルバム換算ユニットは2,000(収録曲のオンデマンド公式ストリーミング再生数は222万回)となっている。

 『UNIQUE』の初週の売上は、24種類のCDと5種類のアナログ盤(すべてにフォトカード、ステッカー、ポスターなどのコレクターズアイテムが封入されていて、一部はランダム封入仕様となっている)によって後押しされた。

 先週4位にランクインしていたバッド・バニーの『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』(57,000ユニット/前週比14%減少)は今週5位に、ドン・トリヴァーの『オクタン』(56,000ユニット/前週比7%減少)は5位から6位、オリヴィア・ディーンの『ジ・アート・オブ・ラヴィング』(55,000ユニット/前週比6%減少)も6位から7位にそれぞれワンランクダウンして、先週2位にランクインしていたブルーノ・マーズの『ザ・ロマンティック』(54,000ユニット/前週比32%減少)は今週8位に順位を下げた。

 先週20位にランクインしていたテイト・マクレーの『ソー・クロース・トゥー・ワット』は、アナログ盤とCDのデラックス・エディションがリリースされたことで売上が上昇し、今週9位に再TOP10入りを果たした(最高位は1位)。アルバム・ユニットは、前週から61%増加の43,000に急上昇している。

 TOP10を締めくくるのは、昨年のチャートで首位を獲得した『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』(38,000ユニット/前週比9%増加)のサウンドトラックで、前週の11位からワンランクアップして10位に、再びTOP10入りした。本作は、現地時間2026年3月15日に開催された【第98回アカデミー賞】で<長編アニメーション賞>と<歌曲賞(主題歌賞)>の2部門を受賞したことを受けて、6週間ぶりにユニット数が増加した。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは3月26日以降掲載予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『キス・オール・ザ・タイム. ディスコ、オケージョナリー.』ハリー・スタイルズ
2位『アイム・ザ・プロブレム』モーガン・ウォーレン
3位『ミューティニー・アフター・ミッドナイト』ジョニー・ブルー・スカイズ&ザ・ダーク・クラウズ
4位『UNIQUE』P1Harmony
5位『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』バッド・バニー
6位『オクタン』ドン・トリヴァー
7位『ジ・アート・オブ・ラヴィング』オリヴィア・ディーン
8位『ザ・ロマンティック』ブルーノ・マーズ
9位『ソー・クロース・トゥー・ワット』テイト・マクレー
10位『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』サウンドトラック


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