海外ドラマ上映会イベント「東京国際ドラマ祭」が5月26日、東京都内で開催され、ゲストにGENERATIONS from EXILE TRIBE(以下「GENERATIONS」)が登場した。全米で大ヒットした海外ドラマ6作品を、日本での放送やDVD発売に先駆けて見られるというこのイベントでは、EXILE TRIBEの新世代ユニット、GENERATIONSが自身初のトークイベントに出席。海外ドラマの感想を語ったり、アフレコに挑戦、また、スペシャルバージョンのミニライブを実施し「ANIMAL」と「Love You More」の2曲を披露した。
GENERATIONSは昨年11月にデビュー、5月14日付のオリコンシングルデイリーランキングでは3位を獲得するなど人気急上昇中。ステージではダイナミックなパフォーマンスを披露した彼らだが、今回のトークイベントではテンポのよいコミカルな掛け合いを随所で披露し会場を和ませた。第1部の自己紹介では、
小森 GENERATIONSパフォーマーの小森隼です。
白濱 パフォーマーの白濱亜嵐です。
数原 ボーカルの数原龍友です。
中務 パフォーマーの中務裕太です。
片寄 ボーカルの片寄涼太です。
佐野 パフォーマーの佐野玲於です。
関口 ボーカルの…あ、すみません。パフォーマーの関口メンディーです。よろしくお願いします。緊張でボーカルと…(笑)。
と、関口が開始早々笑いを誘い、「本気で間違えていたね!」とメンバーからツッコミを受けていた。そんなやりとりがいっぱいの「東京国際ドラマ祭」、第2部のトークイベントの模様を、以下お伝えします。
なお、当日の上映作品は以下の通り(上映順)。
「GRIMM/グリム」(ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント/スーパー!ドラマTV)
「レボリューション」(NOTTV/ワーナー・ホーム・ビデオ)
「HOMELAND/ホームランド」(20世紀フォックス ホーム エンターテイメント)
「ザ・フォロイング」(WOWOW)
「ARROW/アロー」(AXN/ワーナー・ホーム・ビデオ)
「ゲーム・オブ・スローンズ第一章:七王国戦記」(ワーナー・ホーム・ビデオ)
――こうしたトークイベントに参加されるのは初めてだそうですね。
白濱 はい、初めてです。みんなワクワクしながら待っていましたね。
数原 緊張感もありますけどね。
白濱 そうですね。
――事前にご覧になった作品はありますか?
一同 もう全部見させてもらいました!
――相当お忙しいと思いますが、ドラマを見たりする時間はあるんですか?
白濱 僕らはよく地方に行く機会があるのですが、その移動中に。
数原 半寝になりながら見てます(笑)。あとはリハーサルの合間だったり、ホテルに帰ってからとか。
――見始めると止まらなくなりませんか?
数原 そうなんですよ。見始めるとやっぱり止まらなくて。
――「リハーサル早く終われ!」というふうになったりは…?
数原 むしろ「リハーサル、もう少し遅らせない?」という(笑)。
――皆さん海外ドラマにハマっているということですね。では今回ご紹介する作品ごとにお話を伺っていきたいのですが、まずは「ザ・フォロイング」、こちらは中務さんにお話を伺いたいと思います。中務さん、主演のケビン・ベーコンの映画をご覧になったことはありますか?
中務 はい、『トレマーズ』だったり『インビジブル』だったり、たくさん見ています。
――渋い俳優さんですよね。「ザ・フォロイング」をご覧になっていかがでしたか?
中務 犯人と警察が心理戦を繰り広げたり、一つ問題を解決したら次の問題が発生したりと、スピード感がすごくドキドキして面白かったです。
――この「ザ・フォロイング」も、「リハーサル遅らせようぜ!」となるような、見始めると止まらないドラマなんですが、この作品にちなんでメンバーのことに触れながら伺いたいと思います。「ザ・フォロイング」は全く先が読めない展開のドラマですが、メンバーの中で予測できない行動をよく取るトリッキーな人は誰ですか?
中務 僕です!
一同 はははは!
白濱 早っ!
数原 今のは予測できなかったですね(笑)。
中務 自分ではよく分からないんですけど、よくメンバーから「今それやるの?」みたいに言われることがあって、「いや、今でしょ!」って。
一同 はははは!
中務 僕だけ違うことをやっていたりすることがあるので。メンバーみんなが映像を見ているときに端っこで何かやってたりとか。
白濱 謎が多いですね。
中務 マイペースなのかもしれないですね。
白濱 自由人なんですよ。
――中務さん自身は、何かおかしなことをしているという感覚はないんですよね?
