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テイラー・スウィフトの『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』が3週目の首位を初登場した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
再録プロジェクト第4弾として10月27日にリリースされた『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』は、1位に初登場した11月11日付と翌11月18日付の2週間をマークした後、11月25日~12月2日付で2位にランクインして、今週(12月9日付)返り咲き、通算3週目の首位を獲得した。
週間ユニットは前週から3%増加の141,000に増加して、初登場から5週連続で10万ユニットを突破している。
11月11日 / 1位 1,653,000ユニット
11月18日 / 1位 245,000ユニット
11月25日 / 2位 159,000ユニット
12月2日 / 2位 138,000ユニット
12月9日 / 1位 141,000ユニット
これまでリリースした再録アルバムは本作を含めて4作すべてが首位を獲得しているが、首位獲得週は『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』の3週が現時点での最長記録となる。
『フィアレス(テイラーズ・バージョン)』(2021年 / 2週)
『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』(2021年 / 1週)
『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』(2023年 / 2週)
『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』(2023年 / 3週)
テイラー・スウィフトは、今週でBillboard 200での首位獲得総週を66週に更新して、ソロ・アーティストとしては最長記録を保持している故エルヴィス・プレスリーのもつ67週に続く、歴代2番目の記録に迫った。なお、全アーティストのトップは通算132週を記録したザ・ビートルズとなる。
今週『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』のポイントが上昇したのは、集計期間中(2023年11月24日~12月1日)に開催されたブラック・フライデーやホリデー・キャンペーン等のセール、プロモーション効果によるもので、本作の他にも『ミッドナイツ』(65,000ユニット / 16%増加)が6位から3位、『フォークロア』(60,000ユニット /33%増加)が9位から5位、『ラヴァー』(63,000ユニット / 4%増加)が8位から6位、『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』(46,000ユニット / 23%増加)が17位から10位にそれぞれ上昇して、TOP10に5作をランクインさせた。
モノラル・アルバムとステレオ・アルバムの集計を合算した1963年8月以降、同じアーティストの作品がTOP10に5作同時にランクインしたのは、訃報を受けて故プリンスのアルバムがランクインした2016年5月14日付(以下)に続く2度目で、存命しているアーティストではテイラー・スウィフトが今週初の快挙を達成したことになる。
2016年5月14日付
2位『ヴェリー・ベスト・オブ・プリンス』
3位『パープル・レイン』
4位『ザ・ヒッツ&Bサイド・コレクション』
6位『アルティメイト・ベスト』
7位『1999』
デラックス盤のリリース効果により先週1位に返り咲いたドレイクの『フォー・オール・ザ・ドッグス』は、今週2位にダウン。週間ユニットも42%減少の85,000に落ち込んだ。
シザの『SOS』(48,000ユニット / 8%増加)は10位から7位、オリヴィア・ロドリゴの『ガッツ』(47,000ユニット / 20%増加)も14位から8位にそれぞれ上昇して、9位にはマイケル・ブーブレの『クリスマス』が先週の24位からジャンプアップして、今年の1月7日付以来、約11か月ぶりにTOP10入りした。
本作のリリースは2011年10月で、同年12月10日~2012年1月7日付までの5週間1位を獲得したホリデー・アルバムの金字塔だが、発売以降毎年この時期になるとセールス、ストリーミングが上昇し、今年で12年連続のTOP10入りを果たしている。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは12月8日以降掲載予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『1989(テイラーズ・ヴァージョン)』テイラー・スウィフト
2位『フォー・オール・ザ・ドッグス』ドレイク
3位『ミッドナイツ』テイラー・スウィフト
4位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォレン
5位『フォークロア』テイラー・スウィフト
6位『ラヴァー』テイラー・スウィフト
7位『SOS』シザ
8位『ガッツ』オリヴィア・ロドリゴ
9位『クリスマス』マイケル・ブーブレ
10位『スピーク・ナウ(テイラーズ・ヴァージョン)』テイラー・スウィフト
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