【ビルボード 2024年上半期TikTok Chart】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」がトップ、edhiii boi/乃紫が続く

2024年6月7日 / 04:00

 2024年上半期Billboard JAPAN “TikTok Songs Chart”で、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が1位に輝いた。

 本チャートはTikTok上における楽曲人気を記したものだ。「Bling-Bang-Bang-Born」は、TVアニメ『マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編』のオープニング・テーマで、主人公のマッシュルが踊る「BBBBダンス」チャレンジが国内外でミーム化した。1月17日公開チャート(集計期間:2024年1月8日~1月14日)で5位に初登場し、翌週に3位、翌々週から9週連続でトップに立ち、上半期内で計11回ものNo.1に輝いた。本曲を使用した投稿は170万件にもおよび、NiziUやRIIZE、TOMORROW X TOGETHER、FANTASTICS from EXILE TRIBE、チョコレートプラネットから、Basement Gang、REAL AKIBA BOYZといったダンス集団まで、国内外の著名人がこのダンスに挑戦した。

 続く2位は、BMSG所属のラッパー・edhiii boiが昨年11月にリリースした「おともだち」。ピースサインや腕をクロスする振り付けなど、上半身だけで踊ることができるダンスに挑戦するユーザーが多く、BMSGの代表であるSKY-HIや所属アーティスト達とともにコラボした動画も多く視聴された。本曲は集計期間中に5週連続トップに輝いた。

 3位の乃紫「全方向美少女」は、<正面で見ても横から見ても下から見てもいい女で困っちゃう>にあわせて、カメラを動かしリップシンクするのがお決まりで、ITZYのYUNAやaespaのKARINAが挑戦した動画をきっかけに、韓国語バージョンもリリースされた。

 K-POPアーティストの楽曲人気は非常に高く、ILLIT「Magnetic」は今年3月にリリースされたばかりだが、6位にチャートイン。両手を使った特徴的なダンスにチャレンジするユーザーが多く、本人たちのダンス動画はもちろん、ダンスの解説動画も多く投稿された。日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』の企画で、お笑い芸人のガンバレルーヤとコラボレーションした動画は6月7日現在までに1,200万回以上再生されている。5週連続で首位に立った本曲は6月5日発表の最新チャートでトップ3についている。

 Shinonome「Athletic Meet “Heaven and Hell”」(4位)やsyummacha「Piano music and BGM that match the emotional scene」(12位)、しゃろう「3:03 PM」(13位)といったTikTokの定番BGMが今期も上位に並ぶ中、ドイツ出身の3人組ユーロダンス・ユニット、カスケーダが2006年にリリースし、ヨーロッパやアメリカ、日本でもヒットした「エブリタイム・ウィ・タッチ」(8位)、「チピチピチャパチャパ」のサウンドに合わせて猫が踊る“猫ミーム”が話題を呼んだ、チリ人の歌手Christellによる「Dubidubidu」(2003年)など、一世を風靡したものから真新しい発見まで、“TikTokらしい”音楽バズも記憶に新しい。

 上半期のトピックとしては、今年1月末に世界最大の音楽会社であるユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)が、報酬、人工知能(AI)、権利を侵害する作品、ハラスメントをめぐる意見の相違により、TikTokからUMGの管理楽曲を削除した動きは、音楽業界内で大きな話題に。UMGはTikTokと新たなライセンス契約を結び、現在は楽曲が復活しているが、楽曲のプロモーションツールとして、新しいもしくは過去の楽曲と出会えるプラットフォームとして、TikTokと音楽の結びつきが切り離せない現在、新たな課題が発生しているのも確かだ。大手マネジメントが誹謗中傷に法的対応する発表や、アーティストの公式素材を個人の楽しみの範囲内で使用することを認めるが悪意のある編集・投稿は控えるよう依頼するなど、モラルの線引きはユーザー側に委ねられるが、利用者もアーティストも双方が楽しめ、発信できるポジティブなプラットフォームであることは変わらないため、上手に公平に活用・還元され、我々の日常が少しでも明るく、喜びで溢れるようになることを願う。

