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厳しいことで有名だった音楽プロデューサー/レコーディング・エンジニアで、ノイズ系インディー・ロック・バンド、シェラックとビッグ・ブラックのフロントマンだったスティーヴ・アルビニが61歳で死去した。米シカゴにあるアルビニのスタジオ、エレクトリック・オーディオ・レコーディングスのスタッフによると、彼は現地時間の火曜日の夜(2024年5月7日)に心臓発作で亡くなったという。
“プロデューサー”という肩書きを嫌い、代わりに“エンジニア”と呼ばれることを好んだアルビニは、2,000枚以上のアルバムに携わり、そのほとんどがアンダーグラウンドやインディーズ・バンドのものだったと2018年のインタビューで語っていたが、彼は1980年代後半から1990年代前半にかけて最も重要で影響力のあった2バンドのプロジェクトにも関わっていた。
ニルヴァーナの最後のフル・スタジオ・アルバムである1993年の『イン・ユーテロ』のレコーディングに加え、ニルヴァーナのボーカル、故カート・コバーンのお気に入りのバンドの一つだったピクシーズの1988年のアルバム『サーファー・ローザ』にも携わった。
PJハーヴェイのひりひりとした1993年のアルバム『リッド・オブ・ミー』やブッシュの『レイザーブレード・スーツケース』など、メジャー・レーベルの一流アーティストのアルバムや、アージ・オーバーキル、ジーザス・リザード、タールなど、地元シカゴの人気インディーズ・バンドのアルバムを常に行き来していたアルビニは、ビッグ・ブラック、レイプマン、シェラックなど、一連のハードコアやノイズ・バンドを率いるミュージシャンとしても活躍していた。
1962年7月22日に米カリフォルニア州パサディナで生まれたアルビニは、搾取的と捉えていたメインストリームの米音楽業界において、断固としたアウトサイダーとして自らを位置づけ、シカゴにある自身のスタジオでレコーディングしたアルバムについて従来のプロデューサー印税の受け取りを拒否した。
シェラックは来週、10年ぶりとなるアルバム『トゥ・オール・トレインズ』をリリースし、6月に英国での一連の公演を経て、7月にシカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルスでの米公演を開催予定だった。
受賞歴のあるポーカー・プレイヤーでもあったアルビニは、年間数十枚のアルバムを手がけることも多く、最近もこの猛烈なペースを維持していた。2022年には度々コラボしているフォーク・シンガーのニーナ・ナスターシャと再びタッグを組んだり、この2年の間ブラック・ミディ、スペア・スネア、リタジー、コード・オレンジのアルバムに携わっていた。
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