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国内最大級の野外音楽フェスティバル【FUJI ROCK FESTIVAL ’24】が、7月26日~28日にかけて新潟県・苗場スキー場で行われる。Billboard JAPANでは、5回にわたって出演予定の女性アクトに焦点を当て、米ビルボードの和訳記事を掲載してきたが、ここでは今年見るべき国内外の才能溢れる15組の女性アクトを出演日別に紹介する。さらには、ピックアップした出演アーティストたちの楽曲が一気に聴ける45曲入りのプレイリストをApple MusicとSpotifyで同時公開。開催まで約1か月、気になった出演者はぜひ生でライブを堪能してほしい。
<DAY1 / 7月26日(金)>
ヘッドライナーとして発表されていたシザの出演キャンセルという残念なニュースも飛び込んできた初日(代わりにザ・キラーズの出演が急遽決定)の<GREEN STAGE>トリ前を彩るのは、日本のヒップホップ界を牽引するAwich。今年4月に堂々としたパフォーマンスで【コーチェラ・フェスティバル】の観客を魅了し、自身最大規模のツアーを終えたばかりの脂の乗りきった状態の彼女。豪華ゲストの客演にも期待したい。<WHITE STAGE>のトリを飾るのは、最新アルバム『アイ・シー・ユー』をリリースしたばかりのペギー・グー。4月27日発行の米ビルボード誌のカバー・ストーリーでは、幅広いビジネスを展開している彼女のクリエイティブや仕事面におけるエトスを知ることができる。
<フジロック’24出演>ペギー・グー、画期的なDJ/プロデューサーへの世界的需要が急増している理由とは https://t.co/DT284hPWwJ @fujirock_jp
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) June 5, 2024
ペギー・グーの直前には、オリヴィア・ロドリゴの欧州ツアーのサポートを務めたばかりの才媛レミ・ウルフがオン・ステージ。7月12日には、マック・デマルコがMVにカメオ出演したことでも話題の「Cinderella」を収めた2ndスタジオ・アルバム『ビッグ・アイディアズ』のリリースも控えている。<RED MARQUEE>には、NewJeansへの楽曲提供などで知られ、最新作『スティル』にはシャイガールやムラ・マサも参加しているエリカ・デ・カシエール、70年代から第一線で活動し、日本のポップス・シンガーソングライターの代表格である大貫妙子が降臨。近年のシティポップ・ブームの影響で、若い世代や海外の音楽ファンからも熱い視線を受ける大貫の色褪せない魅力を今一度確認したい。さらには、世界をまたぎ活躍を続ける上原ひろみが、気鋭ミュージシャンたちとのカルテット編成Hiromi’s Sonicwonderで、初日の<FIELD OF HEAVEN>をパワフルな演奏とともに締めくくる。
<DAY2 / 7月27日(土)>
注目の女性アクトが目白押しの2日目。<GREEN STAGE>には、全英1位に輝いたデビュー作『プレリュード・トゥ・エクスタシー』を携えて初来日するザ・ラスト・ディナー・パーティーが登場(直前には東京での単独公演も決定)。各国で称賛を浴びてきたシアトリカルで小粋なステージをしっかりと目に焼き付けたい。同ステージのトリ前は、初のソロ・アルバム『ライヴス・アウトグロウン』を発表したばかりのベス・ギボンズ。ポーティスヘッドとしての来日はいまだに叶っていないものの、苗場の山々をバックに彼女の神秘的な生歌が聴けるまたとないチャンスとなる。
<フジロック’24出演>ガール・イン・レッドが語る、最新ALをインスパイアした1960年代NYやテイラー・スウィフト https://t.co/bEpNAmd44o
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) May 29, 2024
最新アルバム『アイム・ドゥーイング・イット・アゲイン・ベイビー!』とともに苗場に初登場するのは、クィア・アイコン=ガール・イン・レッド。即完となった2023年の初来日公演後、テイラー・スウィフトの【The Eras Tour】のオープニングを務めるなど大舞台を踏んできた彼女には、<WHITE STAGE>のトリとして、固定概念にとらわれない等身大な姿で多くのファンをエンパワーメントしてほしい。一方、観客との距離が近い<RED MARQUEE>では、ボン・ジョヴィのオープニングを務めた経験を持つアンジー・マクマホンが紡ぐ、パーソナルな2ndアルバム『ライト、ダーク、ライト・アゲイン』の深遠な世界に浸ることもできる。ヒップホップ、ソウル、ジャズをシームレスに融合するノーネームは、秀逸なリリシズムとともに自身が感じている”今”を<RED MARQUEE>のステージからストレートに届けてくれることだろう。ソロ・デビュー後初のフジロック出演となるキティ・デイジー&ルイスのキティ・リヴは、確かな演奏力と抜群のサウンドセンスで<FIELD OF HEAVEN>を沸かしてくれる。
<フジロック’24出演>アンジー・マクマホン、ボン・ジョヴィのスタジアム公演から深く親密なニューALへの移行を紐解く https://t.co/uMu9raig82 @fujirock_jp
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) May 22, 2024
<DAY3 / 7月28日(日)>
<フジロック’24出演>レイ(RAYE)が語る、インディーズでの全英1位獲得&【BRITs】歴史的快挙への軌跡 https://t.co/MHP4Env4L5
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) May 8, 2024
最終日<GREEN STAGE>の大目玉は、なんといってもレイの初来日ステージだ。「私は自分の音楽と芸術に夢中になっているアーティストです」と力強く語る彼女の紆余曲折なキャリアや熱心なファンダムについての米ビルボード特集記事もぜひライブ前にチェックしてほしい。音楽界で女性が長く活動を続けるには多くのハードルがあるが、キム・ゴードンはそれを乗り越えながら多方面で才能を発揮してきた生粋のアーティストと言えるだろう。10年以上ぶりの日本でのライブでは、その最新モードとなる2ndソロ・アルバム『ザ・コレクティブ』からの楽曲が披露される予定で、<WHITE STAGE>の音響や環境との化学反応も見ものだ。UKダンス・ミュージック界の気鋭ケニア・グレースは、世界的ヒット「Strangers」を含むセットで最終日の<RED MARQUEE / SUNDAY SESSION>を盛り上げてくれること間違いないだろう。
<フジロック’24出演>ケニア・グレースが語る、“本気で音楽をやめよう”と思った後に生まれた世界的ヒット「Strangers」 https://t.co/ZxtUyYajb3
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) May 15, 2024
◎公演情報
【FUJI ROCK FESTIVAL ’24】
期間:2024年7月26日(金)、27日(土)、28日(日)
会場:新潟県 湯沢町 苗場スキー場
<一般発売>
3日通し券:60,000円、1日券:25,500円、金曜ナイト券:16,000円
Under22 1日券:18,000円
INFO:FUJI ROCK FESTIVAL
https://www.fujirockfestival.com/
【”FUJI ROCK SPECIAL” The Last Dinner Party】
2024年7月25日(木)東京・恵比寿LIQUIDROOM
チケット一般発売:7月6日(土)午前10時より
INFO:SMASH
https://smash-jpn.com/
Photo: ©宇宙大使☆スター
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