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2009年に他界してから約20年が経過した今、故マイケル・ジャクソンがアメリカで最も注目されるアーティストとなっている。伝記映画『Michael/マイケル』のヒットが続くなか、ストリーミング、ラジオ、セールスにわたる大規模な復活を背景に、同アーティストが米ビルボード・アーティスト・チャート“Artist 100”で初めて首位に立った。
2014年に米ビルボードが創設したArtist 100は、ストリーミング、ラジオ・エアプレイ、アルバム・セールス、トラック・セールスをもとに、米国内での総合的なアーティスト人気を週単位で多角的にランキングするチャートだ。
今回の歴史的な週の数字を詳しく見ていこう。ルミネイトのデータによると、マイケルのソロ・カタログは2026年5月8日から14日の集計週に、チャート対象となる米国内オンデマンド公式ストリーミングで1億6,120万回を記録した(前週比6%増)。これはドレイク(2億4,860万回)、モーガン・ウォーレン(2億140万回)に次ぐ、全アーティスト中3位の数字だ。
ラジオ方面でもマイケルの楽曲は勢いを維持しており、集計週の米国内ラジオ・エアプレイ累計聴取者数は9,340万インプレッションに達した(前週比2%増)。これはブルーノ・マーズ(1億9,710万回)、ウォーレン(1億7,230万回)、テイラー・スウィフト(1億4,370万回)、オリヴィア・ディーン(1億3,960万回)、エラ・ラングレー(1億2,950万回)、ルーク・コムズ(1億2,830万回)、ジャスティン・ビーバー(9,830万回)に次ぐ全アーティスト中8位であり、上位7組はいずれも新作リリースが追い風となっている。
アルバム・セールスでは、マイケルのソロ・カタログが集計週に米国内で計46,000枚を売り上げ(前週比8%増)、全アクト中2位につけた。1位はCORTISで86,000枚だが、その大部分は新作EP『GREENGREEN』単体の81,000枚によるものだ。
デジタル・ダウンロードのセールスでも、マイケルの楽曲は集計週に計2万ダウンロードを記録し、同じく約2万を記録したラングレーにわずかに及ばない全アクト中2位となった。
これらの指標を総合した結果、マイケルは今週の米国内最大アーティストの座を獲得した。これは『Michael/マイケル』がもたらした多大な文化的・商業的インパクトによって火がついたものであり、同映画のヒットがカタログへの関心を再燃させ、多くの楽曲やアルバムが米ビルボードの各チャートに復帰する事態を招いている。同映画は今年の全世界興行収入ランキングで2位に躍り出ている。
最新の総合ソング・チャート“Hot 100”では、マイケルは6曲を同時にランクインさせており、これは自身最多の同時チャートイン記録だ。「Billie Jean」(17位→15位)、「Human Nature」(29位→21位)、「Beat It」(32位→29位)、「Don’t Stop ‘Til You Get Enough」(42位→36位)、「Dirty Diana」(44位に再登場)、「Rock With You」(47位に再登場)がランクインしており、このうち5曲は1979年から1988年にかけてチャートを制したナンバーで、「Human Nature」は1983年にTOP10入りを果たしている。
さらに「Billie Jean」は“Billboard Global 200”チャートで初めて首位に立ち、今週の世界最大のヒット曲となった。
アルバム面でも、マイケルは総合アルバム・チャート“Billboard 200”に6作品を同時にランクインさせている。『スリラー』(5位)、『ナンバー・ワンズ』(6位)、『エッセンシャル・マイケル・ジャクソン』(83位)、『オフ・ザ・ウォール』(93位)、『デンジャラス』(135位)、『エスケイプ』(192位に再登場)だ。
マイケルはこれにより、死後にArtist 100で首位を獲得した6人目のアーティストとなった。先例には、2016年1月の死去翌週に首位を獲得したデヴィッド・ボウイ、同年の死去後に2週連続で首位を占めたプリンス、2018年の死去後に2度にわたって首位に立ったXXXテンタシオン、2019年12月の死去後に首位に返り咲いたジュース・ワールド、そして2020年7月の死後にリリースされた『シュート・フォー・ザ・スターズ、エイム・フォー・ザ・ムーン』を受けて1位となったポップ・スモークがいる。
また注目すべき点として、ジャクソンズも『Michael/マイケル』によるカタログ復活の恩恵を受け、最新のArtist 100に98位で再登場している。
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