エンターテインメント・ウェブマガジン
テロ計画が発覚したため、テイラー・スウィフトがオーストリア・ウィーンのエルンスト・ハッペル・シュターディオンでの公演を中止せざるを得なくなった2週間後の現地時間2024年8月21日、同会場で行われたコールドプレイのコンサートでクリス・マーティンがテイラーの人気曲をカバーし、彼女に敬意を表した。
オープニング・アクトを務めたマギー・ロジャースと、65,000人収容のスタジアムのフロアに設置されたサテライト・ステージに移動した彼は、「これが良くなかったら、どうかどうかYouTubeにアップしないでね。テイラーとトラブルになりたくないので」と述べ、テイラー・スウィフトの“ワンダフルな”名曲、2008年の『フィアレス』に収録されている「Love Story」のアコースティック・バージョンを一緒に歌ってほしいと観客に頼んだ。
観客の中から二人の“本物のスウィフティーズ”を探し出し、トリビュートに参加してもらうためにステージに上げた後、クリスは、「僕たちはテイラーへの愛を込めて、スウィフティーズへの愛を込めてこの歌を歌うよ。そして、くだらないことをするよう洗脳されている若者たちへの愛を込めてこの歌を歌う。彼らにも愛を送る」と述べた。
アコースティック・ギターをかき鳴らしながらクリスが、『ロミオとジュリエット』の物語にインスパイアされたこの楽曲の歌詞を歌うと、スタジアムの観客が大合唱でサポートした。2番の歌詞からマギーも参加し、そのままうっとりするようなコーラスを引き継いだ。 また、ステージで参加していた二人のファンにマイクを渡して歌ってもらう場面もあった。
観客が撮影した動画では、クリスがカバーを披露すること決断した理由について、「悪い理由でウィーンが世界中でニュースになっていたことには言及していなかったね。でも僕たちに届いたのは、テイラー・スウィフトのファンの皆さんの美しさ、団結力、そして優しさだった。だから思ったんだ……もちろんテイラーはアメリカにいて、ここにはいないよ……でも僕たちはここにいるから、できる限りのことをしなければならない。だから、バンドの僕たちがスウィフティーズのことを気にかけていないなんて思われたくないんだ」と述べている。
コールドプレイのコンサートでこのカバーが披露された同じ日に、テイラー・スウィフトは“衝撃的な”テロの脅威について初めて声明を発表していた。この声明で彼女は、「公演中止の理由は、私を新たな恐怖感でいっぱいにし、多くの人々が来場する予定だったので、とてつもない罪悪感にさいなまれました。同時に当局に心から感謝しました。彼らのおかげで、私たちは失われた命ではなく、コンサート中止を悲しむことになったからです。一丸となったファンの愛と団結力には心を打たれました。私は、ロンドン公演を見に来る50万人近い観客を守ることに全エネルギーを注ぐべきだと決心しました。そしてチームとともに、スタジアムのスタッフや英国当局と、その目標を達成するために毎日協力しました。彼らが私たちのためにしてくれたことすべてに感謝したいです」と綴っていた。
J-POP2025年8月19日
全国ツアーの打ち上げは、楽器がある店で行うことが多く、ときにはバンドのメンバーたちと気軽にセッションを楽しむこともある。そのリラックスした雰囲気をファンの皆さんにも体験してほしいーー8月10日のビルボードライブ東京での公演【one mor … 続きを読む
J-POP2025年8月19日
玉井詩織(ももいろクローバーZ)が、『―30th Anniversary―SHIORI TAMAI SOLO CONCERT「Maison de Poupée」』LIVE Blu-rayより、映像特典『Maison de Poupée』M … 続きを読む
洋楽2025年8月19日
ザ・クリブスが、真実の関係性への回帰がテーマとなった9枚目のアルバム『セリング・ア・ヴァイブ』を2026年1月9日にリリースすることを発表し、新曲「Summer Seizures」を公開した。 アルバム『セリング・ア・ヴァイブ』が特定の … 続きを読む
J-POP2025年8月19日
ゆずが、2025年12月13日および14日の2日間、長崎・長崎スタジアムシティ HAPPINESS ARENAにて、スペシャルライブ【YUZU JAPAN LIVE 2025 GET BACK Supported by Japanet】を … 続きを読む
洋楽2025年8月19日
マライア・キャリーが、16枚目のスタジオ・アルバム『ヒア・フォー・イット・オール』を2025年9月26日に発売する。 2018年の『コーション』以来となるフル・アルバムは、ジャンルを大胆に融合させた作品で、マライアのあらゆる時代を現代に … 続きを読む