渡部豪太、初のタップダンスを披露 観客参加型舞台で「みんなで波をつくりたい」

2015年4月10日 / 19:21

 (前列左から)渡部豪太、皆本麻帆、(後列左から)演出・脚本のウォーリー木下氏、松尾貴史、尾藤イサオ、音楽監督のトクマルシューゴ氏

 シアターBRAVA!10周年記念シリーズ つながる音楽劇「麦ふみクーツェ」の公開舞台稽古&囲み取材が10日、東京都内で行われ、出演者の渡部豪太、皆本麻帆、松尾貴史、尾藤イサオほかが出席した。

 本作は、とある港町を舞台に、町民たちによる吹奏楽団を軸に巻き起こる事件の数々や、少年“ねこ”(渡部)の成長を描く。「観客はそれぞれ、一人一個ずつ、何か音を発するものを持参すること」がルールになっており、客席を巻き込んだ舞台構成になっている。

 初日公演を控え、渡部は「3カ月ぐらいかけてみんなで合わさってつくりました。稽古ではお客さまをずっと想定してつくってきたのですが、うまくかみ合わないところも出てくると思います。それも楽しみながらみんなで波をつくって一つの大きな麦畑に到達したい」と思いを語った。

 尾藤は「何十年とこの仕事をしていますが、ドキドキしてやるこの緊張感は普通のお仕事では味わえない」と公開稽古を振り返った。さらに渡部に「タップ(ダンス)は今回初めてやったんでしょう。すごく苦労したんじゃないんですか?」と聞くと、渡部は「すごく苦労しました。3、4カ月練習したのですが、タップタップしていなくて。でも踊りってこうやって心が踊るものなんだなと思いました」と充実感をのぞかせた。

 舞台は東京公演が世田谷パブリックシアターで10日~19日、大阪公演がシアターBRAVA!で23日~26日に上演。


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