塩野瑛久「中島健人さんへのリスペクトがさらに増しました」ラブコメディで初共演『ラブ≠コメディ』【インタビュー】

2026年6月29日 / 08:00

 NHKの大河ドラマ「光る君へ」(24)の一条天皇役が話題となり、今年もドラマ「嘘が嘘で嘘は嘘だ」「未来のムスコ」に出演し、『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』、『SAKAMOTO DAYS』、『マジカル・シークレット・ツアー』と公開作品が相次ぐ塩野瑛久。その最新出演作が、7月3日公開の『ラブ≠コメディ』だ。

 数々のラブコメ作品で人気を集めながらも、重厚な作品で認められたいと願う俳優・神崎麗司(中島健人)が、アイドル・南風美里(長濱ねる)との出会いを通じて成長していくラブコメディ。本作で塩野が演じるのは、麗司の俳優仲間の渕上颯真。「以前からリスペクトしていた」という中島との初共演の舞台裏や、役にも通じる自身の俳優としての思いを聞いた。

塩野瑛久(ヘアメイク/奥平正芳、スタイリスト/Lim Lean Lee)

-塩野さんの演じる渕上颯真は、主人公・神崎麗司の俳優仲間でありながら、大作ドラマに主演するなど実力派俳優として活躍し、麗司に焦燥感を抱かせます。そういう麗司との関係を踏まえ、颯真という役をどのように作っていったのでしょうか。

 麗司と颯真の間にある“隣の芝生が青く見える”といった嫉妬心は、この仕事をしていれば誰もが通る道だと思います。僕自身も感じたことがありますし、きっと中島さんも同じではないでしょうか。恐らく、お互い身に染みて感じてきたことだと思います。そういう意味では、麗司と颯真の心情は理解できました。ただ、2人の過去を描くシーンは限られているので、その中で颯真が抱えているものをどう表現すればいいのか、じっくり考え、紙谷(楓)監督とも話し合いを重ねた上で撮影に臨みました。

-ラブコメをバカにする颯真に麗司が怒りをぶつけるシーンでは、中島さんからまさかの“壁ドン”をされていましたね。

 あのシーンは、麗司と颯真の関係について、撮影時に中島さんとしっかり話し合いました。その中で、「麗司は颯真を仲間だと思っているから怒る。どうでもいい相手だったら怒らない」という中島さんの言葉が印象的でした。そこまで考えてくださっていたことを知り、中島さんをリスペクトする気持ちがさらに増しました。実は最初に台本を読んだときは、それほど気に留めていたシーンではなかったんです。でも、中島さんが熱い思いをぶつけてくださったおかげで、印象に残るシーンになりました。おかげで、颯真と麗司の関係性が、よりくっきりと浮き彫りになったと思います。

-そのほか撮影中、印象に残ったエピソードがあれば教えてください。

 僕はその場にいなかったのですが、中島さんが長濱さんを“お姫様抱っこ”するシーンの撮影に立ち会った皆さんが「体幹がブレなくてすごい!」と絶賛していたんです。それは、あまりにも多く“お姫様抱っこ”をしてきたので、そのために必要な筋肉が発達したからじゃないかと。だから僕は、それを「お姫様抱っこ筋」と名付け、中島さんにも「宣伝しておきますね!」と伝えました(笑)。

-中島さんとの初共演はいかがでしたか。

 ご一緒するのは初めてですが、僕は普段の言動を見聞きする中で、中島さんをリスペクトしていたんです。その印象が、いい意味でまったく変わらなくて。一貫した信念があり、どんなことにも全力投球、真っすぐで熱いものを持っている方だなと。中島さんのそういう部分が、そのまま麗司に生かされていると思います。だから、日頃から中島さんを応援している皆さんがこの映画をご覧になっても、違和感なく楽しめるはずです。

『ラブ≠コメディ』(C)2026 Storm Labels Inc. All Rights Reserved.

 
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