クリスティーナ・アギレラ、キャリアを網羅した新たなショーをラスベガスで開催

　クリスティーナ・アギレラが、米ラスベガスに戻ってくる。現地時間2023年10月10日、彼女がザ・ヴェネチアン・リゾート・ラスベガスのヴォルテール・ベル・ドュ・ニュイで大晦日の週末から新たなショーを行うことを米ビルボードが独占発表した。

　ヴォルテールの“魅惑的で居心地の良い”空間で行われるこのショーは、アギレラによる20年間にわたるヒット曲の数々を追ったものになる予定だ。彼女は声明で、「音楽と洗練と芸術を融合させた、今までにない新しいショーをラスベガスで開催できることを楽しみにしています」と述べ、「ザ・ヴェネチアン・リゾートのヴォルテールでの親密な雰囲気が好きなのは、観客と間近に接することができるからです……パフォーマンス体験に真に現代的なひねりを加えられます」と続けた。

　この新しいショーは12月30日と31日に正式に開幕し、今後の日程は現地時間10月13日に発表される。ヴォルテールの創設者マイケル・グルーバーは声明で、“ラスベガスでのスーパースター・アーティスト体験”を創造することが会場の目的であり、“並外れた才能を持つ”アギレラは、“このヴォルテール体験を際立たせる”手助けをするだろうと語っている。

　今年、ヴォルテールのステージを飾るアーティストはアギレラだけではない。ポップ・シンガーのカイリー・ミノーグが、11月3日から同会場でレジデンシーを行う最初のパフォーマーになることが今年7月に発表されていた。その後の米ビルボードとのインタビューで、ミノーグは、この会場を“1930年代のキャバレー・クラブとスタジオ54を掛け合わせたような場所”と表現していた。

　アギレラは、今年6月下旬にヘッドライナーを務めた、米ニューヨークの【プライド・アイランド】で、LGBTQコミュニティを祝福するパフォーマンスを行い話題を呼んだ。「現在、世の中は非常に殺伐としています」と彼女はこの公演で観客に語りかけ、「私たちは今夜ここで、自分自身である自由のために一致団結して立ち上がっています」と話していた。

　アギレラによるヴォルテールでのオープニング公演のチケットは、現地時間10月13日より会場の公式サイトにて発売開始となる。