Ayane Yamazaki、カバーEP『Ayane Yamazaki Cover EP』を配信リリース

2023年9月1日 / 00:00

Ayane Yamazaki (okmusic UP's)

Ayane Yamazakiが、9月1日(金)にEP『Ayane Yamazaki Cover EP』をリリースした。

カバーEPというタイトルはついているが、ただのカバー集ではなく、彼女が16歳の時に発表して、現在入手困難のEP『Yer』(サブスクリプション未発表)の中から、特に人気の高い「誰も知らない」と「アオイカノジョ」のセルフカバーと、今までカバーした楽曲の中で反響の大きかった「魔法をおしえて」、「風の谷のナウシカ」の2曲を収録したスペシャルな一枚。

プロデューサーの丸山 桂によるサウンドも聴きどころで、セルフカバーはエレクトロニューミュージックに、カバーはエレクトロポップスに、それぞれ見事に仕上がっている。

ウィスパーを駆使したAyane Yamazakiのシンガーとしての魅力と実力も体感できる一枚をぜひチェックしてほしい!
【Ayane Yamazakiによる セルフライナーノーツ】

【1】 誰も知らない

16歳〜の当時、ライブの一番最後によく演奏していた曲です。

語りかけるように。訴えるように。

または自分に言い聞かせるようにして。

激しくも静かな情念を込めながら、

アコースティック・ギターで、

一音一音を響かせ、ライブ会場に言葉を”置く”ようにして、演奏していました。

「誰も知らない」自分が存在していること。

友達も恋人も家族も知らない、たったひとりの自分がいること。

”誰かに知ってほしい自分は、今生きている世界線では誰も知らない”ということ。

それはすごく孤独で、薄暗い道のりだけれど、その反面ではとても自由で、可能性に溢れている。

わたしは16歳の頃、オーティス・レディングの『Nobody Knows You』をよく聴いていました。

この曲は”わたししか知らないんじゃないか”って思い込むほどに、わたしのための音楽でした。

このカバーEPのレコーディングがあり、近頃「ソウル」というものが、自分にとってキーとなる存在だというのを、ふと思い出すこととなりました。

音楽的なシンクロはあまり感じないけれど、「ソウル」=「たましい」の誰も知らないところを歌ったり、表現すること。

その部分にわたしはすごく心を動かされていて、創作をしてるのかもしれないと気づいたりしました。

このタイミングでセルフカバーをできたことは、すごく重要なことだったと思っています。

”変わらないものと変わっていくこと”

