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今週(2026年3月21日付)の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”は、エラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」が2度目の返り咲きを果たし、通算3週目の首位を獲得した。TOP10には、ハリー・スタイルズの最新作『キス・オール・ザ・タイム. ディスコ、オケージョナリー.』から、「アメリカン・ガールズ」が4位に初登場。リード・シングルの「アパーチャー」も前週の29位から9位へジャンプアップして、2曲をTOP10にランクインさせた。
登場16週目の2026年2月14日付で1位に到達したエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」は、2週間のブランクを経て3月7日付で返り咲き、1週空けて今週(3月21日付)通算3週目の首位を獲得した。カントリー・ソング・チャートでは、通算16週目の首位を獲得している。
カントリー・ソング・チャートで1位を獲得した女性アーティストの楽曲としては、テイラー・スウィフトが2012年に自身初の首位を獲得した「ウィ・アー・ネヴァー・エヴァー・ゲッティング・バック・トゥゲザー」で記録した3週間と並び、ソング・チャート“Hot 100”における首位獲得週最長記録を達成したことになる。それに続くのが、ビヨンセの「テキサス・ホールド・エム」(2024年)、ドリー・パートンの「アイランド・イン・ザ・ストリーム
with ケニー・ロジャーズ」(1983年)、そしてドリー・パートン「9 To 5」(1981年)の3曲で、いずれも2週間を記録している。
ソング・チャート“Hot 100”とカントリー・ソング・チャートの両チャートで首位を獲得した楽曲を2曲輩出したドリー・パートンは、ソングライターとしてホイットニー・ヒューストンの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」が1992年から93年にかけて14週間首位を獲得したが、同曲はカントリー・ソング・チャートにはランクインしていない。また、デビー・ブーンの「ユー・ライト・アップ・マイ・ライフ」は1977年にソング・チャート“Hot 100”で10週間首位を獲得したが、カントリー・ソング・チャートでは惜しくも4位どまりだった。同様のケースでは、ボビー・ジェントリーの「ビリー・ジョーの唄」が1967年にソング・チャート“Hot 100”で4週間首位を獲得したが、カントリー・ソング・チャートの最高位は17位だった。
3週目の首位を獲得したエラ・ラングレーの「チュージン・テキサス」は、今週の集計期間(2026年3月6日~3月12日)に公式ストリーミング再生数が2,270万回(前週比4%増加)、ラジオのオーディエンス・インプレッション数は4,470万回(前週比1%増加)、セールスは6,000(前週比7%減少)を記録した。ストリーミング・ソング・チャートで2位、エアプレイ・チャートでも自己最高位となる9位をそれぞれキープして、デジタル・ソング・セールス・チャートでは通算5週目の首位を獲得している。
今週のアルバム・チャート“Billboard 200”でNo,1デビューを飾ったハリー・スタイルズの最新作『キス・オール・ザ・タイム. ディスコ、オケージョナリー.』からは、「アメリカン・ガールズ」が4位に初登場。2月7日付で1位に初登場したリード・シングルの「アパーチャー」も前週の29位から9位へジャンプアップして、2曲をTOP10にランクインさせた。
「アメリカン・ガールズ」がデビューしたことで、ハリー・スタイルズはソング・チャート“Hot 100”におけるTOP10獲得数を通算9曲目に更新し、自身が所属するグループのワン・ダイレクションが2012年から2015年にかけて記録した6曲をさらに引き離した。同曲は、今週のストリーミング・ソング・チャートで1位に初登場して同チャートでの首位獲得数を3曲目に更新。なお、ソング・チャート“Hot 100”では「アパーチャー」が通算3曲目のNo.1タイトルを獲得している。
タイトルに「アメリカ(America)」を含む楽曲としては、「アメリカン・ガールズ」が以下に続く史上11曲目のTOP5ランクインとなる。
順位は最高位
()は初の首位獲得週
