セリーヌ・ディオン、スティッフパーソン症候群で歌うと“誰かに首を絞められている”ように感じると語る

2024年6月10日 / 15:00

 セリーヌ・ディオンが、米TV番組『トゥデイ』のホダ・コットビーとのインタビューに応じ、稀な神経疾患であるスティッフパーソン症候群と闘いながら経験してきた苦痛について語った。2022年に診断を公表して以来、初めて放送されるインタビューだ。

 現地時間2024年6月7日の朝に『トゥデイ』で放送されたインタビューの抜粋で彼女は、「誰かに首を絞められている感じです。喉頭がこうやって押し込まれているみたいに[声を高くする]。そうやって話しているみたいで、高くも低くもできません。痙攣するのです」と語っている。

 56歳のセリーヌは、この障害による痙攣は、実際に身体的損傷を引き起こすほど激しくなることがあると語った。「ある時、肋骨が折れたこともあります。とてもひどい時には肋骨が折れることもありますので」と彼女は明かしている。

 この稀な疾患は、制御不能な筋肉の痙攣を引き起こし、動くことが困難になる。昨年12月に姉のクローデットが、セリーヌが自分の筋肉を“コントロールできない”と明かし、その後予定されていた2023年のツアーはキャンセルされた。病気と闘う彼女の長い道のりは、現地時間6月25日にAmazon Prime Videoで配信されるドキュメンタリー『I Am: Celine Dion』に記録されている。

 声への影響に加え、セリーヌによれば、スティッフパーソン症候群に伴う筋肉の痙攣やこわばりは背骨、足、腹部など体の他の部分にも及ぶことがあるという。「足を向けると、その位置が固定されるような感じがしますし、料理をすると……私は料理が大好きだから……指や手の位置が固定されてしまいます。痙攣ですが、その位置から解けないような状態なのです」と彼女は説明している。

 セリーヌはまた、2008年に症状に気づいてから声をコントロールするのが難しくなり、当初は“よくなるだろう”と思っていたと語った。だが手足の筋肉の痙攣やこわばりが目立つようになった時に、何か深刻なことが起きていると気づいた。薬で管理できるとはいえ、この病気は慢性的で進行性だ。金曜日の放送でインタビューの一部を紹介した後、コットビーは、「彼女は今、生涯最大の戦いの中にいます」と語った。

 4月に行われたヴォーグ・フランスとのインタビューで、セリーヌは週に5日、声を強化し、関節を動かすための治療を受けていると語ったが、ステージに戻れるのか、それがいつになるかはまだわからないと話した。彼女は、「それは答えられません……だって4年間、私は戻らない、準備はできている、準備はできていない、と自分自身に言い続けてきたのですから。現状では、私はここに立ってあなたに、“はい、4か月後に(復帰します)”とは言えません」と同誌に語った。

 インタビューの全容は、米東部時間6月11日午後10時から米NBCのゴールデンタイム1時間スペシャルとして放送される。


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