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ここで、前作に続き音楽を担当する澤野氏が登場。これまでに数多くのドラマやアニメ作品の楽曲を手掛けてきた同氏について、小形氏は「UC以降の宇宙世紀に欠かせない存在。(本作は)澤野さん8割、他2割ですよ」と大絶賛。
澤野氏は今回、メインテーマのテイストをUCとは変えてほしいと依頼されたそうで、「オーケストラではなくエレクトロニカサウンドを中心に、ダンス音楽のようにしました」とコメントした。
これについて福井氏は「今回は今までのガンダムにないぐらいメロドラマなので、オーケストラではしっとりしてしまうということで、お願いしました。(メインテーマは)いいあんばいになっています」と満足げな様子だった。
トークセッションの最後に榎木は「(ポスタービジュアルの)“ナラティブ組体操”は一見、面白い感じに見えるけれど、すごく作品のテーマに沿っている。それぞれのキャラクターが自分の思いに向かって手を伸ばし、みんな見ている方向は違うのに、絡まり合って一つの物語になっている。そういう人間ドラマを楽しんでいただければ。ぜひ、劇場に見に来てください」と、熱く締めくくった。
トークセッション後には、澤野氏と[nZk]のmpi、Gemie、Tielleらによるライブが開催された。メーンテーマ「Vigilante」などが披露され、イベントは、熱狂の中で幕を閉じた。
『機動戦士ガンダムNT』は、11月30日から劇場公開。
(取材・文・写真/江風葵)