私立探偵ヴァルグ４

　ベストセラー小説とそれを映像化した「ミレニアム」シリーズなど、北欧サスペンスブームが世界的に巻き起こっているが、グンナル・ストーレセンによる小説シリーズ（本邦未訳）を原作とする、北欧ノルウェー生まれの本格ミステリードラマ「私立探偵ヴァルグ」の第４弾（本国で２０１０～１２年に製作された第２シーズンの第１・２話）を日本初公開。 
　児童福祉施設で働いた過去がある、孤高の私立探偵ヴァルグ。謎めいた人物だが、推理力や観察力に優れ、警察にもにらまれるほどの名探偵だ。新シーズンでは、ヴァルグは意外にも探偵稼業から足を洗い、学校で教師をしている。しかも、カリンという新しい恋人がいて平和な毎日を送っていた。だが、ある事件に巻き込まれて、またも犯罪捜査の道へ……。
　本国ノルウェーで、この第２シーズンはＴＶ放送前に劇場公開。映画に負けない高いクオリティーは健在だ。ＷＯＷＯＷでは続く「私立探偵ヴァルグ５」も年内に放送予定。

＜ストーリー＞
第１話「閉ざされた壁」私立探偵を辞め、学校で教師をしながら新しい恋人のカリンと平和な毎日を過ごすヴァルグ。そんなある日、かつて彼が対峙した凶悪犯“ナイフ”が刑務所を出所。２人は偶然の再会を果たす。“ナイフ”は自分を有罪にした人々への復讐を計画しているように思われた。そしてヴァルグの知られざる過去が利用される……。
第２話「黒い羊」ヴァルグの恋人カリンの妹は失踪していた。母親から妹を捜すよう頼まれたカリンはヴァルグに捜索を依頼。ヴァルグはカリンの妹が３年前に失踪して以来、売春婦をしていた事実を突き止める。しかもカリンの妹の周囲には売春婦に非情な仕打ちをする恐ろしい情夫たちがいて……。

原作：グンナル・ストーレセン
監督：ステファン・ファルバッケン（＃１）、ステファン・アペルグレン（＃２）
脚本：トマス・モルデスタ（＃１）、トリグヴェ・アリステル・ディーセン（＃２）
出演：トロン・エスペン・セイム（ヴァルグ・ヴェウム役／声：東地宏樹）
　　　 ビョルン・フローバルグ（ハムレ役／声：塾一久）
　　　 リーナ・ニューストロン（カリン役／声：佐竹海莉）