入江甚儀「いい親孝行ができた」 鶴見辰吾「“悪役の美学”はハカイダーから学んだ」

2014年5月24日 / 15:53

 (左から)伴大介、佐津川愛美、入江甚儀、鶴見辰吾、高橋メアリージュン、下山天監督

 映画『キカイダー REBOOT』の初日舞台あいさつが24日、東京都内で行われ、出演者の入江甚儀、佐津川愛美、高橋メアリージュン、伴大介、鶴見辰吾、下山天監督が登壇した。

 本作は、1970年代に人気を博した石ノ森章太郎原作の特撮ヒーロードラマ「人造人間キカイダー」を、最新の映像技術で約40年ぶりによみがえらせた。

 主人公のジローとアンドロイドのキカイダーを演じた入江は、満席の会場を見渡しながら「皆さんの笑顔を見て、あらためてこの映画が自分の初主演作となったことを本当にうれしく思う」と胸を張った。またこの日は家族が来場していることを明かし「父親がキカイダーの世代。本当にいい親孝行ができた」と語った。

 本作には“元祖ジロー役”の伴が心理学者役で出演した。伴は「41年ぶりに石ノ森先生の作品に光を当てていただき感謝の気持ちでいっぱい。世界中にキカイダーのファンはいっぱいいる。これからもキカイダーはまだまだ旅を続けていくと思うので、皆さん応援よろしくお願いします」と熱く呼び掛けた。

 一方、科学者と暗黒の戦士ハカイダーを演じた鶴見は「僕も伴さんの『キカイダー』を見ていたので、オファーが来たときは小躍りしながら喜んだ。“悪役の美学”はハカイダーから学んだところがあるので、その原点を演じられるというのは本当に幸せ。機械を扱っている作品なのに心を動かされるという、そのバランスが本当に心を打つ」と語った。


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