【米ビルボード・ソング・チャート】アリアナ・グランデ、「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」で通算10曲目の1位獲得

2026年6月9日 / 10:00

 今週(2026年6月13日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、アリアナ・グランデの新曲「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」がNo.1デビューを飾り、同チャートでキャリア通算10曲目の首位を獲得した。

 5月29日にリリースされたアリアナ・グランデの「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」は、7月31日にリリース予定の8thアルバム『ペタル』からのリード・シングルで、ソング・チャート“Hot 100”における首位獲得は通算10曲目、初登場1位獲得曲としては8曲目のタイトルとなる。

・「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」(2026年6月13日付から現時点で1週)※初登場1位
・「ウィー・キャント・ビー・フレンズ(ウェイト・フォー・ユア・ラヴ)」(2024年3月23日付から1週)※初登場1位
・「イエス、アンド?」(2024年1月27日付から1週)※初登場1位
・「ダイ・フォー・ユー(with ザ・ウィークンド)」(2023年3月11日付から1週)
・「セイヴ・ユア・ティアーズ(with ザ・ウィークンド)」(2021年5月8日付から2週)
・「ポジションズ」(2020年11月7日付から1週)※初登場1位
・「レイン・オン・ミー(with レディー・ガガ)」(2020年6月6日付から1週)※初登場1位
・「スタック・ウィズ・ユー(with ジャスティン・ビーバー)」(2020年5月23日付から1週)※初登場1位
・「7・リングス」(2019年2月2日付から8週)※初登場1位
・「サンキュー、ネクスト」(2018年11月17日付から7週)※初登場1位

 初登場1位獲得曲数としては、同8曲を記録したテイラー・スウィフトと並び女性アーティスト最多タイ記録を達成。なお、全アーティストの中ではドレイクが10曲で歴代トップに立っている。

 ソング・チャート“Hot 100”におけるアーティスト別の首位獲得数記録は以下の通りで、アリアナ・グランデは10位タイに並んだ。

・20曲 ザ・ビートルズ
・19曲 マライア・キャリー
・14曲 ドレイク
・14曲 リアーナ
・14曲 テイラー・スウィフト
・13曲 マイケル・ジャクソン
・12曲 マドンナ
・12曲 ザ・スプリームス
・11曲 ホイットニー・ヒューストン
・10曲 ジャネット・ジャクソン
・10曲 スティーヴィー・ワンダー
・10曲 ブルーノ・マーズ
・10曲 アリアナ・グランデ

 また、アリアナ・グランデは初めて首位を獲得してから今週首位を獲得した期間(2018年11月17日付から2026年6月13日付)における首位獲得曲数を10曲に更新し、テイラー・スウィフトの9曲を上回る歴代最多記録を達成した。

 「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」は、アリアナ・グランデ、イリア・サルマンザデー、マックス・マーティンとの共作で、アリアナはソングライターとして10曲目、プロデューサーとしては3曲目の1位を獲得した。イリア・サルマンザデーは、同曲がソングライターおよびプロデューサーとして4曲目の首位獲得となる。

 マックス・マーティンは、同チャートにおけるプロデューサーとしての首位獲得曲を歴代最多の28曲に更新した。

・28曲:マックス・マーティン
・23曲:ジョージ・マーティン
・18曲:ドクター・ルーク
・16曲:ジミー・ジャム
・16曲:テリー・ルイス

 マックス・マーティンは、ソングライターとしても同曲で通算30曲目に首位獲得数を更新し、ポール・マッカートニーが持つ歴代最多記録の32曲に次ぐ2番目の記録を達成した。

・32曲:ポール・マッカートニー
・30曲:マックス・マーティン
・26曲:ジョン・レノン
・18曲:マライア・キャリー
・18曲:ドクター・ルーク

 なお、マックス・マーティンがプロデューサーおよびソングライターの両方で初めて首位を獲得したのは、ブリトニー・スピアーズのデビュー曲「ベイビー・ワン・モア・タイム」が1位に輝いた1999年1月30日付のチャートまで遡る。

 5月29日にリリースされた「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」は、初週(5月29日~6月4日)に公式ストリーミング再生数が2,360万回、ラジオのオーディエンス・インプレッション数が1,890万回、セールスは70,000を記録した。なお、公式ミュージック・ビデオは集計期間途中の6月1日に公開されている。

 各チャートでは、ストリーミング・ソング・チャートで3位、エアプレイ・チャートで25位、デジタル・ソング・セールス・チャートでは1位に初登場した。初週で記録したセールス70,000のうち、デジタル・ダウンロードによる売上が55,000で、オリジナル・バージョンのほか、「Ari lyric draft from bed」、「bad news montage」、「live from rehearsal」、「melody pass」、アカペラ、インストゥルメンタルの計7種類のデジタル・ダウンロードがリリースされている。フィジカルは、「dandelion white」および「fluffy tail gray」仕様のカセットテープと、7インチ・アナログレコード、アカペラとインストゥルメンタルのCDが販売されていて、ストリーミングはオリジナル・バージョンと「bunny hop montage」バージョンが配信されている。

