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まだまだ夏は終わらない!残り少ない夏と余韻を楽しむ曲5選!

まだまだ夏は終わらない! 残り少ない夏と余韻を楽しむ曲5選! (okmusic UP's)

コロナ以降、最大の感染拡大を受けながら過ごした2021年の夏。いやぁ、暑かった…って、まだ終わってない! 今年こそはと思いながら、昨年に引き続きたくさんのことが制限された夏だったけど、個人的には小栗 旬が“ちょっと高級なビールにしようか”とつぶやくザ・プレミアム・モルツのCMがすごくいいなと。むしろ自粛どころかささやかなリッチ感で気分が上がる。だとしたら、音楽だってそんな要素は多分にあるはず! さまざまな場所にも連れてってくれるし、暑さや涼しさ、実際には体験してもいない情景にトリップすることだってできる。そんな残り少ない夏のお供に、お勧めしたい5曲でございます。
「サマーヌード」(’95) /真心ブラザーズ

クラムボン、土岐麻子、bird他、多くのアーティストにカバーされてきた真心ブラザーズの「サマーヌード」。中でもひと際注目されたのは、2013年にこの曲をモチーフにした同タイトルのテレビドラマが制作され、主演を務めた山Pこと山下智久が「SUMMER NUDE’13」というタイトルで主題歌としてカバーしたことじゃないでしょうか。その間、実に18年。決して大ヒットをしたわけではないのに支持されるのは、まるでセピア色した淡い思い出のように、きっと切ない情景に青春の1ページを感じずにいられないから。そんな夏の名曲ですが、実は日清食品が自ら“黒歴史”と呼んでいる(笑)1995年夏季限定商品のCMタイアップのために作られた曲。ん? まさかタイトルってそこから…(笑)? ちなみに、MVの海辺で真心のふたりと戯れている女子は、デビュー前のPUFFYなので改めてチェックしてみて!
「夏祭り」(’90)/JITTERIN’JINN

こちらも、30年以上が経った今でも夏に聴きたくなる代表曲としてリピートされ続け、東京ヤクルトスワローズのチャンステーマとしても知られている「夏祭り」。世代によっては2000年に浴衣姿でカバーしていたWhiteberryのイメージが強いかもしれないけれど、オリジナルはJITTERIN’JINN。実は彼女たち、BEGINやBLANKEY JET CITYなども排出している、あの伝説の『イカ天』ことTBS系オーディション番組『平成名物TV/三宅裕司のいかすバンド天国』の6代目イカ天キングなのです! ようやくヒットチャートの上位にバンドの姿が見え始めたこの頃、“面白い音楽をやる人たち”だなと。とても新しい耳障りと、Vo.春川玲子の女を前面に出さないハツラツとした力強い歌声がとても印象的で、単純に音楽を楽しませてくれたそんな一曲。あの夏はもう遠い夢の中だけど、何やらこの夏全国のゲーセンで『太鼓の達人 ニジイロVer.』に登場してるらしい。君がいた夏の新しい楽しみ方ですな♪
「1999年、夏、沖縄」(’00) /Mr.Children

名曲オンパレードのMr.Childrenの楽曲の中で、個人的にはベスト3に入るほど好きなのが、2000年夏にリリースされたシングル「NOT FOUND」のカップリング曲となる「1999年、夏、沖縄」。歌詞の中では、1994年にライヴで沖縄に訪れた時のことが書かれていて、おいおい、いいの?と心配してしまうようなセキララな言葉もあったりしたが、7分42秒という大作を聴き終えて自然と涙がこぼれたことを思い出します。一アーティストというよりは、一日本人・一人間としてのありのままの姿がそこには記されていて、ただただ切ない気持ちになるのです。本来1999年のツアー最終公演となる沖縄で披露するために作られたものの、実際に歌われることはなかったこの曲が、2004年の沖縄で演奏されている映像を観ました。所々の歌詞を2004年ver.に変え、とても愛おしそうに歌う桜井和寿の表情に、いつかその年用に書き換えられたこの曲を聴きに、沖縄へ行ってみたいと強く焦がれた2021年、夏でした。
「夏だらけのグライダー」(’21) /Little Black Dress

五輪の開会式で大役を任された歌姫・MISIAの事務所の後輩として、何度となく同じステージにも立っているLittle Black Dress。1998年生まれでありながら昭和歌謡をルーツに、独自のセンスと世界感で歌謡ロックを表現してきた彼女がこの夏、ゲスの極み乙女。の川谷絵音プロデュースでメジャーデビュー! その記念すべき一曲目となったのが「夏だらけのグライダー」だ。これまでのバリッとクールなカッコ良いイメージに、少しだけ華やかな女性らしさをプラスしたルックスにまず目を奪われる。脚長っ! スタイル抜群~! キュート! そして、ジャズとR&Bを融合したようなリズミカルな音と、貫禄がありながらとんでもなく清涼感を感じる歌声が、大きく窓を開け放って緩やかな風を感じながら過ごす夏の午後のような、そんな涼しげな気持ちにさせてくれる一曲。行きたいところ、会いたい人、いろんなことが予定通りにはならなかったとしても、それぞれの心の中ではより高くより深く、そんな夏であることを祈ってこの曲をチョイス。ちなみに、歌ってない時の可愛らしい喋り方も何気にギャップ萌えで好きだな♪
「SUNTOWN」(’18)/The BONEZ

考えてみたら、夏っぽい歌詞でもなければMVではパーカー着てるし(笑)、だけど今回のテーマを決めた時、すぐに浮かんたのがThe BONEZの「SUNTOWN」。5thアルバム『WOKE』に収録されており、仲間へ向けたメッセージを歌っているこの曲、全編英詞のため分かりづらいかもしれないが、公式YouTubeチャンネルでMVのメイキング映像に乗せて、Vo.JESSEが自らの声で和訳を公開している。《もうダメだ 電話しようとした矢先 オマエからの着信 最高か》いやいや、The BONEZが最高か! バンドっていいな、仲間っていいな、そう思わずにいられない。彼らの想いが音に出ているのだろう、ピースフルで太陽をいっぱい浴びながら、笑顔全開で元気に跳ね回る、そんな光景がカラッとした夏の空気を纏っているのかもしれない。《俺はまだ奇跡を信じてる》“まだ”の部分にグッとくるよね。手をかざしたくなるような眩しさでいっぱいのナンバーだ。
TEXT:K子。

K子。 プロフィール:神奈川・湘南育ち。DIE IN CRIESで“音楽=音を楽しむ”ことを知り、好きな音楽の仕事がしたい!とOLをやめてオリコン株式会社に9年所属。どっぷりの反動で旅行業界に転職後、副業で旅・エンタメ関連のWEBで執筆するも、音楽への愛が止められず出戻り人に。愛情込めまくりのレビューやライヴレポを得意とし、ライヴシチュエーション(ライヴハウス、ホール、アリーナクラス、野外、フェス、海外)による魅え方の違いにやけに興味を示す、体感型邦楽ロック好き。

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