【インタビュー】『トイ・ストーリー4』 唐沢寿明「初めてウッディを吹き替えたときはシリーズになるとは思っていなかった」 竜星涼「見ていた側として胸が熱くなるものがある」

2019年7月10日 / 16:00

-唐沢さんと竜星さんは今回共演してみてどういう印象を持ちましたか。

竜星 フォーキーとウッディの関係性そのままというか、お父さんと言ったら失礼かもしれませんが、親でもあり兄貴みたいな存在です。

唐沢 実際親ぐらいの年齢だからね。竜星に対して、間違った道に行ってほしくないなって、父親みたいな気持ちかな(笑)。

-竜星さんは小さい頃から身の回りにウッディやバズが居た世代として、『トイ・ストーリー4』を見てどういう印象を持ちましたか。

竜星 バズとウッディが築き上げてきた絆や友情に、見ていた側として胸が熱くなるものがあって、本当にいつまでも愛される作品であることを再認識しました。

唐沢 いろいろなところで何度も言っているけど『トイ・ストーリー』で初めてウッディを演じたときはシリーズになるとは思わなかった。こんなにも日本の人が『トイ・ストーリー』を好きになるとは思っていなかったから。最近仕事先で若い子たちに「子どもの頃見ていました」とか「ずっと『トイ・ストーリー』が好きです」って自信を持って言われるから、きっと特別な何かがあったんだろうね。

―バズ・ライトイヤー役の所ジョージさんが「バズを見ると俺だと思う」とコメントしていましたが、唐沢さんもウッディに対してそう思ったことはありますか。

唐沢 俺はウッディを見ても俺だとは思わないかな。少し俯瞰で見ているのかも。でも、バズを見ると「あ、所さんだ」とはなる(笑)。

―今まで「ウッディをやっていて良かった!」と思う瞬間はありましたか。

唐沢 お母さんたちが俺のことを見て、子どもたちに「ウッディがきたよ!」って言ってくれることかな。

―最後に、本作で個人的に一番見てほしい、この場面は見逃してほしくないというシーンはありますか。

唐沢 俺はギャビー・ギャビーのシーンかな。見ていて純粋に(ギャビー・ギャビーに対して)「ああ、幸せになってほしいな」と思える話の持っていき方が本当にすごい。

フォーキー役の竜星涼(左)とウッディ役の唐沢寿明

竜星 ウッディとフォーキーが一緒に歩いているシーンです。すべての始まりというか、このシーンのやり取りがあったからこそ、後々のフォーキーにつながるので。

(取材・文・写真/丸山有咲)

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