小泉今日子/吉井和哉ら丙午生まれのミュージシャンが集結、10年に一度の特別公演【ROOTS66】終幕「また10年後、笑顔で」

2026年3月23日 / 11:30

 1966年・丙午(ひのえうま)生まれのミュージシャンたち集結したライブイベント【ROOTS66 -NEW BEGINNING 60- supported by tabiwa】が2026年3月20日に東京ガーデンシアターで、3月22日には大阪城ホールで開催。今回大阪公演の公演レポートが到着した。

 開幕してまず会場を沸かせたのは、ROOTS66 ULTRA BANDによるバンドセッション。のっけから“還暦”という言葉のイメージとはかけ離れたパワフルな演奏に、これから始まるステージへの期待感が否応なく高まる。

 そこからシンガーたちによるオープニング・メドレーへ突入。出演するシンガーたちが誕生日順に1人ずつ登場し、1コーラス歌って次のメンバーへ。「10年前と今とでこんなに変わった人がいるでしょうか! もはや歌う姿は神のようです! 伊藤ふみおくんです!」(ABEDON→伊藤ふみお)、「続きまして、氷のような、炎のような、ナイフのような、吉井和哉さんです」(斉藤由貴→吉井和哉)、「守護霊が7人いて4人がイタリア人、3人が関西人という八熊慎一!」(吉井和哉→八熊慎一)など、それぞれが愛とユーモアにあふれた言葉で花を添え、バトンをつないだ。

 今回、初参加となった小泉今日子は、宮田和弥から「みんな大好き小泉今日子! キョンキョン!」と紹介され、大歓声のなか登場。「なんてったってアイドル」を披露し、観客とのコール&レスポンスで会場を盛り上げた。

 ソロコーナーが終わると、いよいよ【ROOTS66】でしか見られないであろう組み合わせによる豪華コラボがスタート。伊藤ふみおと「Ato-Ichinen」をセッションする斉藤和義が「ふーみん、ちょっと見て。メルカリで買いました」とジャケットの下に仕込んでいたケムリのTシャツを伊藤に披露。これには伊藤も「仕込んでるね~! これはもう安心して歌えますよ!」と大喜びし、丙午の絆を見せつけた。

 そのほか、斉藤由貴とトータス松本による「夢の中へ×I Can’t Turn You Loose」や、宮田和弥と永井真理子による「すてきな夜空」など、豪華すぎる共演が連続。パフォーマンスの多彩さに“66メンバーはとにかく比類なき強い個性を持ったミュージシャンの集まり”ということを再認識させられる。

 そして公演中盤、会場が暗転。突如、大槻ケンヂと増子直純による謎のラジオ番組がスタート。「食べてすぐ寝ると牛になるか?」「雷が鳴ったらヘソを隠すべきか?」など、世にあふれる様々なフェイクの真偽について語り合うなか、不穏な雰囲気が漂い、バルタン星人が乱入。ステージへと飛び出したバルタン星人を撃退すべくウルトラマンが登場し、白熱のバトルが繰り広げられる。目の前での激しいアクションに、会場がどよめき、観客からエールが送られる一幕も。見事勝利したウルトラマンは「どんな時代になっても夢を信じ、愛することを忘れないで。そんな歌をうたってほしい」とのメッセージを残して帰還。放送60周年を迎えるウルトラマンと【ROOTS66】のスペシャルコラボ企画に、会場は大いに盛り上がった。

 その後も「満月の夕」「みらいのうた」「アルカセ」など魂を震わせる名曲が続き、次はスガ シカオと小泉今日子がステージへ。小泉が「同期のお友だちが大阪公演にも来てくれました! 早見優!」とコールすると、東京公演のみの出演予定だった早見優がサプライズで登場。小泉、早見の二人に挟まれたスガ シカオは「俺だけこんな良い思いしていいの!?」と興奮しつつ、3人で「午後のパレード」でとびきりポップで貴重なコラボとなった。続いて早見は、東京公演でも観客を夢中にさせた「夏色のナンシー」を大槻ケンヂ、吉井和哉、トータス松本とともに披露。東京公演を観て自ら早見とのコラボを熱望したというトータスは、終始満面の笑みで喜びを爆発させていた。

 続いて、スペシャル企画として制作されたショートムービーが上映。出演者は、川上麻衣子、今田耕司、立川談春、鈴木保奈美。脚本の橋部敦子、監督の三宅喜重も1966年生まれという布陣で制作されたこのドラマは、高校の放送部で同級生だった4人が再会し、当時を懐かしみながらも未来に優しく目を向ける物語。「お届けする曲は、渡辺美里の『My Revolution』!」という立川談春のセリフでムービーが終わると、それにリンクする形でステージで楽曲がスタート。渡辺美里が増子直純とともに登場し、力強い歌唱で魅了した。

 本編終盤は全員がステージに登場し「ガッツだぜ!」「学園天国」などヒットソングのオンパレード。小泉今日子が「アーユーレディ!?」と叫ぶと観客も大歓声で応えます。最後はシンガー全員が白いハットをかぶり、【ROOTS66】の定番となった「勝手にしやがれ」を披露。客席にハットを投げるパフォーマンスで本編は終了した。

 そして、アンコールでもスペシャルなサプライズが。佐藤タイジ、岸谷香、馬場俊英の3人が「1967年早生まれ組」として登場し「ありったけの愛」「Diamonds<ダイアモンド>」「ボーイズ・オン・ザ・ラン」をそれぞれ披露。公演時間が大幅に押していたことから、馬場の「長丁場ですけどまだまだいけますか?」との問いに観客が歓声で応えると、佐藤が「ほんまに言ってる?」と心配する一幕もあった。

 続いては女性シンガーたちによるメドレーコーナー。圧倒的な歌唱力を誇る渡辺美里の「君は薔薇より美しい」、儚げな色気のなかに迫力を感じさせる斉藤由貴の「飾りじゃないのよ涙は」に続き、永井真理子と小泉今日子のコラボによる「UFO」が披露されると会場からは特大の歓声が沸き起こる。最後は女性シンガー6人全員で華やかに「春一番」を歌い、満員の大阪城ホールに春を呼び込んだ。

 続いて女子メンバーが「男子~!」と呼びかけ、ステージには再び全員が集合し、さらにサプライズゲストとしてショートムービーに出演した川上麻衣子も登壇した。

 最後は渡辺美里が「前回、10年前にまた逢えたらいいねと言って別れて、こうして10年後にライブができたことをうれしく思います。また10年後、笑顔で会えることを願いながら、もう一曲お届けします!」とあいさつし、出演者全員で最後の1曲「また逢う日まで」を披露した。

  約11,000人を動員した【ROOTS66】は、心地よい高揚感に包まれるなか、10年に一度の夢のステージが終演。4時間を超える大ボリュームの響宴となった。披露された楽曲数は、東京公演が全44曲、大阪公演が全49曲。掲げられた『NEW BEGINNING 60』のテーマのとおり、還暦を迎えた彼らの新たな幕開けの瞬間を見るかのようなエネルギーあふれる2日間となった。

 なお、この模様は5月24日20時より、スペースシャワーTVで特別番組として放送される。

◎公演情報
【ROOTS66 -NEW BEGINNING 60- supported by tabiwa】
2026年3月20日(金・祝)東京・東京ガーデンシアター

【FM COCOLO 30th Anniversary ROOTS66 -NEW BEGINNING 60- supported by tabiwa】 
2026年3月22日(日)大阪・大阪城ホール
https://roots66.jp/


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