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現地時間2023年2月5日に行われた【第65回グラミー賞】で、ハリー・スタイルズの最新アルバム『ハリーズ・ハウス』が<年間最優秀アルバム>を受賞した。受賞スピーチでもそうだったが、放送後も彼は熾烈な争いを制覇したことについて謙虚かつ丁寧に語った。
米ビルボードは、授賞式後のプレス・ルームでのインタビューで、ビヨンセがダンス・ミュージックに傾倒したアルバム『ルネッサンス』で<年間最優秀アルバム>をついに獲得する可能性について、今回の授賞式に向けて書かれた数多くの記事についてハリーに尋ねた。
彼は、「私が思うのは……こういったことは誰にもわからないということです……どの候補者を見ても、彼らが(受賞するのに)ふさわしくないと感じることはないと思います」と、左手にトロフィーを抱えながら答えた。「この部門を見ると、様々な場面で私にインスピレーションを与えてくれた人たちばかりです。誰が受賞してもおかしくありません。私たちを選んでくれたことに本当に感謝しています」と続けた。
同会見では、ハリーと共同プロデューサーたち(キッド・ハープーンとタイラー・ジョンソン)が『ハリーズ・ハウス』の次回作に着手しているかという質問があった。「私たちは常に(曲を)書くことを止めないようにしています。なぜなら、大きく中断して、再び書き始めると、何かを証明しようとしている、あるいは何かの続きを書こうとしているかのように感じるからです。だから、私たちは常に書いています」と明かした。
ハリーは、ビヨンセ(『ルネッサンス』)、アデル(『30』)、再始動したABBA(『ヴォヤージ』)、バッド・バニー(『Un Verano Sin Ti』)、メアリー・J.ブライジ(『グッド・モーニング・ゴージャス(デラックス)』)、ブランディ・カーライル(『イン・ジーズ・サイレント・デイズ』)、コールドプレイ(『ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ』)、ケンドリック・ラマー(『ミスター・モラル・アンド・ザ・ビッグ・ステッパーズ』)、リゾ(『スペシャル』)を抑えて<年間最優秀アルバム>受賞し、<最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞>も獲得した。
ビヨンセは今回4度目の<年間最優秀アルバム>ノミネートとなり、念願の初受賞を逃したものの、<最優秀ダンス/エレクトロニック・ミュージック・アルバム>を獲得したことで、【グラミー賞】受賞数を通算32に更新した。そして歴代最多受賞者であった指揮者の故ゲオルグ・ショルティを抜き、史上最も多くの【グラミー賞】に輝いたアーティストとなった。
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