野村克也、「素直に正直に書きました」 ファンの多さを巨人―阪神戦のドームに例える

2011年8月19日 / 09:16

 最新刊の発売記念イベントに登場した野村克也 (c)KYODONEWS

 プロ野球解説者の野村克也が、著書「野村の見立て」(東邦出版)と「私が野球から学んだ人生で最も大切な101のこと」(海竜社)の発売を記念して18日、都内でサイン会を行った。

 大盛況だったサイン会に野村は「大勢の人に来てもらえて良かった。南海大阪球場かと思ったら、巨人―阪神戦の東京ドームだな」と観客の入り具合に例えた。

 今回の2冊については「いっぱいあって、1冊では書ききれんかった。出版社がチャンスをくれてラッキーだよ。素直に正直に包み隠さず、周りを気にせず思うままに書いた」といつもの口調で解説した。

 サイン会でファンから監督復帰の声があったことについて聞かれると「ありがたいことです。どこのユニホームが似合うかな」とまんざらでもなさそうな笑顔を見せた。

 開催中の夏の甲子園は時間があったら見ていると話し、「今回はこれといった人がいないなあ。桑田や清原のような」と寂しそうな表情を見せる場面もあった。


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