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【2.5次元】ドラマ「REAL⇔FAKE」荒牧慶彦&植田圭輔&小澤廉&佐藤流司&松村龍之介&和田雅成が贈るミステリー「フェイクの中にある真実を楽しんで」

 2.5次元のトップランナーともいうべき6人の人気俳優たちが共演を果たしたドラマ「REAL⇔FAKE」。本作は、人気アーティスト「朱音」(蒼井翔太)の失踪の謎を追ったサスペンスタッチのドラマだ。荒牧慶彦、植田圭輔、小澤廉、佐藤流司、松村龍之介、和田雅成は、それぞれアイドルや俳優、歌手という肩書きを持つタレント役で、あるユニットプロジェクトに参加し、共同生活を送っている。朱音の失踪に関わったとされる人物が「プロジェクトメンバーの中にいる」という怪文書が届き、物語は一気に不穏な空気を醸し出す。果たして犯人は誰なのか、謎が謎を呼ぶ物語がスタートする。ドラマ撮影中の6人に、本作に懸ける意気込みを聞いた。

(左から)松村龍之介、植田圭輔、佐藤流司、小澤廉、荒牧慶彦、和田雅成

-このキャストでドラマをやると聞いたときの感想は?

松村 うれしくはありましたが、緊張もしました。先輩ばかりですし、初共演の方も多いので、どういう形で食い込んでいけばいいのかなって不安もあったんですが、みんないい人たちで、ここにいられることが幸せです。

植田 これも挑戦だと思うので、頑張ります。個人的には佐藤流司くんとは初共演なので、それが楽しみでした。

佐藤 視聴率取れそうなメンツだなって(笑)。

和田 もっと言い方あるでしょ(笑)?

荒牧 それで視聴率悪かったらどうするんだよ(笑)。

佐藤 (笑)。でも、俺が尊敬している方たちが集まっているので、一緒に演じられるのが楽しみでした。今日(取材当日)、撮影してみてやっぱり面白かったですし、きっといい作品になると思います。

小澤 そうそうたるメンツの中に入ることができてうれしかったです。実は僕が芸歴は一番浅いので、その中で演じることに緊張もありますが、初めて今日、全員と顔合わせをして、いい作品ができそうだと思っています。今後の撮影も楽しみです。

荒牧 僕は、個人的に見知った仲間が多いですし、役者としても信頼できる方たちと一緒に仕事できるのがうれしいです。廉も言ったように、そうそうたるメンツなので、見てくれるファンの方にも喜んでもらえるような作品ができるんじゃないかなと思います。

和田 活動している場はみんな同じところですが、色がそれぞれ違うのが印象的だと思いました。それが合わさったときは強いと思いますし、その色がきれいな色になればいいなと思います。

-本作の脚本・監督は2.5次元舞台も数多く手掛けている毛利亘宏さんが担当しています。今回、毛利さんは当て書きをしたそうですが、実際に脚本を読んでドキッとしたところがあったら教えてください。

和田 僕、「歌とかダンスが苦手なんで」ってせりふがあるんですが…。

全員 おおー。

和田 おおーじゃないよ。僕は練習して頑張ってるんだから(笑)。でも、そういう感じで細かい部分で僕たちがやりやすいように書いてくれているんだろうなと思うところが多いのでありがたいです。

植田 (松村演じる黎士郎が)英語しゃべれるっていう設定なのは、実際に話せるからでしょう?

松村 ちょっとだけですが…。でも、僕、毛利さんから冷たい人間でいてほしいと言われたんです。台本上に明確にそれを示すせりふはないんですが、当て書きということは、裏を返せば冷たい人間って思われているのかなって…それはドキッとしました。

荒牧 当て書きといっても、あくまでも作品なので、もちろんそのまま僕たちということではないと思いますよ。僕が今までやったことがないようなキャラクター性もあえて入れてくれていて、自分を出しつつも新たなキャラクターを演じられるんです。演じていて、それが面白いなと思いました。

和田 そうだね、それが正解だね!

佐藤 じゃあ、今の(荒牧のコメントは)「佐藤」って書いておいてもらえます(笑)?

植田 植田は以下同文で(笑)。

-共同生活という設定にちなんで、共同生活をしたことがあればその思い出は? したことがない人は、してみたいか、してみたくないかを教えてください。

植田 和田くんとは1週間ぐらい同室で生活したことがあります。仕事ですけどね(笑)。

和田 はい、撮影でハワイに行ったときに共同生活をしました。キングサイズのベッドとソファーがあったんですが、僕がキングサイズのベッドで寝ていました。植ちゃんが先輩なのですが(笑)。

荒牧 僕は共同生活をしたことはないですが、部屋が別で、リビングだけ一緒という状況ならば、やってみたいと思いますし、できると思います。

佐藤 俺は絶対無理ですね。

小澤 龍(松村)はあるんでしょ?

松村 あります。でも、ハーフの方としていたので、文化の違いもあって難しかったです。僕は、意外と細かいことを気にしてしまうタイプなんで…。

和田 分かる、分かる。僕も昔、5人で暮らしていたことがあって、全員知り合いだったけど、すごく大変だった思い出がある。変なところを気にするタイプだから、自分のテリトリーを汚されるのが嫌でした。

-本作の見どころを教えてください。

松村 このメンバーが集まることが僕にとっては奇跡に感じますし、この場に僕が入れることがすごくありがたいです。それぞれがそれぞれの魅力をぶつけ合える作品だと思います。当て書きという話もありましたが、どこまでが素で、どこからがお芝居なのかも楽しみながら見ていただければと思います。

植田 このドラマでは、おのおのにスポットが当たるシーンがあるので、全員が主役だと思います。視聴者の方も、一緒にいろんな想像や、推理をしながら見てもらえるとうれしいです。舞台を中心に活動している俳優たちがテレビドラマに出るという珍しさだけではなく、純粋にドラマとして、どなたが見ても楽しんでもらえる作品になっています。

佐藤 この6人が共同生活をしている設定からして、新鮮で面白いと思います。舞台や映像という同じところで仕事しながらも、意外と違う畑で戦っている者同士が、一つ屋根の下に暮らすって興奮しますよね。それが自分自身でも楽しみなところだし、見どころになると思います。

小澤 このメンバーが一つの画面に集まっているという、それ自体が見どころだと思います。それから、サスペンスなので、第1話を見たら最後まで見ないと気になって仕事もできないというストーリーになっていると思います。

荒牧 1話を見たら2話が見たくなるし、2話を見たら3話が見たくなる。どんどん謎が深まっていって、その謎が解決していくというストーリー自体が魅力的なものになっています。キャラクター同士の関係性にも意味が込められている作品なので、見ている方にも考察して楽しんでもらえたら幸いです。

和田 タイトルにある通り、フェイクの中にある真実を楽しんでもらえたらいいなと思います。

(取材・文・写真/嶋田真己)

(C)「REAL⇔FAKE」製作委員会・MBS

 ドラマイズム「REAL⇔FAKE」は9月1日深夜0時50分からMBS、9月3日深夜1時28分からTBSで放送。