“平成”を代表するラウド名盤から5曲

2019年4月22日 / 18:00

(okmusic UP's)

5月1日の「令和」の改元まで残すところ僅かとなりました。もうすぐ平成が終わりを告げようとしています。ということで、今回は令和を迎えるにあたり、新しい時代にも語り継ぎたいラウド作品を取り上げたいと思っています。それは同時に平成という時代を総括する意味合いもあり、改めて強烈なインパクトを放ったラウド名盤を振り返りながら、そこから代表曲をピックアップしていきたいと思います。あなたの平成を象徴するラウド作品はここに入っているでしょうか? もし入っていなければ、これを機に自分の平成ラウド盤を探すのも面白いと思います。
「Tales of The Destinies」(’16) /BABYMETAL

平成が生んだメタルモンスター、BABYMETAL。昨年はYUIMETAL脱退という衝撃的なニュースが飛び込み、現在はSU-METAL、MOAMETALの新体制で活動中だ。彼女たちが3人時代に発表した2ndアルバム『METAL RESISTANCE』はデビュー作を経て、飛躍的な成長を刻み付けていた。メタルのサブジャンル、例えばメロスピ、グルーブメタル、プログレッシブメタルなど曲調の幅を一気に拡大。とりわけ、この曲はDREAM THEATERばりのプログレッシブな曲展開で、今なお絶大なインパクトを放っている。何度聴いても口がポカンと開いてしまうほどの凄まじさ。ライヴでも披露されたが、この曲調でダンスする彼女たちのパフォーマンスは記憶の底に焼き付いている。
「ぶっ生き返す」(’07) /マキシマム ザ ホルモン

40万枚以上という驚愕のセールスを叩き出した4thアルバム『ぶっ生き返す』。本作はマキシマム ザ ホルモンの名を一気に知らしめた代表作と言っていい。当時は街を歩いていると、車の中からホルモンの曲が爆音で流れてくるという場面に何度も出くわした。まさに一般層まで浸透させた大名盤であることは疑いの余地がない。鼓膜をつんざくヘヴィな爆音からアイドルソング並みのキャッチーさを兼ね備えた音楽性はジャンルを跨ぎ、後続のアーティストにも多大な影響を与えた。この曲はアルバム表題曲だが、「ぶっ殺す!」勢いでお前を「ぶっ生き返す!」というポジティヴなメッセージを込められている。曲調もホルモン流のミクスチャーサウンドが凝縮された名曲!
「KiLLiNG ME」(’17)/SiM

2ndアルバム『SEEDS OF HOPE』の完成度もさることながら、本作のリード曲となったこの曲をきっかけにバンドはブレイクの足掛かりを掴むことになる。ライヴでも必須のキラーチューンであり、曲が始まった瞬間の観客の待ってしました!と言わんばかりのテンション感は筆舌に尽くし難い。自ら「レゲエパンクバンド」と名乗る彼らだが、極悪ヘヴィな音像にレゲエ、パンク、ダブなどさまざまな要素をミックスさせ、サビで一気にリスナーの心を奪うフックも素晴しい。ライヴも観るたびに進化を遂げているので、ぜひこの曲をきっかけに彼らのサウンドに触れてほしい。
「Final Destination」(’09) /coldrain

記念すべき1stアルバム表題曲であり、ライヴにおいても重要なポジションでプレイされる楽曲である。Masato(Vo)のクリーンヴォーカルから繰り出されるメロディアスな歌唱力は、他のバンドにはない武器としてラウド好き以外にもアピールしうるポテンシャルを秘めている。また、昨年2月にはキャリア初となる日本武道館公演を経て、海外ツアーにも積極的に打って出ている彼ら。この曲もライヴを通して磨き抜かれてきた一曲と言えるだろう。音源を聴いて、気に入ったならば実際のライヴハウスに足を運んでもらいたい。
「Monolith」(’12)/Crossfaith

ロックとエレクトロの融合により、近未来的なラウドサウンドを掲げた大阪発の5人組。現在もヨーロッパ、アメリカ、アジアなど精力的に海外ツアーをこなし、ワールドワイドに活躍する数少ない国産バンドと言っていい。スクリーンや照明を駆使し、ゴージャンスにショーアップされたステージパフォーマンスでも観る者を惹き付けてやまない。この曲は1stミニアルバム『ZION EP』の冒頭を飾るナンバーで、初めてMVを観た時は映像のクオリティーの高さも相まって、これが日本のバンドなの!?と心底びっくりした。この曲を気に入ったら、完全ライヴ仕様の楽曲ばかりを備えた最新作『EX_MACHINA』もチェックしてほしい。
TEXT:荒金良介

荒金良介 プロフィール:99年からフリーの音楽ライターとして執筆開始。愛読していた漫画『ジョジョの奇妙な冒険』(登場人物に洋楽アーティスト名が使用されていたため)をきっかけに、いきなりレッド・ツェッペリンの音源を全作品揃える。それからハード・ロック/ヘヴィ・メタルにどっぷり浸かり、その後は洋邦問わずラウド、ミクスチャー、パンクなど、激しめの音楽を中心に仕事をしてます。趣味は偏ってますが(笑)、わりと何でも聴きます。


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