ジャパニーズ・ブレックファスト、ブレイク・ミルズをプロデューサーに迎えた新作から「Orlando in Love」公開

2025年1月8日 / 09:00

 ジャパニーズ・ブレックファストの最新アルバム『フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』から1stシングル「Orlando in Love」が公開された。

 ブレイク・ミルズのプロデュースによる4枚目のアルバム『フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』は、トレーラーやロフトなど、即興のレコーディング・スペースを最大限に活用してきた10年間を経て、ジャパニーズ・ブレックファストが初めて正規のスタジオで制作した作品となる。レコーディングは、伝説的な米ロサンゼルスのSound Cityスタジオで行われた。

 フロントウーマンでソングライターのミシェル・ザウナーは、前作『ジュビリー』の明るく外向的なトーンから一転して、今作で内なる暗い感情の波――長年詩人たちのインスピレーション源とされてきた“不機嫌で豊かなメランコリー”に焦点を当てている。その結果生まれたのは、ゴシック小説を思わせるロマンチックなスリルを呼び起こす、成熟した複雑で瞑想的な作品だ。

 【グラミー賞】にノミネートされたアルバム『ジュビリー』や、ベストセラーとなった回顧録『Crying In H Mart』によって、ザウナーは文化的なメインストリームに躍り出るとともに、芸術家としての深い野心を実現した。しかし『フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』は、彼女がこれまで経験した変革期を描いている。この成功を振り返り、ザウナーは「欲望には至福と破滅を結びつける皮肉がある」と語り、「欲しいものを手に入れたとき、私はいつも誘惑される気がしていた。太陽に近づきすぎて、このままでは死んでしまうと思った」と述べている。

 今回のアルバムは、ヨーロッパ・ロマン主義の風景や古典へのさりげない言及を取り入れた、芸術的成熟を象徴する新たな領域を切り開いている。彼女は創作のインスピレーションとして、ドガの『L’absinthe』に描かれる孤独なカフェの少女や、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの海景画、『嵐が丘』の情熱的な憧れと荒々しい荒野、そしてトーマス・マンの『魔の山』に登場するハンス・カストルプがベルクホーフのバルコニーで夢想する姿などを挙げている。

◎リリース情報
アルバム『フォー・メランコリー・ブルネッツ(&サッド・ウィメン)』
2025/3/21 RELEASE
DOC425JCD


音楽ニュースMUSIC NEWS

原因は自分にある。、『チャギントン』15周年の公開収録イベント出演&コラボ新商品も販売

J-POP2025年11月14日

 原因は自分にある。が出演する、『チャギントン』アニメ放送15周年を記念した公開収録イベント【GO!GO!ゲンジブチャギントン】が、12月14日に東京・お台場特設会場(フジテレビ本社屋)にて開催される。  15周年アンバサダーの原因は自分に … 続きを読む

レディー・ガガ、『アートポップ』への批判がなければ『メイヘム』は“絶対に”生まれなかったと語る

洋楽2025年11月14日

 【グラミー賞】にノミネートされたレディー・ガガの最新アルバム『メイヘム』は、ポップ・スーパースターの原点回帰として批評家から高く評価されている。しかし本人によれば、このアルバムは、彼女の3作目のスタジオ・アルバムが受けたまったく異なる批評 … 続きを読む

エミネム、デトロイト・ライオンズの【サンクスギビング・ゲーム・ハーフタイム・ショー】をエグゼクティブ・プロデュース

洋楽2025年11月14日

 エミネムと長年のマネージャーであるポール・ローゼンバーグが、デトロイト・ライオンズと複数年にわたるパートナーシップ契約を締結し、【サンクスギビング・ゲーム・ハーフタイム・ショー】のエグゼクティブ・プロデュースを行うことになった。  ライオ … 続きを読む

緑黄色社会、ライブ映像作品『Channel Us 2025 at 東京体育館』リリース&プレミアム上映会開催決定

J-POP2025年11月14日

 緑黄色社会が、2026年1月14日にBlu-ray&DVD『Channel Us 2025 at 東京体育館』をリリースすることを発表した。  『Channel Us 2025 at 東京体育館』は、今年2月にリリースした最新アルバム『C … 続きを読む

『第76回NHK紅白歌合戦』初出場アーティストをチャート記録とともに紹介

J-POP2025年11月14日

 2025年12月31日に放送される『第76回NHK紅白歌合戦』の出演アーティストが発表された。今回、初出場となるアーティストは全10組。ビルボードジャパンチャートの記録とともに紹介する。併せてインタビューやコラムなど過去記事のリンクも掲載 … 続きを読む

Willfriends

page top