NEMOPHILA、初の武道館公演で5周年を祝福

2024年2月19日 / 13:15

 【NEMOPHILA 5th Anniversary ~地獄のゆるふわLIVE at 日本武道館~】が2024年2月17日に日本武道館で開催された。

 武道館独特の緊張感が漂い観客はNEMOPHILAコールで盛り上がる中、mayu(Vo)のシャウトでコンカッションが炸裂し、怒涛のリフを刻みスピード感あふれる「RISE」からライブはスタート。冒頭からフルスロットで飛ばすNEMOPHILA。骨太なビートでモダンメタルな「鬼灯」、mayuのスクリームからクリーンな歌声、葉月 (Gt) とSAKI (Gt) のツインギターが炸裂する「雷霆 -RAITEI-」、「ZEN」と続く。

 MC明けで3rdアルバム『EVOLVE』から4曲をノンストップ披露。ミドルテンポのシャッフル系3連曲「Enigma」、ハラグチサン(Ba)の5弦タッピングが唸りリフのニュアンスが繊細な「AMA-TE-RAS」、たむ(Dr)が阿修羅と化するドラムに目を奪われる「OSKR」、ツインリードが美しい「Juctice」。序盤から縦横無尽にステージ狭しと動き、目まぐるしく変わるフォーメーションは武道館でも魅惑的だ。中央、左右にドーンと存在するバックドロップもやばい。

 演奏を終えて、「あらためて武道館ありがとうございます。サードのレコーディングで手こずったことを思いだします」とmayu。「ライブも大変です(笑)」と葉月が返しライブは中盤戦に突入。

 客席が一体となるポップパンク調の「Waiting for you」ではSAKIのギターが閃光を放つ。レーザーが飛び交い、メンバー全員がサングラスをかけた「Night Flight」はライブではお馴染みのEDMチューン、そして「徒花 -ADABANA-」へと。ピアノの一音一音に希望の光が込めら、バンド史上最も壮大なバラード曲の「ODYSEEY」では、観客がスマホのライトで会場をプラネタリウム的に包み込み、mayu が思いを込めて誇らしく歌い上げる。

 MCでは映画『おしりたんてい さらば愛しき相棒(おしり)よ』のキャンペーンソングに決定していること、試写会にみんなで行ったことをコメント。

 終盤はドラムソロから始まる「Seize the Fate」、ギターとベースのユニゾンが印象的な「Hammer Down」、続いて「SORAI」、爽やか空気感が会場に溢れると葉月が言っていた「YELL~軌跡」では観客が反応しコーラスを担う。本編最後はキャノン砲・ファイヤートーチ・スモークといったド派手な特効の中、mayuのスクリームが炸裂し、疾走感と鮮やかさがクロスする「REVIVE」で爆発的に幕を閉じた。

 鳴り止まぬ拍手の中、アンコール1曲めは「Life」だ。mayuが“たまねぎに向かって声を届けろ!”と叫ぶ。

 サビを合唱するこの曲は、バンドと観客が一つになり一緒に作り上げる歌だ。MCではむらたたむが「私たち5人が演奏し、その音を聴いてみんなが思うこと、考えてくれること、感じてくれていることが凄く大事。これからもNEMOPHILAの曲をたくさんの人に届けます」とメッセージ。観客の拍手と声が鳴り止まぬ中、炎とスモークが会場を煽る「DISSENSION」。NEMOPHILA色に染まる観客が映し出され、和のエキゾチックが漂う「OIRAN」で観客は高揚感を共有しエナジーを爆発させる。メンバーの音魂が共鳴し、個々のスキルがぶつかりあう、本気の空間。バンドの器の深さとデカさも十二分に堪能できた、圧巻で圧倒的なライブだった。

 2024年のNEMOPHILA。その進化は果てしなく続く。

◎公演情報
【NEMOPHILA 5th Anniversary ~地獄のゆるふわLIVE at 日本武道館~】
2024年2月17日(土)東京・日本武道館

SE
M1 RISE
M2 鬼灯
M3 雷霆 -RAITEI-
M4 ZEN
M5 Enigma
M6 AMA-TE-RAS
M7 OSKR
M8 Justice
M9 Wating for you
M10 Night Flight
M11 STYLE(ハイパーアゲアゲver.)
M12 徒花-ADABANA-
M13 ODYSSEY
M14 Seize the Fate
M15 Hammer Down
M16 SORAI
M17 YELL~軌跡~
M18 REVIVE
-EC-
En1 Life
En2 DISSENSION
En3 OIRAN


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