新天地での活躍に期待！この春に注目のフレッシュなバンド

新天地での活躍に期待！この春に注目のフレッシュなバンド (okmusic UP's)

桜の開花宣言が各地で発表され、いよいよ春本番ですね。花粉は例年に比べてキツいけれど、それでもやっぱり寒い日が続く冬よりはやる気スイッチも入りやすい感じがしています。さて、今回はデビューや移籍など環境の変化に伴い、フレッシュな状況を迎えているバンドを5組ピックアップ。この季節を素敵に彩ってくれると思うので、ぜひ聴いてみてください〜！
「らしく」（’23）／ヤングスキニー

3月15日に初のフルアルバム『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』をリリースし、同日開催の代々木公園野外音楽堂でのフリーライヴも大盛況に収めた、平均年齢21歳の4人組ロックバンド、ヤングスキニー。メジャーデビュー曲の「らしく」では、この先も自分たちらしく歩んでいきたいという想いが歌われていて、あなたがあなたらしくいることをも強く肯定してくれると思います。新生活の応援ソングになりそう。
「ヘイまま！プリーズコールミー」 （’23）／サバシスター

2022年に結成していきなり『SUMMER SONIC』に出演を果たすなど、各所で注目を集めている3人組ガールズバンドのサバシスター。3月8日にリリースされた全国デビュー盤となる1st EP『アテンション!!』には、なち（Vo＆Gu）の等身大な日常をベースにしたカラッと明るいナンバーが揃っていて、「ヘイまま！プリーズコールミー」はブルース＆ロックンロール風味のチャーミングな質感が最高です。古き良きアメリカンテイストのMVも必見！
「アイビー」（’23）／Faulieu.

1月末に所属事務所を退所したガールズロックバンドのfleufleu（フルフル）が心機一転、Faulieu.（フォリュー）として再出発。「アイビー」はそのスタートを飾る新曲で、疾走感のあるサウンドと恋愛の揺れ動くピュアな気持ちを織り交ぜた彼女たちらしいナンバーに仕上がっています。幾田りらバンドでも活躍するKaho（Gu）が弾くイントロのリフからハートを掴まれるはず。改名後初ライヴのワンマンは4月8日にShibuya eggmanで開催！
「ひびき」（’23）／mol-74

自主レーベル“11.7”（イチイチナナ）を設立し、新たな挑戦を始めたmol-74の最新曲。情景がイメージできる柔らかな音像、繊細で美しいファルセットヴォイス、季節がナチュラルに捲れていくタッチなど、このバンドがずっと大切にしている魅力が光る中、あの頃の忘れられない思い出を抱きしめながら前へ進むような描写にグッときます。肌寒さと暖かくなってきた空気、そして絶妙な疾走感を併せ持つ、春に向かう今こそ聴いてほしい曲。
「Eye」（’23）／Hakubi

ポニーキャニオンに移籍してアニメやゲームのテーマ曲も手がけるようになるなど、精力的かつ積極的な活動を繰り広げているHakubi。3月15日にリリースした2ndフルアルバム『Eye』のタイトル曲も、BPM高めの4つ打ち、イントロで挟まれる印象深いブレイク、軽快でリズミカルな歌い回しだったりと、これまでにないアプローチに思わずハッとさせられる瞬間がたくさんあります。MVは目で語りかけてくる片桐（Vo）の表情がインパクト大！
TEXT：田山雄士

田山雄士 プロフィール：フリーのライター。元『CDジャーナル』編集部所属。同誌の他、『OKMusic』『ナタリー』『bounce』など、雑誌／WEBを中心にお仕事をしています。日本のロックバンド以外に、シンガーソングライターとか洋楽とか映画とかも好きです。