中務 …そうですね。
数原 ちょっと心当たりがあるみたいですね(笑)。
――続いて「ARROW」ですが、数原さん、アメコミのヒーロー図鑑をお持ちだそうで。
数原 はい。アメコミ大好きです!
――今朝のリハーサルの時も「アイアンマン」のTシャツを着てらっしゃいましたよね?
数原 リハーサルのときにいろんなヒーローのTシャツを着るのが自分の中で定番化してるんです。かなりいろいろあるんで、夏も着たいと思います。
――「スーパーマン」や「バットマン」で知られるDCコミックス、そのヒーローの一人の「グリーンアロー」ですが、ご存じでしたか?
数原 もちろんです、大ファンです。スーパーヒーローが集結したゲームをよくやるんですけど、グリーンアローは最強のキャラとして使ってますね。
――「ARROW」はその「グリーンアロー」のドラマ化作品ですが、ご覧になった感想は?
数原 かなり男の子はわくわくする内容になっていまして。ポスターにもあるように、体がキレキレで、傷もあるんですけど、ある島で遭難しちゃうんですよね。そこでいろいろあって。体に刻まれた傷が物語ってるんですけど、表の顔は億万長者のイケメンでモテモテな男なんですけど、裏の顔は悪党を退治するスーパーヒーローということで、憧れますね。僕もアーティストをやりながら、裏で何かやってみたいですね。
――ははは。こういうフードをかぶって?
数原 そうです。男の子はすごくワクワクしますし、女性もキュンキュンするといいますか、カッコよ過ぎて、楽しめると思います。
――街中でフードをかぶったヒーローが現れたというニュースがもし流れたら、僕は真っ先に数原さんを疑うことにします(笑)。
数原 多分それ僕ですね(笑)。
一同 はははは!
――「ARROW」の主人公はそんな二つの顔を持つのですが、数原さんからご覧になって、メンバーの中で一番Sexyな顔を持つと思う人は誰ですか?
数原 セクシー? セクスィー? 言い方でちょっと変わってきますね(笑)。でもやっぱり、あの体に負けてない肉体美の持ち主の関口メンディーさんじゃないですかね?
佐野 ”セキシー”ですよ、もう。
一同 ”セキシー”(笑)!
白濱 玲於、うまい!
数原 流行語大賞だね。
――今日はメンディーさん、いろんな名前が生まれますね。
関口 光栄です。すごくうれしいです。主人公はやっぱり傷がセクシーだと思うんですけど、僕は体に傷がないんですよ。だから、ちょっと傷をつけていこうかなと…。
――つけなくていいと思います(笑)! 大事にしてください!
関口 そうですね、大事にしましょう(笑)。
――それでは「ゲーム・オブ・スローンズ」ですが、こちらは佐野さん、ご覧になっていかがでしたか?
佐野 はい、すごく大好きで、スケールがでか過ぎて。本当に地球にこういう世界があったんじゃないかなと思うような作品なんですけど、王様がいて、その下にいろんな一族がいて、ホワイトウォーカーという気になる集団がいたりして、本当にわくわくする作品なので楽しみに見ていただきたいです。
――先が全く読めないですよね。
佐野 そうですね。展開がすごくて、はい。
――この「ゲーム・オブ・スローンズ」にちなんで、”スローン”とは王座という意味ですが、GENERATIONSの皆さんの中で一番王様っぽい人を挙げるとしたらどなたですか?
佐野 王様ですか? そうですね…王と言えばやっぱり、王冠をかぶっている…。
一同 はははは!
関口 かぶってない、かぶってない! 髪の毛、髪の毛!
佐野 ああ、髪の毛(笑)。最年長ですし、メンディーさんじゃないですかね。
――すごいですね、セクシーであり、王でもあるという。
佐野 ”セキシー”な王様ということで。”セキシーキング”です。
――皆さん異議はないですか?
数原 ないっすね。一切ないっす(笑)。
佐野 これには勝てないです(笑)。
――全てを吸い込んでいくのがメンディーさんですよね。ちなみにメンディーさんはご自身で王様っぽいなと思うことはありますか?
関口 髪形は王様っぽいなと思いますけど、それ以外では特に感じないですね。
――では「GRIMM」についてお尋ねしたいと思います。”セクシーキング”のメンディーさん、「ゴシップガール」などの海外ドラマもお好きだということですが?