それをそっと、感じられるきっかけになりました。

『誰も知らない』が、聴く人にとっての

”わたしだけが知っている曲”でありますように。

【2】 アオイカノジョ

ボサノヴァ調のギターリフで構成されていたこの曲を、丸山桂さんによって、より爽やかなボサノヴァ調のポップスにリアレンジして頂きました。

はじめてトラックを聴かせてもらったとき、本当に素晴らしくて、こんな風に聴かせるための曲だったのかもしれないって思って、うれしかったです。

当時は力強く、どこか「ツン」としたボーカルだったものを、今回はやわらかくて抜け感のあるボーカルで歌い上げたいと、自然と思いました。

現在のAyane Yamazakiがこの曲をセルフカバーすることの相性のよさに、自分でもウキウキしつつ、レコーディングにも挑みました。

センシティブな16歳の女の子が書いたこの曲に潜んでいるムードは、

大人になったわたしの、黙っているときの姿そのものな気もして。

それは聴く人のどこかにも、存在している姿なのかもしれません。

「月を蹴っとばして あたしを包んで そのまま」というサビの歌詞では、

占星術での「月」が表す=人間の根深いところや不安定な心の部分を”蹴っ飛ばして”と歌う、その本能と衝動に対して、

必死にやさしさで包み込もうとする、相反するものとの葛藤も感じられて。

おもしろい曲だなって、思っています。

【3】 魔法をおしえて

ミニマムでいて、無限の宇宙が広がっている、この曲がわたしは大好きです。

非の打ち所がない完全なる音楽と、それを飛び抜けていく、唯一無二のボーカル。ピュアで明快な歌詞。

カバーするにあたって改めて、この楽曲の凄みに圧倒されたわたしは、自分の「声」の可能性を必然的に模索しました。

そしてエレクトロとシティーポップとの親和性を確信させてくれた、Ayane Yamazakiにとってマイルストーンのような大切なカバー曲です。

【4】 風の谷のナウシカ

2020年にわたしが一番再生したアルバムが、安田成美さんのファーストアルバムでした。

当時、ちょうどコロナで隔離があったり、世の中も混乱していて、誰もが動揺と不安を抱えている時期でした。

そんなときに、『風の谷のナウシカ』の歌詞(松本隆さん作詞)が、すごくタイムリーだなと驚いて。

映画館でジブリ映画再上映会などもあったりして。わたしも、ナウシカやもののけ姫をみに行きました。

2019年末〜2020年に「目には見えないもの」「目に見えるものの、その先を感じとること」がわたしの中でひとつ、テーマとなって、アルバム『呼びかけられて』の制作をしていました。

その中で『風の谷のナウシカ』をカバーすることが、このアルバムに必要なピースのように感じて、どうしてもこの曲を歌いたいと思って、カバーさせて頂きました。

レコーディングで歌を録っているときに、自分とはまったく別の「なにか」にまるっとなってしまう、”楽曲と溶け合うような不思議な体験”をはじめてしたのも、印象的な思い出です。
配信EP『Ayane Yamazaki Cover EP』
2023年9月1日リリース

■配信リンク

https://friendship.lnk.to/AyaneYamazaki_Cover

<収録曲>

1. 誰も知らない

2. アオイカノジョ

3. 魔法をおしえて

4. 風の谷のナウシカ

レーベル:FRIENDSHIP./FORLIFE SONGS


音楽ニュースMUSIC NEWS

FRUITS ZIPPERが浴衣衣装で登場、冠番組『NEW KAWAIIってしてよ?』初イベント8/25開催

J-POP2025年5月30日

 テレビ朝日で毎週木曜深夜に放送中(一部地域除く)のバラバラ大作戦『FRUITS ZIPPERのNEW KAWAIIってしてよ?』初の番組イベントが、2025年8月25日に東京・東京国際フォーラム ホールAにて開催される。  コンセプトは“ … 続きを読む

Gotch(後藤正文)、インドネシアのバンドThe Adams「Masa-Masa」日本語詞カバー配信リリース

J-POP2025年5月30日

  GotchことASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文が、インドネシアのパワー・ポップ・バンドThe Adamsの楽曲「Masa-Masa」の日本語詞カバーをThe Adams、Gotchの共同名義で配信リリースした。 … 続きを読む

モノンクル、新曲 「HOTPOT」6/11配信リリース

J-POP2025年5月30日

  モノンクルが、2025年初となるシングル「HOTPOT」を6月11日に配信リリースすることが決定した。   昨年リリースした「GINGUA」に続く本楽曲は、近年モノンクルが楽曲的深化を進める中でひとつの方向性として打ち出した現代版POP … 続きを読む

DEEN、6/11発売映像作品よりライブツアーダイジェスト映像公開

J-POP2025年5月30日

  DEENが、6月11日に発売される映像作品『DEEN LIVE IN CITY 2024 ~for funky groovers~』より全国ツアー【DEEN LIVE JOY-Break25 ~DANCE IN CITY~】Zepp D … 続きを読む

ReoNa、SG『End of Days』リリースパーティとしてオールナイトアニソンクラブイベント開催決定

J-POP2025年5月30日

  ReoNaがTVアニメ『アークナイツ【焔燼曙明/RISE FROM EMBER】』オープニングテーマ 『End of Days』の発売を記念して、オールナイトアニソンクラブイベントの開催を決定した。   8月22日にYOKOHAMA C … 続きを読む

Willfriends

page top