MADEIN、ショーケース【MADEIN SHOWCASE LIVE】開催&日本デビュー決定

2025年4月30日 / 12:30

 グローバルガールズグループMADEINが、4月29日にショーケース【MADEIN SHOWCASE LIVE】をZepp DiverCity(TOKYO)で開催した。

 2部制で行われた会場には、トータル約4,000名のMABY(MADEINのファン呼称)が集結。体調不良のためSUHYE(スへ)が欠席となってしまったが、まるで初コンサートのような中身の濃い時間となり、アンコールのMCで今夏の日本デビューが発表された。

 2024年9月に韓国でデビューしたMADEINは、Kep1erのメンバーとして活動したMASHIRO(マシロ)とYESEO(イェソ)、LIMELIGHTのMiU(ミユ)、SUHYE、『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』に出演したSERINA(セリナ)、NAGOMI(ナゴミ)の日本人メンバー4人、韓国人メンバー2人で構成された、第5世代の6人組グローバルガールズグループだ。韓国デビュー直後から【東京ガールズコレクション】、【ガールズアワード】などに出演、大阪でのファンミーティング2デイズをソールドアウトさせるなど、日本での活動もスタートさせた。

 韓国の主要音楽番組に軒並み出演し、日本でもTBS『CDTVライブ!ライブ!』、NHK『Venue101』、NTV『バズリズム02』などの人気音楽番組に出演したことで一気に知名度を上げ、デビュー曲はSpotifyバイラルチャート3位に浮上。MASHIROは、出演したTBS『それSnow Manにやらせて下さい』でのダンスパフォーマンスが話題となるなど、2025年に活躍が最も期待されるネクストブレイクグループの有力候補として注目されている。

 そんなMADEIN初のショーケースは、メンバーの個性が伝わるオープニングVCRを経て、最新リリース『MADEIN FOREVER』のタイトルソングである「LOVE, AFRAID」で華やかにスタート。MASHIROがクールなラップで魅せれば、NAGOMIは儚い甘さを香らせ、YESEOは純真なヒロイン性を放つ。急遽5人体制でのパフォーマンスになったにも関わらず、フォーメーションチェンジも美しく、彼女たちのバイタリティーの高さを感じさせた。

 デビューEP『RISE』のタイトルソング「UNO」を披露した際には、MABYから「MADEIN!」の特大コールが響き渡る一幕も。メンバーもファンと一緒に声を重ね、嬉しそうに目じりを下げる。デビュー時から妥協せず、ブラッシュアップし続けてきた1曲ということもあり、安定感もピカイチだ。続く「MADELEINE」では、ポップでキャッチーなアイドル性を遺憾なく発揮。ひとつひとつのモーションは軽やかで、彼女たちがステージを舞うたびに、魔法の粉がキラキラと揺れるよう。MADEINが持つ無邪気で愛らしいヒロイン性を爽やかに輝かせた。

 この日は「気まぐれロマンティック」や「LALALA LOVE SONG」、「Subtitle」といった楽曲をソロでパフォーマンスするカバーセクションも展開。それぞれが自身の魅力や強みを理解した選曲は、オープニングVCRにあった「それぞれのキャラ/それぞれのカラー/こうして完成されたMADEIN」というフレーズを体現していたといってもいいだろう。韓国デビューから、わずか7か月にして彼女たちは自分のことを深く理解し、着実に歩みを進めている。

 スタンドマイクスタイルでの歌唱となったのは、もどかしいお互いの気持ちや2人の向き合う距離感と葛藤を描いた「SATURN」。メンバーは胸に手を当てたり、瞳を閉じたりしながら、マイクへ真っすぐ声を落としこんでいく。涙の影を感じさせる切ない歌声は、言葉では表現しきれない強い想いを宿していた。思わず聴きいってしまうバラードの直後でも、楽曲に引っ張られることなく、ニコニコと笑顔を煌めかせるMADEIN。MCでは「愛▽すくり~む!」や「エッホエッホのうた」などのミームにチャレンジし、MABYと一緒に盛り上がった。

