QUBIT、初ライブ『SHOWCASE #00』のレポートが到着!

2023年12月15日 / 17:00

『SHOWCASE #00』2023年12月7日 at 代官山UNIT (okmusic UP's)

始まってみるまで、どんな内容になるのか予測不能なライヴだった。Daoko(Vo)、永井聖一(Gu)、鈴木正人(Ba)、網守将平(Key)、大井一彌(Dr)という、音楽的なルーツも世代もバラバラな5人が集結。

ファースト・アルバム『9BIT』は、5人の個性をシャッフルして奇跡的なバランスで構築したような唯一無二の世界を生み出していた。果たして、その世界がステージで再現できるのか。そんな興味と好奇心を抱いた観客で会場は満員。

場内の照明が消えるとどよめきが起こる。ステージ奥のスクリーンには、80年代のコンピューター・グラフィックを思わせる映像が映し出されるなかでメンバーが登場した。
ステージに向かって左手から、永井、網守、Daoko、鈴木、大井と横並びでセッティング。ファッションはバラバラだが黒で統一されているところにバンド感を感じさせる。Daokoは中央にいながらも前には出ず、あくまでメンバーの一人といった佇まいだ。

そして、最初に披露したのが『9BIT』のオープニング曲「Big Mouth」。永井の強烈なギターのリフが口火を切って、そこからは急転直下の展開。寝起きにいきなりジェットコースターに乗せられたような衝撃にクラクラする。突然、こんな展開の早い曲に挑むバンドもすごいが、言葉数の多い歌詞を歌い、さらに語りのパートもあるDaokoも大変。曲の途中で演奏がピタっと止まって、「We Are Qubit!」とDaokoの挨拶がバッチリ決まる。そこから「G.A.D.」へと流れるのはアルバムと同じ。ラップと歌の境界で自由に遊ぶDaoko。

大井の荒々しくも性格無比なドラムに導かれてバンドはスピードを緩めず演奏を続け、メンバーがDaokoの歌に合いの手のように入れる「ダバダバ」スキャットが曲のアクセントになっている。
そこから、「Fast Life」「Wonder World」とメロディー中心のポップなナンバーが続く。グルーヴはゆったりと心地良くなり、鈴木の太いベースが跳ねる「Wonder World」では、観客は手を叩きながら演奏に合わせて体を揺らす。

このあたりの曲はシティ・ポップ的な洗練も感じさせて、Daokoの歌声も伸びやかに映える。こういった曲が書けるのも、様々なセッションに参加して百戦錬磨のプレイヤーが集まったバンドだからこそで、曲の振り幅の大きさに驚かされる。
そんななかで、空気をガラッと変えたのが「Distance Dance」だ。ゴシックな雰囲気を漂わせた曲でステージが照明で真紅に染まる。歌とラップのパートがある曲だが、歌のパートでも途中で表情が大きく変わる。それを一人で三役も四役もこなすように歌うDaokoの表現力も聴きどころ。彼女の歌声に合わせてバンドの演奏も変化して、まるでQUBIT劇場と呼びたくなるようなシアトリカルな世界。そこから突如お披露目となった新曲へ。前のめりのビートで突き進む曲で、バンドの演奏にサンプリングされたDaokoの声が幾重にも重なって高揚感を生み出していく。そこからDaokoのソロ作の「anima」へ。網守が提供した曲だが、変拍子の複雑な曲を生演奏でこなしていくバンドのキレまくった演奏は、まるでハイパー・フュージョンといった趣だ。
そこから「Room Tour Complex」「Neon Diver」とDaokoのシンガーとしての魅力を引き出すようなメロウな曲が続いて観客をクールダウンさせた後、アルバムで最もポップに弾ける曲「Mr. Sonic」に突入。ステージのスクリーンでミュージック・ビデオの