関口 よく見てました。「GRIMM」もすごく好きなドラマでしたね。主人公に奇妙な能力が芽生えて、そこからストーリーが展開していくんですけど、敵を退治するストーリーというのが分かりやすいですし、ハラハラドキドキしますね。
――絵本で読んだりして親しみのあるグリム童話にちなんだストーリーもあるので、楽しんでいただけると思います。さて、「GRIMM」の主人公には魔物たちの正体を見抜くことができる能力があるそうですが、ずばり、関口さんだけがご存じのメンバーとっておきエピソードがあれば教えてください。
関口 亜嵐くんなんですけど、すごく特殊な能力を持っていまして。僕のこの髪形、ボックスヘアといってセットがすごく難しいんですけど、亜嵐くんはそのセットが得意で、本番前によくやってもらうんです。
白濱 そうですね、本番前によくメンディーくんの頭をいじって気合を入れてるんですけど、結構、メンバーの髪とか眉毛をいじっていて。実は龍友くんの眉毛のラインも、一番初めに入れたのは僕なんですよ。
数原 そういえばそうだったね! 急に思い付いて「眉毛にライン入れてみるか!」って。
白濱 で、初めに自分でやろうとしたけど絶対失敗するから、って。
数原 そうだそうだ。それがきっかけだね。
――いきなり「眉毛にラインを入れようぜ」と言われて、どう思われましたか?
白濱 その場のノリだったよね?
数原 何となく「入れてみっか?」みたいな感じで。で、亜嵐くんがやってくれて。
白濱 何かとみんなの髪やら眉毛やらをいじってますね。
数原 テレビに出させていただくとき、メンディーくんは髪をスプレーで固めたりするんですけど、あるとき「それって意味あるのかな?」と思って、スプレーを振った後にポンと頭をたたいたら、全部髪の中からスプレーの粉がファッて出てきて。
一同 はははは!
白濱 すごかったよね、あれ。
関口 セットしたてを触ったらいけないんですよ。
片寄 パンドラの箱ですね。
――続いての作品「レボリューション」、こちらは「スーパーナチュラル」のクリエーター、エリック・クリプキが制作に関わったということですが、「スーパーナチュラル」のファンでもある小森さん、ご覧になっていかがでしたか?
小森 この作品は今の僕たちでは考えられないような、世界から電力がなくなったという設定のお話なんですけど、ストーリーのテンポ感が速くて、僕は深い話のものは苦手なんですけど、このドラマは話の展開が速いので見やすくて。「電気がなくなったらこれぐらい必死になっちゃうな」とか、自分と照らし合わせながら見られる作品ですね。
――電力がなくなってしまったら困りますよね。
小森 大変ですね。何もできなくなりますもんね。
――ではこの作品にちなんで、自分の人生の中でレボリューション、運命を変えたような一瞬があれば、それはいつ、どんな時でしたか?
小森 そうですね、GENERATIONSのメンバー全員に出会ったときです。
一同 おおっ(一同拍手)!
白濱 ありがとうございます(笑)!
片寄 本当ですか?
小森 そこにうそはありません!
――最初にこのメンバーでステージに立ってパフォーマンスをした時は、どんな感じでしたか?
小森 リハーサルの時までは、まだみんなでやったことがなかったんで、自分1人で頑張ってる感じがあったんですけど、みんなでステージに出て曲が終わった後は、みんなで作り上げたパフォーマンスという感じがして、本当に一体になれたなという感覚でした。
――素晴らしいですね。これからもその一体感で活躍を続けてほしいと思います。続いて「HOMELAND/ホームランド」を片寄さんにお願いします。「24」の制作陣が集結して、数々の賞に輝いたこの作品ですが、ご覧になっていかがでしたか?
片寄 この作品は6作品の中でも一番のお気に入りなんですが、「どっちなんだろう?」と疑いながら見られる面白い場面がたくさんあって、最後まで結末が分からなくて、どんどん先を見てしまいたくなる作品です。ぜひ見ていただきたいです。
――本当に続きが気になって寝られなくなっちゃう「ホームランド」ですが、この作品のように、寝られなくなるぐらいハマったものがあれば教えてください。
片寄 読書が趣味でして、寝る前に小説を少しだけ読んで寝ようと思って読み始めると、気が付いたら深夜の2時、3時だったりしましたね。
――そういう時間にドラマを見たり本を読んだりするのもいいですよね。さあ、いろいろ作品にちなんだお話を伺ったんですが、最後に「東京国際ドラマ祭」の開催を記念して、白濱さんにメッセージを頂きたいと思います。
白濱 本日はこのような場に僕らGENERATIONSをお招きいただきありがとうございます。僕ら7人も海外ドラマが大好きで、みんなでこうしてステージに立てることに幸せを感じています。そして僕、個人的なことなのですが、僕は俳優もやらせていただいていて、ドラマや映画にも出演させていただいているのですが、いつかは海外ドラマに、日本を背負って出演できるような役者にもなりたいと思っています。皆さんと一緒に東京国際ドラマ祭を盛り上げていけたらと思います。よろしくお願いします!
一同 ありがとうございました!