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H ZETTRIOが12月19日、【H ZETTRIO LIVE 2025 – 年末一本締めクリスマスSP -】を東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて開催した。
開演と同時に会場を包んだのは、年末ならではの高揚感とあたたかな空気。H ZETT NIRE(Ba.)の「ようやく冬らしくなってきましたね」という挨拶に続き、「今日は少しあたたかい気持ちになってもらえるようなライブにしたいと思っています」という言葉が添えられると、客席には優しい期待感が広がっていった。
ライブは「サンタが街にやってくる」からスタート。軽快でスウィング感あふれるアレンジに、客席から自然と笑顔がこぼれる。
続く「Keep on Going」「Questune」では、H ZETTRIOならではのスピード感と一体感のあるアンサンブルが炸裂し、ホールは一気に“祝祭空間”へと塗り替えられていった。
H ZETT M(Pf.)の自在で遊び心溢れるフレーズ、H ZETT NIREの身体ごとスウィングするグルーヴ、H ZETT KOU(Dr.)の一打一打が空気を震わせるような存在感。3人が心から音楽を楽しんでいることが、ステージ上から客席へと真っ直ぐに伝わってくる。
MCでは、「今日、H ZETTRIOのライブが初めてという方?」と客席に問いかけ、初参加の観客に向けて、H ZETTRIOのスタンスを紹介し、「気軽に楽しんでもらえたら嬉しいです」という言葉に、会場からは温かな拍手が送られた。
H ZETT Mによるメンバー紹介はユーモアを交えたやりとりでホール全体が和やかな空気に包まれ、H ZETT KOUは「久しぶりのホール公演を楽しみにしていました」と語り、「一足早いクリスマス気分で、全力で楽しんでもらえるよう頑張ります」と意気込みを見せた。
そして、中盤から後半にかけては、初披露の新曲「Nite Phase」や「Mangalitza」「Growin’」「All Will Be Fine」などをノンストップで披露。演奏に集中した濃密な時間が続いていく。
さらに「月刊配信野郎」「軌跡」「We Will Rock You」、「OTODOKENIAGARIMASHITA」「Mysterious Superheroes」と、H ZETTRIOらしい遊び心と熱量に満ちた楽曲が畳みかけられ、会場の熱気は最高潮に達した。
終盤には、「光のヒンメリ、輝く街」「Winter Wonderland」といったクリスマスナンバーを披露。年末公演ならではのきらめきと、どこかほっとする余韻がホールを包み込んだ。
アンコールではH ZETT NIREが来年の活動について告知。1月5日および6日の東京・BLUE NOTE TOKYO公演、tvk『SPEED MUSIC ソクドノオンガク』の年末年始特番、そして、この熱気冷めやらぬ中、サプライズ発表されたのが、H ZETTRIO恒例【こどもの日スペシャル公演】の開催決定だ。
H ZETTRIOが長年大切に育ててきた【こどもの日スペシャル公演】は、2026年で記念すべき10周年を迎える。年齢制限なし、大人1名につき3歳以下は膝上鑑賞可というスタイルで、小さな子どもから大人まで、世代を越えて音楽を共有できる祝祭ライブとなっている。
そして、アンコールのラストは、今年発表されたアルバムのリード曲「Dosukoi Sunshine」。楽曲の高揚感に乗せて、観客と一緒にタイトル通りの「一本締め」が行われ、ステージと客席が一体となって手を打ち鳴らした。笑顔と拍手に包まれながら、年末ライブはあたたかく、そして晴れやかに幕を閉じた。
Photo by SHUN ITABA
◎公演情報
【H ZETTRIO LIVE – Bring On 2026 -】
Day1<Back in Time>
2026年1月5日(月)東京・BLUE NOTE TOKYO
Day2<Original Works>
2026年1月6日(火)東京・BLUE NOTE TOKYO
【H ZETTRIO LIVE 2026 こどもの日SP ~10th Anniversary~ ~Playin’ Swingin’ !!! Everybody !!!~】
2026年5月5日(火・祝)東京・LINE CUBE SHIBUYA
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