【コーチェラ2026】藤井 風/Creepy Nutsと同じステージ出演者のうち、出演前後でストリーミング再生回数が最も伸びたアーティストは?

2026年5月1日 / 19:00

 現地時間4月10日~12日、4月17日~19日の2週に渡って、世界最大級の音楽フェス【コーチェラ2026】が開催された。世界各地のアーティストが米カリフォルニア州インディオに集結し、日本から藤井 風、Creepy Nuts、¥ØU$UK€ ¥UK1MAT$Uの3組が出演し話題となった。

 本稿では、Luminateの音楽データ・プラットフォーム「CONNECT」を使用し、藤井 風が出演したMojave Tent、Creepy Nutsが出演したGobi Tent、そしてメインステージであるCoachella Stageに同曜日(金曜日および土曜日)に出演したアーティスト計21組(オリジナル楽曲を持っていないパフォーマーを除く)の出演前後のストリーミング再生回数の変化を調査した。

 出演1週間前(4月3日/4月4日)と出演1週間後(4月24日/25日)の全世界のストリーミング再生回数を比較すると、増加率が最も高かった上位5組はジャスティン・ビーバー(227.6%)、ザ・ストロークス(65.8%)、ヨオスト・クライン(61.7%)、アニマ(52.2%)、ザ・エックス・エックス(30.9%)だった。アメリカ国内に限定するとジャスティン・ビーバー(170.4%)、ヨオスト・クライン(147.3%)、ザ・ストロークス(53.8%)、ザ・エックス・エックス(53.5%)、ホリー・ハンバーストーン(51.0%)となっている。

 Creepy Nutsは全世界の再生回数は12.1%増で21組の中で9位、藤井 風は7.6%増で12位となった。米国内ではCreepy Nutsが10.0%増で13位、藤井 風は8.4%増で14位に続いている。

 Mojave TentとGobi Tentの出演者に限定すると、全世界ではヨースト・クライン(61.7%)、ホリー・ハンバーストーン(21.6%)、テミン(16.8%)、Creepy Nuts(12.1%)、インターポール(10.5%)が上位に入る。米国内ではヨースト・クライン(147.3%)、ホリー・ハンバーストーン(51.0%)、フェイクミンク(23.7%)、CMAT(19.9%)、テミン(16.9%)の順となっている。Mojave TentおよびGobi Tent出演者は、Coachella Stage出演者と比較して世界範囲では増加率が相対的に低い傾向が見られた。また、上位ランクインするアーティストが全世界と米国内で異なっており、リスナー層の地域差が反映されている可能性がある。

 なお、ローリング・ストーンビルボードフィリピンなどメディアがベストアクトの一人として選出されたピンクパンサレスは、米国内・国外においても大幅な増加が見られなかった。同じくメディアで好評価を得たジャック・ホワイトも、再生回数を見ると緩やかな推移となっている。一方、増加率上位のサブリナ・カーペンターやヨースト・クラインがメディアのベストアクトに挙げられたケースは限定的だった。メディアに選ばれることと再生回数の増加は必ずしも直結するわけではないことが示された。


 さらに調べると、ジャック・ホワイトは4月3日に新曲「Derecho Demonico」「G.O.D. And The Broken Ribs」をリリースし、新曲リリースに伴い【コーチェラ】出演前の再生数が通常より高い水準に達した。【コーチェラ】出演によるブースト効果と、新曲リリース直後の自然減衰が相殺された結果、増加率が比較的低い水準となったと推測できる。一方、ヨースト・クラインは【コーチェラ】期間中に4月16日に新曲「KUTMUZIEK」をリリースした。リリースと出演のタイミングが重なり、ストリーミング再生回数の大幅な増加につながったと考えられる。

 世界最大級のフェスへの出演は、アーティストにとって大きな露出機会となる。ただし今回のデータでは、出演そのものが直ちに再生回数の大幅な増加に結びつくとは限らないことが示された。出演を見据えた事前のプロモーション設計や楽曲リリースのタイミングが、成果につながる鍵と考えられる。また、ジャスティン・ビーバーが“カラオケセット”を通して視聴者と共にキャリア初期の記憶を呼び起こすノスタルジックな演出や、ザ・ストロークスが高らかに打ち出したメッセージが、“フェス”という枠を超えてより多くの人々に響き、再生回数の増加とつながったと解釈できるだろう。【コーチェラ2027】の開催も決まっており、来年にはどのようなステージが私たちの目を奪うか、引き続き注目していきたい。


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