 タイトルにラヴ(love)が含まれる曲ではこれまでに124曲が首位を獲得していて、直近3曲のNo.1タイトルのうちアリアナの曲が2曲を占めている。

・アリアナ・グランデ「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」(2026年6月13日付)
・モーガン・ウォーレン「ラヴ・サムバディ」(2024年11月2日付)
・アリアナ・グランデ「ウィー・キャント・ビー・フレンズ(ウェイト・フォー・ユア・ラヴ)」(2024年3月23日付)

 また、タイトルにヘイト(hate)が含まれる楽曲が首位を獲得したのは、ソング・チャート“Hot 100”史上同曲が初で、これまでの最高位だったザ・ゲームの「ヘイト・イット・オア・ラヴ・イット(feat. 50セント)」(2005年/最高2位)の記録を塗り替えた。なお、アーティスト名にヘイト(hate)が含まれるジョニー・ヘイツ・ジャズの「シャタード・ドリームズ」も、1988年に最高2位を記録している。

 曲名に「love(およびその派生形)」が含まれる首位獲得曲と、「hate」が含まれる楽曲の通算スコアは、これで124対1となった(しかも史上初の「hate」での首位獲得となった同曲にも「love」が含まれている)。

 タイトルに「love」が含まれる曲が初めて首位を獲得したのは、ザ・テディ・ベアーズの「会ったとたんに一目惚れ(To know him is to love him)」で、1958年12月1日付から3週間1位を記録した。

 アリアナは、これで8枚全てのスタジオ・アルバムからファースト・シングルとしてリリースした曲を、すべてTOP10に初登場させるという偉業を達成している。

【アルバム名、ファースト・シングル、初登場順位/最高位(異なる場合)、リリース年】

・8thアルバム『ペタル』/「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」(初登場1位/2026年)
・7thアルバム『エターナル・サンシャイン』/「イエス、アンド?」(初登場1位/2024年)
・6thアルバム『ポジションズ』/「ポジションズ」(初登場1位/2020年)
・5thアルバム『サンキュー、ネクスト』/「サンキュー、ネクスト」(初登場1位/2018年)
・4thアルバム『スウィートナー』/「ノー・ティアーズ・レフト・トゥ・クライ」(初登場3位/2018年)
・3rdアルバム『デンジャラス・ウーマン』/「デンジャラス・ウーマン」(初登場10位/最高8位/2016年)
・2ndアルバム『マイ・エヴリシング』/「プロブレム(feat. イギー・アゼリア)」(初登場3位/最高2位/2014年)
・1stアルバム『ユアーズ・トゥルーリー』/「ザ・ウェイ(feat. マック・ミラー)」(初登場10位/最高9位/2013年)

 「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」は、アリアナにとって10曲目の首位獲得となっただけでなく、TOP10入りしたタイトルを通算24曲目に更新した。同曲以前にTOP10入りしたのは「サンタ・テル・ミー」で、2024年12月に最高5位を記録している。

 アリアナの登場により、先週まで2週連続で首位を記録していたドレイクの「Janice STFU」は今週3位に順位を下げたが、ストリーミング・ソング・チャートでは3週連続の首位をキープ(ストリーミング再生数は2,670万回/前週比15%減少)、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとラップ・ソング・チャートでも、それぞれ3週目の首位を獲得した。また、2週連続で4位を記録した「Shabang」も今週8位に、2曲をTOP10入りさせている。

 2月から5月にかけて通算10週首位を記録したエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」は、先週に続き今週も2位をキープ。カントリー・ソング・チャートでは28週目の首位を獲得した。「ビー・ハー」(最高2位)は先週の3位から今週4位にワンランクダウンしたが、モーガン・ウォーレンとのデュエット曲「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」(最高7位)が前週の13位から今週9位に再浮上し、TOP10に3曲をランクインさせている。

 オリヴィア・ディーンも、「マン・アイ・ニード」(最高2位)が10位から6位に再浮上、「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」(最高5位)は7位をキープして、今週も2曲をTOP10入りさせている。

 1月から3月にかけて通算3週(非連続)首位を獲得したブルーノ・マーズの「アイ・ジャスト・マイト」は、先週の8位から5位に再浮上し、エアプレイ・チャートでは自己最長の16週目の首位を獲得した(ラジオのオーディエンス・インプレッション数は7,050万回/前週比2%増加)。R&Bソング・チャートでは21週目の首位を獲得し、同チャートでも自己最長記録をさらに更新している。

 10位には、テーム・インパラとBLACKPINKのジェニーによる「ドラキュラ」が前週の14位から浮上し、再びTOP10入りを果たしている。ダンス/エレクトロニック・ソング・チャートで通算22週目の首位を獲得し、ロック&オルタナティヴ・ソング・チャートでも5週目の1位を獲得した。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは6月11日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「ヘイト・ザット・アイ・メイド・ユー・ラヴ・ミー」アリアナ・グランデ
2位「チュージン・テキサス」エラ・ラングレー
3位「Janice STFU」ドレイク
4位「ビー・ハー」エラ・ラングレー
5位「アイ・ジャスト・マイト」ブルーノ・マーズ
6位「マン・アイ・ニード」オリヴィア・ディーン
7位「ソー・イージー(トゥ・フォール・イン・ラヴ)」オリヴィア・ディーン
8位「Shabang」ドレイク
9位「アイ・キャント・ラヴ・ユー・エニモア」エラ・ラングレー&モーガン・ウォーレン
10位「ドラキュラ」テーム・インパラ&ジェニー


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