アニメーションの映像が流れてフロアの熱気もさらに上昇。どこを取ってもハイライト、そんなテンションの高い曲だが、映像とシンクロさせることでさらに快感が増す。アウトロで派手なショルダーキーボードを持ち出して、永井と並んで弾きまくる網守の勇姿! そして、Daokoの力強いラップとマッシヴなビートがお祭り気分を生み出す「Beautiful Days」で観客を盛大に躍らせながらステージは幕を閉じた。
この日、バンドはアルバムの曲をすべて披露したが、どれも難易度が高いものばかり。2本のマイクを使い分けて歌ったDaokoの歌声もバンドの演奏も、一瞬でも集中力が切れたらアンサンブルは崩壊してしまう。その緊張感もあってかMCはなし。バンドは綱渡りのようなスリリングな演奏で全速力で駆け抜け、刻々と違う風景を見せてくれた。ライヴ時間はきっかり1時間。それでも物足りなさを感じさせない濃厚なパフォーマンス。新時代のモンスター登場! そんなインパクトに震えた初ライヴだった。
TEXT:村尾泰郎

<セットリスト>

『SHOWCASE #00』

2023年12月7日 at 代官山UNIT

M1. Quantum Overture

M2. Big Mouth

M3. G.A.D.

M4. Fast Life

M5. Wonder World

M6. Distance Dance

M7. (New Song)

M8. anima

M9. Room Tour Complex

M10. Neon Diver

M11. Mr. Sonic

M12. Beautiful Days
アルバム『9BIT』
2023年11月22日(水)発売

【初回盤】(CD+BD+封入特典)

COZB-2059~60/¥5,500(税込)

初回盤封入特典:特製ステッカー2枚

【通常盤】(CD)

COCB-54362/¥3,300(税込)

<収録曲>

■CD

1. Big Mouth

2. G.A.D.

3. Mr. Sonic

4. Wonder World

5. Distance Dance

6. Fast Life (Album mix)

7. Room Tour Complex

8. Neon Diver

9. Beautiful Days

■Blu-ray

「G.A.D.」MV

「Fast Life」Official Audio

アルバム詳細:https://qubit.lnk.to/9bit


音楽ニュースMUSIC NEWS

高橋海人(King & Prince)、“大好きなブランド”エトロの日本人初グローバルブランドアンバサダーに就任

J-POP2025年4月3日

 高橋海人(※)(King & Prince)が、イタリアのラグジュアリーブランド「エトロ」の日本人初となるグローバルブランドアンバサダーに起用された。  もともとエトロのファンであることを公言していた高橋は、2024年からブランド … 続きを読む

るぅと(すとぷり)、“小さいころから見ていた”『おはスタ』テーマソングを担当

J-POP2025年4月3日

 るぅと(すとぷり)が、テレビ東京系列の朝の子供番組『おはスタ』のテーマソングを担当する。  るぅとが作詞・作曲を手掛けた4月からの『おはスタ』のテーマソングは「ファーストステップ」。楽曲は、2025年4月7日の生放送中に、おはキッズのダン … 続きを読む

超特急、“メタル系トンチキ曲”「メタルなかよし」配信リリース

J-POP2025年4月3日

 超特急が、2025年4月7日に新曲「メタルなかよし」を配信リリースする。  新曲「メタルなかよし」は、4月7日深夜よりスタートする日本テレビでの地上波初冠番組『VS.超特急』のエンディングテーマで、5月7日にリリースとなるEP『Why d … 続きを読む

indigo la End、横アリ公演【トウヤノマジック vol.1】をBlu-ray&DVD化

J-POP2025年4月3日

 indigo la Endが、2025年6月25日にLIVE Blu-ray&DVD『トウヤノマジック vol.1』をリリースする。  今作には、昨年12月1日に神奈川・横浜アリーナで開催された単独公演【トウヤノマジック vol.1】の全 … 続きを読む

MISAMO、初の東京ドーム公演をBlu-ray&DVD化

J-POP2025年4月3日

 MISAMOが、2025年6月4日にLIVE Blu-ray&DVD『MISAMO JAPAN DOME TOUR 2024 “HAUTE COUTURE”』をリリースする。  今作には、TWICEの日本人メンバーであるMINA、SANA … 続きを読む

Willfriends

page top