2021年9月8日公開（集計期間：2021年8月30日～9月5日）のBillboard JAPANストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”で、back numberの「水平線」が初の首位を獲得した。
「水平線」は、昨年のインターハイがコロナ禍の影響により中止となったことがきっかけで制作され、2020年8月18日にYouTubeチャンネル上で初公開された。それから1年を経て、8月13日に配信リリースされた同曲は、8月18日付の当チャートで57位に初登場し、最初の1週間フル集計となった翌週8月25日付には5位にジャンプアップした。チャートイン4週目を迎えた当週の再生回数は8,327,242回を記録しており、前週比96%でほぼ横ばいの推移となったが、長らくトップを維持していたBTSの「Permission to Dance」の勢いが落ち着き始めたこともあり、トップに躍り出た。これまで当チャートにおけるback numberの最高位は、「怪盗」が6月9日付にマークした2位だったため、今回が自身初の首位獲得となる。
続く2位はBTSの「Butter」で、前週から1ランクアップ。再生回数は前週比96%の8,323,588回で、1位とは3,654回の僅差となった。また、前週7連覇を果たした「Permission to Dance」は、前週比90%の8,323,485回を記録して3位に。連続首位記録は一度ストップしたものの、BTSは6位に入った「Dynamite」を含め、依然として上位に複数楽曲を送り込み続けており、ストリーミングの回転率の根強さはまだまだ健在だ。
4位から14位までは変動なく、ロングヒット曲の上位キープが続くなか、当週15位で初登場を果たしたのは、Kis-My-Ft2の最新シングル「SO BLUE」。9月15日のCD発売に先駆けて9月1日に、兼ねてより過去曲が期間限定配信されているLINE MUSICで先行配信がスタート、再生回数は4,776,395回を記録した。サービスを限定しているとはいえ、サブスク解禁は楽曲視聴の間口を広げるチャンスであることは間違いなく、新規リスナー層の開拓に繋げることができれば、次週以降も上位をキープすることができるだろう。
◎【Streaming Songs】トップ10
1位「水平線」back number（8,327,242回再生）
2位「Butter」BTS（8,323,588回再生）
3位「Permission to Dance」BTS（8,323,485回再生）
4位「Cry Baby」Official髭男dism（7,557,952回再生）
5位「ドライフラワー」優里（7,048,532回再生）
6位「Dynamite」BTS（6,441,550回再生）
7位「夜に駆ける」YOASOBI（6,189,333回再生）
8位「きらり」藤井 風（6,066,322回再生）
9位「怪物」YOASOBI（5,736,261回再生）
10位「ステイ」ザ・キッド・ラロイ×ジャスティン・ビーバー（5,695,930回再生）