パク・ジョンミン「一人二役は想像以上に大変でした」韓国のヒットメーカーが「ガス人間」に続いて送り出すサスペンス・ミステリーで熱演『顔 -かお-』【インタビュー】

2026年8月28日 / 13:00

 日本でも話題を集めた『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)やエグゼクティブプロデューサー&脚本を務めたNetflix「ガス人間」も大ヒットした韓国のヒットメーカー、ヨン・サンホ。その最新監督作『顔 -かお-』が8月28日から全国公開となる。

 “生きる奇跡”と尊敬を集める盲目の篆刻家(てんこくか)イム・ヨンギュを父に持つイム・ドンファン。40年前に行方不明になった母の遺体が発見されたと連絡を受けた彼が、その真相を探るうち、衝撃の真実に辿り着くサスペンス・ミステリーだ。

本作で、主人公イム・ドンファンと父イム・ヨンギュの若き日を一人二役で演じたのは、Netflix「地獄が呼んでいる」などでも活躍するヨン作品の常連俳優パク・ジョンミン。ヨン監督と3度目のタッグとなる本作の舞台裏を聞いた。

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-衝撃のラストまで目が離せない見応え十分の作品でした。パク・ジョンミンさんは、ヨン・サンホ監督と3度目のタッグということですが、まずは本作に出演を決めた理由を教えてください。

 ヨン・サンホ監督とは長い間、公私にわたって親しくさせていただき、物事を少し斜めから見つめる姿勢にも僕と近いものを感じています。そんなふうにヨン・サンホ監督は、僕にとっては一緒にいて楽しく、気の合う相手なんです。だから今回は「地獄が呼んでいる」以来、久しぶりにご一緒できる機会でもあったので、オファーをいただいて即決でした。

-パクさんは若き日のイム・ヨンギュと息子のイム・ドンファンの二役を演じていますが、姿勢やたたずまい、話し方など、1人で演じているとは思えないほど見事な演技でした。それぞれの役作りやお芝居で心がけたことを教えてください。

 イム・ドンファンは平凡な男なので、特別な役作りをするというよりも、感情の動きをきちんと捉えることに気を配りました。一方、父のヨンギュは視覚障害者なので、実際に視覚障害の方々が杖の使い方やどんな感覚に頼って体を動かしているのか、日常生活における動作を勉強しました。実は、僕の父が視覚障害者だったので、子どもの頃から間近で見てきた父の姿を役に反映させた部分もあります。

-劇中、ドンファンにヨンギュの面影を感じるシーンもあり、一人二役で親子を演じる妙が味わえました。

 どちらも僕が演じていたので、僕の中にヨンギュの感情が蓄積された状態で、ドンファンを演じることもありましたし、その逆もありました。それは、演じながら、自分の中にある2人の感情が作用し合う不思議な体験でした。ただその分、自分の中にある2人分の感情を切り分けながら演じるのには苦労しました。ときどき、自分でも「今は、ドンファンとヨンギュ、どちらの感情だろう?」と混乱することもありました。

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