ビッグ・シーフ、デビュー・アルバム『Masterpiece』がリマスター再発　国内盤CDはボートラ収録

　ビッグ・シーフが、2016年のデビュー・アルバム『Masterpiece』の新たなエディションをリリースする。

　＜4AD＞からの初リリースとなった本作には、ファン達に愛されている曲「Paul」、「Real Love」、そしてタイトル曲「Masterpiece」などが収録されており、楽曲は全てリマスターされ、装いを新たに2023年12月8日に発売される。

　『Masterpiece』は、2015年7月にシャンプレーン湖畔の古い家をスタジオに改装し、プロデューサーのアンドリュー・サーロとエンジニアのジェームズ・クリヴチェニア（後にビッグ・シーフの正式メンバーとなる）と共にレコーディングされた。

　様々な登場人物が登場する本作では、繊細な物語が語られる中、少ない言葉数で曲が展開していく。エイドリアンの歌声とギター演奏は、優雅さと鋭い洞察を持ちながら、感情的に芳醇な領域を巡り渡り、彼女の言葉を借りれば、このアルバムは「存在という最高傑作（Masterpiece）を描いたものであり、自分自身の内に籠ったり、他者とつながろうとしたりして、自分自身を目覚めさせ、無感覚を振り払おうとしているもの」だと言う。「その解釈としては、印象主義的であったり、超現実主義（シュルレアリスム）的であったりするかもしれないけれど、全ては、シンプルなものに基づいている」と説明している。

　『Masterpiece』はリマスターされ装いを新たに、CD、LP、デジタルで世界同時発売となる。国内盤CDにはボーナス・トラックが追加収録され、解説書と歌詞対訳が封入される。LPは通常盤（ブラック・ヴァイナル）に加え、限定盤（エコカラー・ヴァイナル）で発売される。

◎リリース情報
アルバム『Masterpiece』
2023/12/8 RELEASE