• 1位(4週間):「アメリカン・パイ」ドン・マクリーン(1972年1月15日付)
• 1位(3週間):「アメリカン・ウーマン」ゲス・フー(1970年5月9日付)
• 1位(2週間):「ディス・イズ・アメリカ」チャイルディッシュ・ガンビーノ(2018年5月19日付)
• 1位(1週間):「アメリカン・バンド」グランド・ファンク(1973年9月29日付)
• 2位:「アメリカン・ヒーローのテーマ」ジョーイ・スカーベリー(1981年8月15日付)
• 2位:「オール・アメリカン・ボーイ」ビル・パーソンズ(1959年2月2日付)
• 4位:「アメリカン・ガールズ」ハリー・スタイルズ(2026年3月21日付)
• 4位:「キューピッドのいたずら/ブレックファスト・イン・アメリカ」ジム・クラス・ヒーローズ feat. パトリック・スタンプ(2007年3月31日付)
• 4位:「ゴッド・ブレス・ザ・U.S.A.」アメリカン・アイドル・ファイナリスト(2003年5月3日付)
• 4位:「リヴィング・イン・アメリカ」ジェームス・ブラウン(1986年3月1日付)
• 4位:「ジ・アメリカンズ(アメリカ人の祈り)」バイロン・マグレガー(1974年2月9日付)
上記のアーティストのうち、ゲス・フーとバイロン・マグレガーはカナダ出身で、ハリー・スタイルズはイングランドのウスターシャー州レディッチ出身。米国出身ではないアーティストとしては、3組目のTOP5入りを果たした。
「アメリカン・ガールズ」から連想されるトム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの名曲「アメリカン・ガール」は、シングルとしてリリースされていないため意外にもソング・チャート“Hot 100”にはランクインしたことがない。
グループ名に「アメリカ(America)」を含むアーティストでは、オール・アメリカン・リジェクツ、アメリカ、アメリカン・ブリード、ザ・ファイヴ・アメリカンズ、ジェイ・アンド・ジ・アメリカンズが、それぞれTOP5入りしている。
先週3位にランクインしていたオリヴィア・ディーンの「マン・アイ・ニード」は、自己最高位となる2位に再浮上。先週1位に返り咲いたブルーノ・マーズの「アイ・ジャスト・マイト」は3位にランクダウンしたが、エアプレイ・チャートでは3週目の首位を獲得(ラジオのオーディエンス・インプレッション数は7,650万回/前週比5%増加)。R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとR&Bソング・チャートの両チャートでは、それぞれ9週目の首位を記録している。
昨年6月から通算10週間首位を獲得したアレックス・ウォーレンの「オーディナリー」は、前週に続き今週も5位にランクイン。冬季五輪効果で先週7位にTOP10入りしたピンクパンサレスとザラ・ラーソンによるコラボレーション・ソング「ステイトサイド」は、今週6位に上昇して最高位を更新。ダンス/ポップ・ソング・チャートでは通算4週目の首位を獲得した。
Netflixのアニメーション映画『KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ』のサウンドトラックから大ヒットを記録しているHUNTR/Xの「Golden」(通算8週間首位を記録)は、先週の8位から今週7位に再浮上。自己最長の10週間首位を記録したテイラー・スウィフトの「ザ・フェイト・オブ・オフィーリア」も9位から8位にワンランクアップして、自身14曲目のNo.1タイトルを獲得した「オパライト」は6位から10位に順位を下げた。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは3月19日以降掲載予定となります。
◎【Hot 100】トップ10
1位「チュージン・テキサス」エラ・ラングレー
2位「マン・アイ・ニード」オリヴィア・ディーン
3位「アイ・ジャスト・マイト」ブルーノ・マーズ
4位「アメリカン・ガールズ」ハリー・スタイルズ
5位「オーディナリー」アレックス・ウォーレン
6位「ステイトサイド feat.ザラ・ラーソン」ピンクパンサレス
7位「Golden」HUNTR/X
8位「ザ・フェイト・オブ・オフィーリア」テイラー・スウィフト
9位「アパーチャー」ハリー・スタイルズ
10位「オパライト」テイラー・スウィフト
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