フォンテインズD.C.、2年ぶりのニューALから新曲「Jackie Down The Line」公開

2022年1月13日 / 10:00

 フォンテインズD.C.が、3rdアルバム『スキンティ・フィア』を2022年4月22日に<Partisan Records>よりリリースする。

 プロデューサーのダン・キャリーと3度目のタッグを組んだ『スキンティ・フィア』は、全英2位を記録し、【ブリット・アワード2021】と【グラミー賞】にノミネートされた2020年の2ndアルバム『ヒーローズ・デス』に続く作品となる。

 バンドが最初に世界的な注目を集めたのは、2019年にリリースされたデビュー・アルバム『ドグレル』が、その年に最も高く評価された作品のひとつとなり、【マーキュリー賞】のショートリストに選ばれた時だ。それ以来、彼らはここ数年で最も新鮮で刺激的な若いバンドの1つとして認知されている。パンデミックのロックダウン以降、バンドは『スキンティ・フィア』の作業を終える前に、英ロンドンのアレクサンドラ・パレスでのチケット1万枚全てをソールド・アウトさせた。

 『スキンティ・フィア』はアイルランド語で、英語に訳すと「the damnation of the deer(鹿の天罰)」となる。アルバムのカバーには、自然の生息地から連れてこられ、人工の赤い光に照らされた家の廊下に置き去りにされた鹿が写っている。大きな鹿はアイルランドでは絶滅種であり、バンドのアイルランド・アイデンティティに対する考えは、『スキンティ・フィア』の中心をなす。『ドグレル』にはダブリンのキャラクター(「Boys In The Better Land」のタクシー運転手等)のスナップショットが散見され、『ヒーローズ・デス』ではバンドがツアーで世界を回る中で感じた疎外感と断絶が記録されているが、フォンテインズD.C.は『スキンティ・フィア』で、自分たちが新しい人生を別の場所で作り直す中、遠くからアイルランド性を訴えているのだ。D.C.は「Dublin City」の略で、故郷というものが体内に脈々と流れるバンドにとってのこのアルバムは、視野を広げる必要性と、残してきた土地と人々への愛情を解決しようとする姿を見せてくれるものである。

 『スキンティ・フィア』には『ドグレル』の荒々しいロックンロールや、『ヒーローズ・デス』の荒涼とした雰囲気が存在する。しかし、三部作の三枚目となるこのアルバムは、より広大でシネマティックだ。フォンテインズD.C.は常に進化を続けているバンドだ。結果、『スキンティ・フィア』には、移り変わるムード、驚くべき洞察力、成熟等が内包され、大きく感情移入できる作品に仕上がった。

◎リリース情報
アルバム『スキンティ・フィア』
2022/4/22 RELEASE
<トラックリスト>
1. In ár gCroíthe go deo
2. Big Shot
3. How Cold Love Is
4. Jackie Down The Line
5. Bloomsday
6. Roman Holiday
7. The Couple Across The Way
8. Skinty Fia
9. I Love You
10. Nabokov


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