イマジン・ドラゴンズ、最新シングル「ボーンズ」MVは「スリラー」からインスパイア

　イマジン・ドラゴンズが、最新シングル「ボーンズ」の壮大なミュージック・ビデオを公開した。

　ジェイソン・ケーニッヒが監督したこのビデオでは、米ニューヨークのウォール街で仕事をこなす金融ディーラーを演じるボーカルのダン・レイノルズが、「 Cause there’s magic in my bones（この身体には魔法が宿っている）」という歌詞と共に、儲けの勝利の舞をコミカルに踊っている。しかし徐々にゾンビの影が見え始めると事態は急展開を迎え、ゾンビ達によってトレーディング・フロアが不気味なナイトクラブと化してしまう、という内容だ。

　本作がマイケル・ジャクソンが1983年に発表した「スリラー」のビデオへのラブレターであると明かしたダン・レイノルズは「このビデオが“ボーンズ”のビデオのインスピレーションになったのは間違いないよ。“スリラー”は怖くもあり、遊び心もあるのがいいんだ。子供の頃は、怖い夢を見るのを恐れて、“スリラー”のビデオをもう一度見たいのか見たくないのか分からなかったけど、結局いつも目を半分閉じてまた見ていたよ」と説明。加えて、「ウォール街をゾンビ感染で懲らしめるというアイディアは、楽しい時間に感じられたよ」と皮肉なジョークを飛ばしている。

　イマジン・ドラゴンズは、ビデオ公開と同時に昨年にリリースしたアルバム『Mercury – Act 1』の続編となる＜Act 2＞を加えたダブル・アルバム『Mercury – Acts 1 & 2』を7月1日にリリースすると発表した。真っ赤なジャケット写真も公開となった新作は、大ヒット中のシングル「エネミー」が追加収録され、そして「ボーンズ」も含めた全32曲の豪華2枚組となる。

　最新曲「ボーンズ」は、6月3日より放送が決定しているAmazonプライムビデオ大人気ドラマ・シリーズ『ザ・ボーイズ』待望のシーズン3にフィーチャーされており、また、「エネミー」はRiot Gamesのアニメシリーズ『アーケイン』の主題歌に起用されている。「エネミー」はこれまでに計16億回以上のグローバル・ストリームを記録する長期ヒット曲となっており、4月9日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で、同曲最高位となる5位を獲得している。

◎リリース情報
シングル「ボーンズ」
配信中
https://umj.lnk.to/ID_Bones

ダブル・アルバム『Mercury – Acts 1 & 2』
2022/7/1 RELEASE
https://umj.lnk.to/ID_MercuryActs12_pre

Photo: Eric Ray Davidson