美空ひばり記念館がオープン　ビートたけし「ひばりさんを文化遺産に」

　セレモニーに出席した（左から）郷ひろみ、ビートたけし、中村メイコ、加藤和也

　「美空ひばり記念館」オープニングセレモニーが２８日、東京都内で行われ、生前の美空さんと親交のあった中村メイコ、郷ひろみ、ビートたけしと息子の加藤和也が出席した。

　美空さんの自宅を記念館として一般公開。軍団を引き連れて何度も足を運んでいたというたけしは「二十何年か前に食べたところてんと同じ味がした。ずっと食事を担当していた人が今も３人いるから７６歳ぐらいの青葉台のババアで“ＡＢＢ７６”を組めばいい。秋元康に頼んで曲を作ってもらって、握手の代わりにところてんを出そう」と提案。郷も「小さいころから、ひばりさんを見て育ってきましたし、歌手というもののシンボルですよね。うちにひばりさんのレシピがあって、中でも大葉のパスタはいつでも作れるようにしています」と明かした。

　セレモニーが行われた庭では生前の美空さんがよくガーデンパーティーを催していたといい、加藤は「焼き鳥屋さんやおでん屋さん、おすし屋さんを呼んで屋台を出していました」と懐かしんだ。これを聞いたたけしは「ここでとうもろこしや綿あめの屋台を出す権利をもらえないかな。ガードマンもうちの若い衆を交代でやらせてね」と提案。「それとも、ひばりさんは国の宝なんだから文化遺産に登録して、文化庁に頼んで僕がそこに天下ろうかな」とリップサービスで笑わせた。