2021年4月7日公開（集計期間：2021年3月29日～4月4日）のBillboard JAPANストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”で、NiziUの「Take a picture」が首位を獲得した。
本曲は、前作『Step and a step』から約4か月ぶりとなるグループの2ndシングル『Take a picture／Poppin’ Shakin’』の表題曲で、コカ・コーラの「この瞬間が、私。」キャンペーンのタイアップ・ソングにも起用されている。CDリリースは4月7日だが、先行配信が3月29日にスタートしており、初週10,821,317回再生を記録して首位デビューを果たした。チャートイン1週目の再生回数としては、自身の「Make you happy」が記録した11,584,293回に次ぐ歴代2位となる数字で、2021年の楽曲では最多記録を更新した。また、同シングル表題曲の「Poppin’ Shakin’」は、前週34位から当週19位にジャンプアップ。再生回数も大きく伸び、前週比147%の4,262,007回を記録した。こちらは2月20日から配信されており、チャートイン7週目をマークしている。
長らくトップを走っていた優里の「ドライフラワー」は1ランクダウンとなり、連続首位記録は10週でストップ。とはいえ再生回数は高止まりを維持しており、当週は前週比96%の10,193,162回を記録する。「Take a picture」との差は約60万回と小さく、次週以降の首位奪還も射程圏内にあるといえる。
続く3位はBTSの「Dynamite」で、再生回数は前週比96%の8,641,932回を記録。チャートインは33週目となった。さらにBTSは、4月2日に配信開始した新曲「Film out」が7位にデビュー。再生回数は7,899,679回を記録した。6月16日にリリースされるベスト・アルバム『BTS, THE BEST』にも収録される同曲は、4月2日公開の映画『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』の主題歌で、楽曲制作にはback numberが参加している。
そして4位にAwesome City Clubの「勿忘」、5位にYOASOBIの「夜に駆ける」がそれぞれエントリー。YOASOBIは6位に「怪物」、9位に「群青」も入っており、引き続きトップ10内に3曲を送り込んだ。いずれの再生回数も前週からほとんど横ばいに推移しており、根強いチャート・アクションを見せている。
前週10位で初のトップ10入りを果たしたBLOOM VASEの「Bluma to Lunch」は、2つ順位を落として12位になったものの、再生回数は前週比107%の5,926,404回で、勢いはむしろ加速している。BLOOM VASEは3月26日にテレビ朝日系『ミュージックステーション』に出演。そこで披露した「CHILDAYS」は当週65位で、再生回数は前週比113%と大きく伸ばす結果となった。
当週トップ100にデビューした楽曲としては、前述のNiziUの「Take a picture」やBTSの「Film out」に加え、54位にkZmの「TEENAGE VIBE feat. Tohji」、68位に平井大の「タカラモノ」、77位にDa-iCEの「Bubble Love」などがエントリーしている。
◎【Streaming Songs】トップ10
1位「Take a picture」NiziU（10,821,317回再生）
2位「ドライフラワー」優里（10,193,162回再生）
3位「Dynamite」BTS（8,641,932回再生）
4位「勿忘」Awesome City Club（8,631,068回再生）
5位「夜に駆ける」YOASOBI（8,618,818回再生）
6位「怪物」YOASOBI（8,390,916回再生）
7位「Film out」BTS（7,899,679回再生）
8位「うっせぇわ」Ado（7,659,409回再生）
9位「群青」YOASOBI（6,846,065回再生）
10位「廻廻奇譚」Eve（6,364,493回再生）
※（）内はストリーミング再生回数。
※総合ソング・チャート“HOT 100”のストリーミング指標と動画再生指標およびストリーミング・ソング・チャート“Streaming Songs”では、一部サービスにおけるデータを無料ストリーミングと有料ストリーミングで分けて集計し、それぞれ異なる係数を乗じているため、再生回数の合算によるランキングとは異なる場合があります。