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3月19日、東京・Zepp DiverCityにてeillがワンマンライブ【BLUE ROSE SHOW 2024 in TOKYO】をおこなった。国内でのワンマンライブは約9か月ぶり。唯一無二の歌声と表現力、彼女の世界観が詰まった楽曲で、会場に集まったファンを魅了した。
紗幕がかかったステージが照らされると、バンドメンバーとともにeillが登場。「hikari」でライブがスタートする。ステージに見えるのはシルエットのみだが、伸びやかかつシルキーな歌声で視線を釘付けにしていく。2コーラス目で紗幕が外れると白い衣装のeillが姿を現し、大きな歓声が上がる。深いブルーの照明に変わると、そのまま「花のように」がスタート。……かと思いきや、「待って、待って、待って(笑)」と歌い直しをするというハプニングも。ライブならではの彼女の姿に、思わず拍手と歓声が巻き起こっていた。気を取り直して、感情たっぷりに歌い上げると「MAKUAKE」へ。音とシンクロしたレーザー照明も相まって、楽曲の中に取り込まれていくような感覚になっていく。続く「palette」では客席からクラップが起こり、〈na…〉で大合唱。ハッピーな空間が広がっていった。
ここで「久しぶりに会えたので、懐かしいこの曲で。一緒に歌おう」と語りかけ、声出しの練習。「いい感じ!」とeillからOKサインが出ると、メドレータイムへ。「HUSH」「Succubus」「初恋」と様々なジャンルの楽曲を矢継ぎ早に披露して観客を魅了していく。彼女の才能の幅広さが再確認できた瞬間であった。さらに「happy ending」の心地よいビートで観客の身体を揺らしていく。
ステージにひとり残ったeillは、「改めまして皆さん、こんばんは。eillです」と挨拶。「こうやってたくさんの人と声を出すのは久しぶりの感覚で、ときめきました。最後まで一緒に『イェーイ!』って言っていけたらと思います」と笑顔を見せる。運ばれてきたキーボードに座ると、軽く鍵盤を弾きながら「毎日過ごしている中で、eillの曲を聴いてくれていたんじゃないかなって。いろんな心を抱えて聴いてくれたと思います。そんな気持ちを全部抱きしめて歌えるように頑張るので、最後まで楽しんでいってください」と語り、「片っぽ」をアコースティックで披露した。
再びバンドメンバーがステージに戻ると、メンバー紹介。「楽しいね、ライブって」とつぶやき、アコースティック・バージョンの「プレロマンス」が始まると自然とクラップが起こる。続けて「フィナーレ。」で美しい歌声を響かせたところで、インタールードを経て“年齢シリーズ”がスタート。まずは最新作「25」で観客を揺らし、「23」の〈Oh〉で声を出させる。そして「20」で会場中の手を上げさせつつ、キュートなパフォーマンスをしてみせた。
早くもライブはラストスパートへ。「どういうふうになっても、どこの道を歩いても、私が歩けば私の道なんだって気付けました。それは、変わらず音楽を聴いてくれるみんなが導いてくれた道、一緒に歩いている道だと思っています。本当にありがとうございます」と、改めて感謝の気持ちを伝えるeill。「私、自分に自信がないんですよ。いつ、どこで私の音楽を聴いてくれる人がいるんだろうって思っていたけど、こんなにたくさんいた!」と客席に向けて笑顔を見せる。「スポットライトは誰かに当てられるものじゃない。だから自分の光を自分で当てられるように、この曲を届けていきます」と熱く語ると、「SPOTLIGHT」がスタート。「みんなで歌おう」という呼びかけに応えるように、コール&レスポンスで一体感を高めていく。続く「FAKE LOVE/」ではバンドメンバーもサイドステップをしながらパフォーマンス。アッパーファンクな同曲の雰囲気にぴったりハマる、eillのソウルフルな歌声も最高にクールだ。銀テープも舞い、盛り上がったところでそのまま「ここで息をして」へ。さらなる盛り上がりを見せたところで、ラストナンバーの「WE ARE」へと続く。サビでは会場中の手が上がり、大合唱! 大歓声に包まれながら、eillはステージを後にした。
アンコールに応えて、「罠」で再びステージがスタート。歌いながらeillが登場……と思いきや、様子がおかしい。白い仮面をつけたeill“であろう”人が3人も登場したのである。曲終わり、本物のeillが「本物は私でした! 気付きました?」と客席に問いかけると、うんうんと頷く会場。「なんで?」と不思議そうにしている彼女に、キーボードの宮田’レフティ’リョウが「ダンスでもろバレだったよ」。またしても会場は頷くこととなった。笑いが溢れる和やかな雰囲気が広がったところで、秋にワンマンツアー【BLUE ROSE TOUR 2024】が開催されること、Weverseで4月9日より公式コミュニティが開設されることが告知されると、喜びの歓声が上がる。そんな中、「大切なみんなに手紙を書いてきたので、読んでお別れしようと思うんですが」と始まったのは「letter…」。スクリーンには手書きの歌詞が映し出されており、しっかりと彼女の楽曲を噛み締めながら味わうことができた。最後は「また会いましょう!」と笑顔でラインアップをして、eillの魅力が詰まったライブに幕を下ろした。
Text by 高橋梓
Photo by tatsuki nakata
◎公演情報
【BLUE ROSE SHOW 2024 in TOKYO】
2024年3月19日(火) 東京・Zepp DiverCity (TOKYO)
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