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2023年11月1日公開のBillboard Japan週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”(集計期間:2023年10月23日~10月29日)で135,797枚を売り上げて2位を記録したモーニング娘。’23の『すっごいFEVER!/Wake-up Call~目覚めるとき~/Neverending Shine』。
10月25日にリリースされた同作はモーニング娘。’23の73rdシングルで、初回生産限定盤A・B・C・SP、そして通常盤A・B・Cの7形態でリリースされている。また、本作に収録されている「Neverending Shine」は9期メンバーの譜久村聖の卒業記念ソングとなっている。
ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『すっごいFEVER!/Wake-up Call~目覚めるとき~/Neverending Shine』の販売動向を調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/131450/2)は『すっごいFEVER!/Wake-up Call~目覚めるとき~/Neverending Shine』と2022年12月リリースの72ndシングル『Swing Swing Paradise/Happy birthday to Me!』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なシングルの販売比率とも比較するため、2023年の1月2日から10月29日までに発売された全てのシングルの販売比率も全シングルとしてグラフに追加している。
グラフを見てみると、『すっごいFEVER!/Wake-up Call~目覚めるとき~/Neverending Shine』の販売比率は『Swing Swing Paradise/Happy birthday to Me!』からかなり変化しているということがまず目に入る。数値が9%以上減少(52.1%→41.9%)している関東を筆頭に、北海道、九州、東北も割合が低下している。逆に、甲信越(2%→8.6%)、近畿(11%→15.6%)、中国(3.7%→8.6%)のように大きく比率を伸ばしている地域も目立つ。
全シングルと比較すると、『Swing Swing Paradise/Happy birthday to Me!』は北海道、東北、北陸、中国、九州において全シングルより高い比率を記録していて、関東もかなり全体と近い数値となっている。『すっごいFEVER!/Wake-up Call~目覚めるとき~/Neverending Shine』は前作同様に東北、北陸、中国の数値が全体を上回り、そこに甲信越と近畿が加わっている。逆に北海道と関東は全シングルよりも低い比率を記録している。
過去作と比べ、複数の地域における販売比率が伸びを見せた『すっごいFEVER!/Wake-up Call~目覚めるとき~/Neverending Shine』。前作『Swing Swing Paradise/Happy birthday to Me!』はリリースから6週に渡ってチャートインし続けた。前作から地域別販売動向に明らかな変化が見られる本作が、ここからどのようなチャートアクションを見せるのか、2周目以降に関東などの地域が数値を伸ばしてくるのか、注目していきたい。
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