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2024年1月31日公開のBillboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”(集計期間:2024年1月22日~1月28日)で79,197枚を売り上げて2位を獲得したM!LKの『Kiss Plan』。
同作はM!LKのメジャー4thシングルで、初回限定盤A、初回限定盤B、通常盤の3形態で1月24日にリリースされている。また、表題曲の振付は『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』にトレーナーとして出演したYUMEKIが担当している。
ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『Kiss Plan』の販売動向を調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/134304/2)は『Kiss Plan』と2022年11月リリースのメジャー3rdシングル『STARS』、2022年8月リリースのメジャー2ndシングル『奇跡が空に恋を響かせた』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なシングルの販売比率とも比較するため、昨年(2023年)に発売された全てのシングルの販売比率も“全シングル”としてグラフに追加している。
グラフを見てみると、『Kiss Plan』の関東での販売比率が『STARS』から大幅に増加しているということがまず目に入る(64.1%→81.4%)。それに比例する形で中部、近畿、九州の3地方の数値が減少していて、特に近畿は19.4%→5.9%へと比率が減っている。その他の地域に関しては数値が微増している状態だ。関東の数値が80%代を記録するのは前々作『奇跡が空に恋を響かせた』以来で、今回改めて同作の販売動向に近づいたと言えるだろう。
全シングルと比較すると、『Kiss Plan』は前述の通り前作から大きく増加した関東の数値が全シングルより高い比率を記録していて、逆にその他の地域はどれも全体よりも低い数値だ。過去2作の売上動向においても関東は全シングルより高い比率となっていることから、M!LKの同地域における支持の厚さが伺える。
前作と比べ、関東における販売比率が大きく伸び、前々作に近い数値を記録した『Kiss Plan』。インディーズ時代の2018年11月にリリースした『Over The Storm』(85,428枚)に次ぐ自身2番目の初週記録となった本作が、ここからどのようなチャートアクションを見せるのか、2周目以降に関東以外の地域における販売比率に変化が現れるのか、注目していきたい。
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