2007年7月、全国のパチンコホールに導入されるや、大人気機種となったニューギンの『CR 花の慶次 －雲のかなたに－』発売から10年。『CR 花の慶次』10周年を祝う記念CD『CR花の慶次 10周年記念アルバム』が12月20日に発売される。
『週刊少年ジャンプ』で連載されていた、原哲夫の人気漫画『花の慶次』のタイアップ機として登場したこの機種。初代機『CR 花の慶次 －雲のかなたに－』の発売から10年が経った今も大人気シリーズとしてパチンコファンから愛され続け、現在は最新機種『CR 真・花の慶次２』が全国のパチンコホールで好評稼働中だ。
そんな『CR 花の慶次』シリーズの人気が爆発した理由として、パチンコ機としての性能の高さもあるが。戦国時代を舞台とした世界観やアニメーションのカッコ良さ、“戦国一の傾奇者”と称される主人公・前田慶次を始めとするキャラクターの魅力、そして、慶次がカコンとキセルを鳴らす“キセル予告”など演出の面白さがあり、中でもさまざまなキャラクターが登場すするストーリー系リーチのエピソードは、ファンを惹き付けてやまない。そんな演出をよりカッコ良くドラマチックに彩っているのが、歴代のオリジナルテーマ曲たちである。
初代機『CR 花の慶次 －雲のかなたに－』のオリジナルテーマ曲「傾奇者恋歌」を歌っていたのは格闘家であり、歌手としても知られる角田信朗。大当たり中に流れるこの曲は、角田のパワフルで男らしく艶のある歌声と和楽器を多様した和ロックサウンド、《傾け 傾け 傾くが花よ》と慶次を魅力的に描く歌詞が『花の慶次』の世界観と抜群にマッチ！ 07年８月にシングルCDとデジタル配信されるや、デジタル・ダウンロードは累計50万件を超えるヒットとなった。
さらに2009年に発売された後継機『CR花の慶次〜斬』でも再び角田信朗を起用し、新テーマ曲「よっしゃあ漢唄」を使用。勇ましく漢気あふれるこの曲は、WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮の入場曲として使用されたり、サッカーJリーグの角田誠（現：清水エスパルス）、プロ野球の中村奨吾（千葉ロッテマリーンズ）、さらには韓国プロ野球の呉正福（KTウィズ）の応援歌で使用されたりとパチンコファンのみならず、一般層も広く巻き込んでの大ヒットを記録。この曲の存在が『CR 花の慶次』の認知度を大きく広めると同時に、“『花の慶次』のテーマ曲と言えば、角田信朗”というイメージも決定付けた。
以降、最新機種『CR 真・花の慶次２』の挿入歌である、角田信朗が歌う「我無想」、大西洋平が歌う「漢の喧嘩 美しく」に至るまで多くの名曲を生み出し、ファンを楽しませてきた『CR 花の慶次』シリーズの音楽たち。そんな中、『CR 花の慶次』発売10周年を記念してリリースされるのが、『CR 花の慶次 10周年記念アルバム』だ。本作には最新挿入歌「我無想」、「漢の喧嘩 美しく」に加え、10周年を記念して書き下ろされた角田信朗＆大西洋平が歌う「宴 －祝魂歌－」、さらに豪華アーティストによる歴代の名曲たちの大胆カバーと、全10曲を収録している。
角田信朗＆大西洋平というファンにとっては夢の組み合わせが実現した10周年記念ソング「宴 －祝魂歌－」は、派手やかで賑やかなアップテンポの和ロックに、角田のたくましい歌声と大西の伸びやかな歌声によるツインヴォーカルが映える、疾走感と勢いにあふれた10周年記念に相応しい一曲だ。そして、バンドじゃないもん！、仮面女子、増田有華、アップアップガールズ（仮）、マジカル・パンチライン、Cheeky Parade、浅香唯と、女性アイドルを中心とした豪華ラインナップによる歴代の名曲たちのカバーは、『花の慶次』の世界観を描いた漢気あふれる楽曲たちを大胆にアレンジ！