Text by Mariko Ikitake

【2024年上半期Billboard JAPAN TikTok Songs Chart】トップ20
1位「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts
2位「おともだち」edhiii boi
3位「全方向美少女」乃紫
4位「Athletic Meet “Heaven and Hell”」Shinonome
5位「ベランダ feat. 戦慄かなの」ヤングスキニー
6位「Magnetic」ILLIT
7位「Moshi Moshi (feat. 百足)」Nozomi Kitay & GAL D
8位「エブリタイム・ウィ・タッチ」カスケーダ
9位「Perfect Night」LE SSERAFIM
10位「居酒屋 (feat. 徳利)」SKRYU
11位「ガチやべぇじゃん feat.ななもり。」P丸様。
12位「Piano music and BGM that match the emotional scene」syummacha
13位「3:03 PM」しゃろう
14位「最上級にかわいいの!」超ときめき▽宣伝部(※▽はハートマーク)
15位「Dubidubidu」Christell
16位「One More Last Time」Henry Young & Ashley Alisha
17位「Escort」もっぴーさうんど
18位「LEAP HIGH! ~明日へ、めいっぱい~」PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS
19位「人生」コレサワ
20位「ランデヴー」シャイトープ

集計期間:2023年11月27日(月)~2024年5月26日(日)


音楽ニュースMUSIC NEWS

マドンナ/BTS/ドレイクほか、米ビルボードの個別チャートで40回首位を達成したアーティストを一挙紹介

洋楽2026年3月19日

 米ビルボードの個別チャートで40回以上の首位を獲得したアーティストを紹介しよう。現在マドンナのダンス部門50冠がその頂点に立っている。  ザ・ビートルズは、米ビルボードの主要総合チャートで最多の首位獲得数を誇る。ソング・チャート“Hot … 続きを読む

ゼイン、ニューAL『コナッコル』トラックリスト解禁&「Sideways」先行配信決定

洋楽2026年3月19日

 ゼインが、2026年4月17日にリリースされる自身5枚目のアルバム『KONNAKOL』(コナッコル)のトラックリストを解禁した。同時に収録曲「Sideways」を3月27日に先行配信することも発表した。  ゼインは、「Yo! フルトラック … 続きを読む

第1子誕生こっちのけんと、Eテレ『おとうさんといっしょ』に新楽曲「あるけまっすぐパレード」書き下ろし

J-POP2026年3月19日

 こっちのけんとが手がけた新曲「あるけまっすぐパレード」が、NHK Eテレの教育エンターテインメント番組『おとうさんといっしょ』の新楽曲として起用される。  第1子の誕生を発表したばかりのこっちのけんと。今回の楽曲提供のオファーを受けた際、 … 続きを読む

映画『黄金泥棒』、森崎ウィン演じるクレバーな“やり手”サラリーマンに注目した本編映像&場面写真が解禁

J-POP2026年3月19日

 2026年4月3日公開の映画『黄金泥棒』より、クレバーな“やり手”サラリーマンを演じる森崎ウィンに注目した本編映像と場面写真が解禁された。  主演に田中麗奈、共演に森崎ウィン、監督は萱野孝幸で贈る本作は、平凡な主婦が“100億円の秀吉の金 … 続きを読む

【2026 IFPIレポート】世界音楽市場317億ドルで11年連続成長、AIとグローバル化が次の競争軸に

洋楽2026年3月19日

 現地時間2026年3月18日、英ロンドンにて国際レコード産業連盟(IFPI)の2026年グローバル・ミュージック・レポートをめぐるパネル・ディスカッションが開催され、音楽業界の主要幹部が成長を続ける市場の現状と今後の課題について議論した。 … 続きを読む

page top