 いよいよライブはラストスパートへ。「DADARIDA」をドロップし、クールなオーラで虜にしていく。MiUが指先まで意識の行き届いたモーションで惹きつければ、SERINAはどこか挑発的な視線で魅了。キュートさだけにとどまらない、自信に満ち溢れたガールズクラッシュな一面も、彼女たちは持ち合わせているのだ。最後には、大人っぽい色気が放たれる「DOPAMINE」を投下。ピンク色の銀テープも天を彩り、晴れ晴れしいムードで本編を結んだ。

 メンバーとテレビ電話をするようなVCRを挟み、アンコールへ突入。「BABY MAYBE CRAZY」や「TA-DA!」などをフランクな雰囲気でステージングし、ハッピーな空気で初となるショーケースを締めくくった。

 約1時間半に18曲をギュッと詰めこんだ【MADEIN SHOWCASE LIVE】。MCでMASHIROが「コンサートに近いSHOWCASEを作るために努力しました」と話していた通り、お披露目会にとどまらない充実の内容となった。天真爛漫な可愛さがありながら、圧倒的なスキルを活かして多様な一面を見せてくれた彼女たちは、第5世代ガールズグループの先陣を切っていく存在となることだろう。今年の夏には、大物アーティストとフィーチャリングした楽曲で、日本デビューも決まっている。今後もMADEINの動向から目が離せない。

Text by 坂井彩花

◎公演情報
【MADEIN SHOWCASE LIVE】
2025年4月29日(火・祝)
東京・Zepp DiverCity(TOKYO)

※「▽」の正式表記はハートの絵文字


音楽ニュースMUSIC NEWS

&TEAM、韓国デビュー作品『Back to Life』ハイライトメドレーを公開

J-POP2025年10月23日

 &TEAMが、2025年10月28日にリリースとなる韓国デビュー作品『Back to Life』のハイライトメドレーを公開した。  本作は、&TEAMのアイデンティティであるオオカミの持つ、本能的で挑戦的な精神を表現した最 … 続きを読む

エド・シーラン、米NYの小学3年生に作曲の秘訣を伝授し歯磨きソングを共作

洋楽2025年10月23日

 エド・シーランは世界中のスタジアムで数万人の熱狂的なファンを前に演奏してきた。しかし、彼の感情豊かな音楽は米ニューヨークの小学校3年生のクラスではどう響くのか?心温まるシリーズ『Celebrity Substitute』の最新エピソードで … 続きを読む

<ライブレポート>Chilli Beans.が初ビルボードライブ公演開催、自然体で届けた生身のサウンド

J-POP2025年10月23日

 Chilli Beans.が【Billboard JAPAN Women In Music vol.3】のライブ企画に出演。自身初のビルボードライブ公演を10月9日に横浜で開催した。  1日に2回行われたライブのうち、この記事では18時開 … 続きを読む

長尾謙杜×山田杏奈、W主演映画『恋に至る病』クランクアップまでのメイキングまとめ映像が解禁

J-POP2025年10月23日

 2025年10月24日公開の映画『恋に至る病』より、W主演の長尾謙杜(なにわ男子)と山田杏奈の撮影現場での様子を捉えたメイキングまとめ映像が解禁された。  クランクインからクランクアップまでを追った本映像は、共演経験のある2人らしい穏やか … 続きを読む

【ビルボード】米津玄師がトップ3独占「IRIS OUT」グローバル・ジャパン・ソングス5週連続首位 アジアツアー中の優里が浮上

J-POP2025年10月23日

 世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化した “Global Japan Songs Excl. Japan”。今週は米津玄師「IRIS OUT」が首位を獲得した(集計期間:2025年10月10日~10月16日)。  「IRIS OU … 続きを読む

Willfriends

page top