原曲にはない掛け声や合いの手が楽しいバンドじゃないもん！の「傾奇者恋歌」、ゴージャスなダンスサウンドに乗せたクールなヴォーカルがカッコ良い仮面女子の「漢花」、少し大人っぽい色気のある歌声で聴かせるアップアップガールズ（仮）の「修羅の果てまでも」、心躍る躍動感あるアレンジに勇ましいヴォーカルやラップがマッチしたマジカル・パンチラインの「戦ノ道」、タイトで疾走感のあるアレンジとロック調のヴォーカルが映えるCheeky Paradeの「武士ノ花」と、アイドルグループによるカバーは、原曲の良さも活かしながらポップにダンサブルにと独特のアレンジを施し、グループの個性や魅力を存分に発揮。増田有華による「よっしゃあ漢唄」は、女子の秘めた強さやたくましさが全面に出た、原曲とは異なる印象が実に面白い。
さらに、角田信朗＆浅香唯による「涙桜」も切なくも優しい浅香の歌声に角田の美声が重なる、『花の慶次 ～焔～』のテーマソングであるMAYUMIの「涙桜」とまったく印象の異なるデュエットソングへ変貌。さまざまなアーティストが歌う歴代の名曲たちを聴いて、曲の良さを改めて確認するのもこの作品の聴き方のひとつだが、原曲とのアレンジや印象の違いを楽しむのもこの作品の聴き方のひとつ。また、パチンコファンや原作ファンはもちろん、参加アーティストのファンや戦国マニアなど、『花の慶次』を知らない人も歴代の名曲たちに触れることで、漢気あふれる慶次の世界に浸れる一枚となっている。
また、同アルバムの発売を記念したスペシャルライブの開催も決定している。サブタイトルに“花慶の日～another ver.～”に掲げ、角田信朗と大西洋平はもちろん、浅香唯、バンドじゃないもん！、仮面女子、増田有華、アップアップガールズ（仮）が出演。今までの花慶色を継承しつつ、アイドルなどの華やかさを加えたイベントになるとのことだ。2018年1月11日にZepp Tokyoに実施され、なんと入場は無料！ 参加希望の方は特設ページより、応募してほしい。
TEXT：フジジュン
■『「CR花の慶次」10周年記念アルバムスペシャルLIVE』
新春花慶うたまつり 特設ページ
http://www.newgin.co.jp/contents/crhanakei10thlive/
『「CR花の慶次」10周年記念アルバム スペシャルLIVE』
2018年1月11日（木） 東京・Zepp Tokyo
開場18:00／開演19:00／終演21:30予定
出演：角田信朗、大西洋平、浅香唯、バンドじゃないもん！、仮面女子、増田有華、アップアップガールズ（仮）
◎ 応募方法など詳しくは、こちらまで。
http://www.newgin.co.jp/contents/crhanakei10thlive/
『CR 花の慶次 10周年記念アルバム』 全曲紹介ムービー
https://www.youtube.com/watch?v=tCUivSHK8DI&feature=youtu.beアルバム『CR 花の慶次 10周年記念アルバム』
2017年12月20日発売
PCCA-04606／￥2,400（税抜）
＜収録曲＞
1. 我無想 / 角田信朗（『CR 真・花の慶次2』挿入歌）
2. 漢の喧嘩 美しく / 大西洋平（『CR 真・花の慶次2』挿入歌）
3. 宴-祝魂歌- / 角田信朗&大西洋平（『CR花の慶次』10周年記念ソング）
4. 傾奇者恋歌 / バンドじゃないもん！
5. 漢花 / 仮面女子
6. よっしゃあ漢唄 / 増田有華
7. 修羅の果てまでも / アップアップガールズ(仮)
8. 戦ノ道 / マジカル・パンチライン
9. 武士ノ花 / Cheeky Parade
10. 涙桜 / 角田信朗 & 浅香唯