ドラマ「惡の華」鈴木福&あの、互いの印象を語る「熱量が一緒だなと…」「こんなにお調子者でボケるとは」【インタビュー】

2026年4月21日 / 10:37

 鈴木福とあのがW主演するドラマ「惡の華」が毎週木曜24時からテレ東系で放送中だ。押見修造氏の同名漫画をドラマ化した本作は、少年・少女の「不安」「葛藤」「痛み」など、思春期の心の変化を描いた壮絶な青春物語。ある日、ひょんなことから憧れのクラスメートの体操着を盗んでしまった中学2年生の春日高男(鈴木)が、その光景を見ていたクラスメートの仲村佐和(あの)に翻弄され、自分も知らなかった“自分”と向き合っていく複雑な心情を描く。

鈴木福(左)とあの (C)エンタメOVO

―放送がスタートして、SNS上では「あのちゃんがドはまり役」「福くんが春日過ぎる」「2人ともぴったりの役で最高に面白い」といった声が上がっています。お2人が役柄を演じるうえで大事にしたことや、作品の印象を教えてください。

鈴木 原作ファンの方が見たときに、原作を壊していると思われたくないなと思いながら演じました。また、原作も脚本も面白く、絶対に面白いと思ってもらえる中で、ただそれを人間が演じるということではなく、そこに“僕たちがやるからこそ”というものが乗ったときによいものができると思いました。そこを目指して作品に向き合いました。

―鈴木さんが演じる春日が体操着を着用してブルマ姿になる衝撃のシーンもありますが、驚きや戸惑いはなかったですか。

鈴木 もちろん僕自身の中ではありましたが、それ以上に春日の感情面を考えたり、そのシーンを演じる難しさを感じていました。どういうお芝居をしよう、大変だなという気持ちの方が大きかったです。

―あのさんは、葛藤を抱えていた10代の頃に『惡の華』の原作漫画を読んで「出会ってしまった」と衝撃を受けたそうですね。

あの 10代の頃に周りの多くの方から薦めてもらって、初めて読んだときに衝撃を受けて、当時の自分にとって、すごく寄り添ってもらっている感覚になった作品でした。お話をいただいたときはドラマ化されること、さらに自分が仲村役ということに驚きましたし、プレッシャーもありましたが、同時に絶対にやらなくてはという使命感もわいてきて、導かれたなという感覚になりました。

―そんな導かれたと感じられた仲村役をどのように演じましたか。

あの 原作が1番大事なので、毎シーン漫画を読んで、仲村がどんな顔をしているか、この時はどんな気持ちだったかというのを何度も考えながら演じました。仲村の過激さがキャラクターとして伝わっていきますが、その背景にどのような思いや感情があって、その発言が出たかというのは、ぼく自身が誰よりもそこに目を向けないと、この作品に置いていかれてしまうという気持ちがあったので、しがみつく思いでやりました。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【映画コラム】世界が揺らぐとき、人間は何をするのか…『DIGGER/ディガー』『ディスクロージャー・デイ』

映画2026年10月20日

『DIGGER/ディガー』(10月9日公開)  石油採掘会社のCEOとして君臨するディガー・ロックウェル(トム・クルーズ)の、利益しか考えない強欲な行動によって氷河に亀裂が生じ、地球規模の環境災害が発生する。コンプソン大統領(ジョン・グッド … 続きを読む

堂本光一演出「百鬼夜鏡」、「期待を超える作品を作っていけたら」川﨑皇輝×内村颯太×元木湧×北川拓実×安嶋秀生×松尾龍【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月20日

 堂本光一が構成・演出を務める舞台、EX THEATER ARIAKE OPENING LINEUP「百鬼夜鏡」が、11月3日からEXシアター有明で上演される。本作は、 “人ならざる力”を持ち、恐怖や災いを象徴する鬼と、室町時代にタイムスリ … 続きを読む

芦田愛菜、努力を続けるコツは「一度に大きく飛躍しようと頑張り過ぎない」【インタビュー】

ドラマ2026年10月19日

 芦田愛菜が主演するドラマ「南田南弁護士は天才肌」(カンテレ・フジテレビ系)が、10月19日22時からスタートする。世界的にヒットした韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」を日本版にリメイクした本作は、自閉スペクトラム症(ASD)の新人弁護 … 続きを読む

ドラマ「LOST10」脚本・奥寺佐渡子×監督・塚原あゆ子 横浜流星と小栗旬が演じるバディの魅力と制作の舞台裏を語る【インタビュー】

ドラマ2026年10月16日

 横浜流星が主演する金曜ドラマ「LOST10」が、16日22時からTBS系でスタートする。大河ドラマ以来の民放連続ドラマ出演となる横浜が、映画『国宝』の脚本家・奥寺佐渡子と再タッグ。「Nのために」「最愛」などを手掛けた塚原あゆ子監督、新井順 … 続きを読む

磯村勇斗「吉田監督の世界に入れることが楽しみでした」吉田恵輔監督「磯村くんは思考が自分に近い」初顔合わせの舞台裏『mentor』【インタビュー】

映画2026年10月15日

 かつて、花火遊びをきっかけにアパートを全焼させてしまった2人の少年、龍之介(磯村勇斗)と拓海(末澤誠也)が15年ぶりに再会。さらに、その火事で大火傷を負い、妻子を失った被害者・埜本(綾野剛)と交流する中で、2人は運命を狂わせていく…。   … 続きを読む

page top