【米ビルボード・ソング・チャート】ザ・ウィークエンドの「スターボーイ」が遂に1位に!ダフト・パンクにとっては初の快挙

2016年12月28日 / 13:00

 6週間のNo.1を死守した、レイ・シュリマーの「ブラック・ビートルズ feat.グッチ・メイン」に代わり、ザ・ウィークエンドの「スターボーイ feat. ダフト・パンク」が首位に輝いた、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 同名アルバム『スターボーイ』(今週3位)の初登場と同時に、この曲もNo.1を獲得するのでは、と予想されていたが、レイ・シュリマーの「ブラック・ビートルズ」(今週2位)が絶好調だったということもあり、2冠は逃した。しかし、安定した週間セールスを獲得し、8週間の2位をマークする強さをみせ、登場14週目で遂にNo.1を獲得。ザ・ウィークエンドは、これで「キャント・フィール・マイ・フェイス」(2015年)、「ザ・ヒルズ」(2015年)に続く、3曲目のソング・チャート首位を獲得。フィーチャリング・ゲストとしてクレジットされているダフト・パンクは、シングル曲としては初のNo.1獲得となった。

 そのダフト・パンクと再びタッグを組んだ、ザ・ウィークエンドの新曲「アイ・フィール・イット・カミング」は、先週の33位から25位にランクアップしていて、ミュージック・ビデオが公開されれば、TOP10入りも期待できそうな動きをみせている。「スターボーイ」がNo.1を獲得したのも、同曲のビデオが視聴回数4億回を突破する大ヒットを記録したからだ。昨今では、この視聴回数をどれだけ稼げるかが、ヒットするかしないか、明暗を分ける。

 先週、一旦14位にダウンしたが、今週再びTOP10入りを果たした、マシン・ガン・ケリーとカミラ・カベロのデュエット曲、「バッド・シングス」も、2500万視聴回数を記録しているビデオのヒットが、再浮上した理由として挙げられる。また、カミラがフィフス・ハーモニーから脱退したことが12月19日に発表され、大きな話題になったことで、エアプレイやストリーミングが一気に上昇した。ツイッターでつぶやかれた回数もポイントとして加算されるので、「話題作り」をすることも、ヒットさせるための戦略といえる。

 今週のソング・チャートは、集計期間がホリデー・シーズンだったということで、16位にランクインした、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」をはじめ、バール・アイヴスの「ホリーは愉快なクリスマス」(46位)や「ナット・キング・コールの「クリスマス・ソング」(47位)など、世代を超えたクリスマスの名曲が続々ランクインしている。

 先週の45位から23位へ、大きくランクアップした、ペンタトニックスの「ハレルヤ」は、この曲が収録されたアルバム『ペンタトニックス・クリスマス』が、今週のアルバム・チャートでNo.1に輝いた。ペンタトニックスは、過去にも「リトル・ドラマー・ボーイ」(2013年最高位13位)や、「メアリー・ディッド・ユー・ノウ?」(2014年最高位26位)などがヒットしている。定番化したことで、来年以降も、ホリデー・シーズンになると、ペンタトニックスのタイトルがチャートに登場するだろう。

 クリスマス・ソングの代表曲ともいえる、ワム!の「ラスト・クリスマス」は50位に初登場した。1984年の12月にリリースされた、言わずと知れた名曲だが、アメリカのHOT100チャートに登場するのは、実は今年が初めて。また、12月25日に、メンバーのジョージ・マイケルが心不全のため死去したため、この曲はもちろん、ワム!のヒット曲や、ジョージ・マイケルの人気タイトルが、次週のチャートにランクインすることが予想される。

Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、28日22時以降となります。

◎【Hot100】トップ10
1位「スターボーイ」ザ・ウィークエンド feat.ダフト・パンク
2位「ブラック・ビートルズ」レイ・シュリマー feat.グッチ・メイン
3位「クローサー」ザ・チェインスモーカーズ feat.ホールジー
4位「24K・マジック」ブルーノ・マーズ
5位「ジュジュ・オン・ダット・ビート」ゼイ・ヒルフィガー&ゼイオン・マッコール
6位「サイド・トゥ・サイド」アリアナ・グランデ feat.ニッキー・ミナージュ
7位「レット・ミー・ラブ・ユー」DJスネイク feat.ジャスティン・ビーバー
8位「ドント・ワナ・ノウ」マルーン5 feat.ケンドリック・ラマー
9位「バッド・シングス」マシン・ガン・ケリー&カミラ・カベロ
10位「フェイク・ラブ」ドレイク


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